「都道府県魅力度ランキング2021」は、ブランド総合研究所が、47都道府県と国内1000の市区町村を対象に、全国の消費者3万5489人から有効回答を得て集計したものである。
2021年の都道府県魅力度ランキング1位になったのは北海道(73.4点)。2位が京都府(56.4点)、3位に沖縄県(54.4点)、4位は東京都(47.5点)とここまでは前年と順位は変わっていない。
2021年の都道府県魅力度ランキング1位になったのは北海道(73.4点)。2位が京都府(56.4点)、3位に沖縄県(54.4点)、4位は東京都(47.5点)とここまでは前年と順位は変わっていない。
2009年以来、13年連続の1位となった北海道。魅力度の点数は73.4点で、前年の60.8点から12.6点も伸び、2位以下との差をさらに広げている。北海道を「とても魅力的」と答えた人は57.6%で、前年の40.9%より大幅に増えた。
2位の京都府は、13年連続で2位を獲得。点数は前年の49.9点から56.4点へ上昇した。「とても魅力的」との回答が36.1%と前年の29.4%より増加している。
また、大阪府は前年より10点以上上昇しての42.0点で5位に。点数、順位ともに過去最高となった。
点数の伸びでは、北海道の次に大きかったのが、4位の東京都だ。ブランド総合研究所の田中章雄社長は「本調査直後に開始となった東京オリンピック・パラリンピックの影響の可能性が大きい」と話す。
次に点数の伸びが大かったのは千葉県で、順位も前年の21位から12位へと急上昇した。「とても魅力的」の回答が11.0%で前年の3.9%のおよそ3倍増となっている。特に20代では24.6%と多く、前年の6.3%のおよそ4倍に増えたのが特徴的だ。
長崎県も前年の11位から8位へと上昇し、すべての年代で評価が高まっている。また、同じ九州地方の宮崎県は前年の22位から17位へとランクアップ。「とても魅力的」が9.4%で前年の4.4%から2倍以上に増えている。特に九州や中四国地方の居住者からの評価が目立っている。
一方、下位に目を移すと、前年最下位の栃木県は41位(16.2点)となり、最下位から抜け出した。
そしてワースト3位は、45位埼玉県(14.4点)、46位佐賀県(12.8点)、47位茨城県(11.6点)となり、茨城県は1年で最下位へと立ち戻る結果となった。
前年の42位から再び最下位に転落してしまった茨城県については、「前年の調査では、前前年に行われた茨城国体で史上初めてとなるeスポーツを取り入れた。また、茨城県公式バーチャルYouTuberの茨ひよりが活躍するなど、『デジタル県』としてのイメージが高まったことで、20代など若い世代からの評価が急上昇し、大幅な順位上昇につながったといえる。
ところが、今年は、コロナ禍の影響でオンライン化が全国に広がったことにより、こうした茨城県の強さが薄まってしまったのではないだろうか」と分析した上で、次のように続ける。
「ただ、筑波研究学園都市を擁し、『IT・先端技術の地域』のイメージは、全国5位と高い評価を得ている。それをうまく活用できればもっと評価が高まると思う。それから、茨城県は西日本からの認知度が低いなど、低評価が目立っている」
滋賀県は38位(全園37位)と低調である。滋賀県は畿内で歴史的な場所も京都、奈良に劣らず多いが一般的に「びわ湖」だけしか認識されていない。関西での観光客も京都、奈良が主流で滋賀を目的に来る人は多くない。
PRは下手だし、地味で目立たない。何事も中庸、中途半端で知って貰うにはもっと本気でやるしかないと思うが。。。。