座間市の連続殺人。
これまたネット社会ならではの犯罪のカタチです。
とりわけ感じるのが匿名性という場。
匿名性は現実の束縛を解いてくれる。
だから、ネットは空想の自分を演じることができる場にもなる。
強い、何でもできる・・・という錯覚。
ネットはバーチャルな世界。
同時に、リアルな世界の一部でもある。
そこにいる人間も生身の人間・・・世界の写し鏡であることに違いはない。
現実社会の力関係もネットにも持ち込まれる。
資本力ある組織であれば、情報操作も簡単にできる。
正義が力なのではなく、力が正義になる社会でもある。
ネットでよく聞かれるのが「集合知」。
それが社会を変えてゆことはあるかもしれない。
が、同時に「集団愚」の可能性もある。
「両刃の剣」。
片方は間違いなく利便性だろうが、さて、もう片方は?
そして剣が目指す先は管理社会、監視社会か・・・。