ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

花火の季節です

2015-07-22 | 日記

『両国橋川開きの図』 ©国立国会図書館

風に乗ってどこからか盆踊りの歌が聞こえてきます。

それに加えてドドドドーンと花火の音、いずれも夏の風物詩の代表格です。

昨日は柴又の花火大会。残念ながら家の窓からは見えず、音だけ。

 

子どもの頃、花火大会は、夏休みの楽しみのひとつでした。

川幅がそれほど広くなかったので、たしか一尺玉がいちばん大きかったと思います。

対岸の土手の斜面に寝転んで見る花火は、音、形ともに最高でした。

 

花火の原型は狼煙(のろし)。紀元前12世紀ごろ、トロイアで使われたそうです。

花火となったのは、13世紀の黒色火薬の発明以降のこと。

日本には、16世紀末ごろに伝えられたようですが、はっきりとはわからない模様。

 

17世紀初めの慶長年間に江戸城二の丸でイギリス人が花火をあげ、これを家康が見物した。

それが信頼できる史料での花火の最初の記録だそうです。

 

両国の川開き花火が始まったのは1733年(享保18年)。

前年に大飢饉があり、江戸でコレラが流行。

その慰霊と悪病退散のため水神祭を行い、そこで花火を打ち上げるようになりました。

 

花火の掛け声と言えば、たまや~、かぎや~。

わたしの子どもの頃も、イタズラ半分でそんな掛け声を発していましたが、今はどうなのでしょう。

現在の鍵屋は江戸川区、玉屋は千葉県八千代市。そんなこと調べてどうするの?

 

花火の4現象は、光、音、煙、形。

それぞれに色々な化学薬剤が使われていて、花火技術の進化のようすがうかがえます。

今の日本の花火の製造、打ち上げ技術は、世界の最先端だそうですから心強い。

 

今週の土曜日に、もとの両国川開き花火大会、いまでは名を変えた隅田川花火大会。

部屋で寝転びながら眺められます。距離があるので、迫力はありませんが。

ベランダへ出て、たまや~、かぎや~、と大声で叫んでみたらどうでしょう。

たぶん、白い車がサイレンを鳴らしてやってくるような気がします。

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