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近江鉄道の存続に「駅舎のスケッチ」でエール

 琵琶湖のヨシで作られたペンと紙で湖国の原風景を描く「琵琶湖ヨシペンスケッチ同好会」は1年ほど前から、近江鉄道の駅舎のスケッチに取り組んでいる。
東近江市内は朝日野を除く12駅を描き上げ、八日市駅(東近江市)のギャラリーで展示している。

↑写真:中日新聞より

近江鉄道の駅舎のスケッチ展

開催期間: 2月28日(日)まで
場所: 近江鉄道八日市駅「ギャラリー」

 同会には、びわ湖畔に住む70〜80代の12人が所属。ヨシを使った絵や工作を通じて、芸術の振興、環境保全、地域のコミュニティづくりの「三方よし」に取り組んでいる。
 近江鉄道線の在り方が議論されていることを受け、絵で存続のエールを送ろうと始めた。
各駅の外観に愛知川橋りょうやコスモス畑なども加えた17点を出品。ヨシペンならではの素朴な筆遣いで沿線の風景を捉えている。作品には「地域の足 ガンバレ!」「地元の誇り」といった励ましや、利用を促す言葉も添え、ヨシを使った造形15点も紹介している。

 同好会の代表井上弘氏は「駅舎がなく、ホームだけの駅は描くのが難しい。本数も少ないので、電車が来るのをだいぶ待った」と制作の苦労を振り返り、苦笑い。駅構内に花が飾ってあったり、トイレがきれいに保たれていたりするのを見て、「地域に愛されている鉄道だと改めて思った」としみじみと話した。

 ホームしかない無人駅なども含めた全駅を描くのは難しいとしつつ、今後は「米原から水口くらいまで、あと11駅くらいはスケッチに残したい」と意気込んでいる。

<中日新聞より>

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