昔から旧八日市市の東本町で、金屋通りの角に「小椋写真館」があったが写真館の表の模様は変わっているが現在も「フォトスタジオオグラ」として開業しているみたいだ。
小椋写真館はいつ開業したか不詳だが旧八日市には「陸軍八日市飛行場」があったので恐らくこの写真館は戦前から存在していたのではないだろうか。
余談になるが全国の「小椋・小倉」性の発祥地は旧滋賀県神崎郡永源寺町(現東近江市)であり、ここの祖先も永源寺の出身かもしれない。
私は小椋写真館をよく利用していて証明用写真をよく撮って貰っていた。柔らかい良い写真を撮ってくれる写真館であった。昔はスチール写真の時代で、写真館も記念写真の他に顧客が撮った写真の現像とプリントが日々の商いだったと思う。1970年位まで私も自分で撮った写真の現像・プリントをして貰ったものだ。
その後、全国チェーンのカメラ店での安価なプリントの普及やデジタルカメラの出現で従来形の地域の写真館商売は細ることになる。それでも今も存続しているのだから大したものだ。今後もガンバッテ欲しい。