滋賀県は、老人ホームや保育園などの福祉施設で働く人たちが仕事をしながら学ぶことができる独自のアカデミーを設立し、10月4日、開学式が行われた。
滋賀県は、職場をけん引するリーダーを養成しようと、福祉分野で働くケアマネージャーや保育士、社会福祉士などの人たちが仕事をしながら専門性や知識を高めることができる独自の「えにしアカデミー」を設立した。
第1期の塾生は滋賀県内の福祉分野で働く20代から60代の男女30人で、2年間、週に1度、対面やオンラインで行われる講義を受け、卒業論文を作成して全課程を修了すると、「えにし滋賀の福祉人マスター」という県独自の称号が授与される。
4日は、大津市のホテルで開学式が開かれ、第1期の塾生を代表して滋賀県健康福祉政策課の清水潤さんが「滋賀で福祉の仕事をしている誇りを持ちながら、滋賀の福祉をよりよいものにするために全力で取り組んでいきたい」と決意表明した。
開学式に参加した特別養護老人ホームで働く介護福祉士の男性は「学んだことを生かして、滋賀の福祉の力を向上させれたらと思います」と話していた。
また乳児院で働く家庭支援専門相談員の女性は「自分の知識が狭いと感じ、学びを広げるために入塾しました。日々の仕事をしながら精一杯頑張りたいです」と話していた。
<NHK大津より>