このブログでは既報だが第17回全日本女子硬式野球選手権大会での「東近江バイオレッツ」の活躍模様を中日新聞が以下のように報じている。
東近江バイオレッツは着実に力を付けてきており今回の大会でもその一端を発揮したと思う。しかし頂上を狙うには更なるレベルアップが必要になる。滋賀の東近江市に「東近江バイオレッツあり」を示せるような活躍を期待したい。
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松山市で開かれていた全日本女子硬式野球選手権大会で、「東近江バイオレッツ」(東近江市)は11日、「平成国際大」(埼玉)との3回戦に3−2で競り勝ち、同日行われた準決勝では「エイジェック」(栃木)に1−4で惜敗した。チーム過去最高の3位で大会を終え、銅メダルを獲得した。
尚、決勝戦の12日は雨天のため試合が中止され、エイジェック(栃木)と環太平洋大学(岡山)の両チームが優勝となっている。
↑写真:中日新聞より
東近江バイオレッツは、
平成国際大(埼玉)との3回戦は1点を追う初回、中嶋優菜選手の適時打で同点に追いつくと、続く鈴木綾乃選手の左中間への当たりで1塁走者の中嶋選手が一気に生還して逆転。
投手陣は再三のピンチを背負うも、3回には右翼手の尾崎香保選手が背面で好捕し、飛び出した一塁走者を刺すなど3併殺、2つのけん制死を奪って守り勝った。
約1時間半後に始まった準決勝は、昨年の全日本女子硬式クラブ選手権大会でコールド負けを喫した強豪「エイジェック」(栃木)との一戦。
初回、先制を許した直後の攻撃で、主将の木瀬悠里選手が適時2塁打放ち、すぐさま同点としたものの、5回に勝ち越しを許した。打線は3、4、6回に走者を得点圏に置いたが、あと1本が出なかった。
上田玲監督は「準決勝は昨年のリベンジをする意気込みで戦った。投手や守備を強化した成果は出せた」と手応えを示しつつ「1番を取るという目標は達成できていない。今回できなかったことを意識して練習に取り組ませたい」と述べた。
粘り強い投球 敢闘賞・辻投手
平成国際大(埼玉)との3回戦は1点を追う初回、中嶋優菜選手の適時打で同点に追いつくと、続く鈴木綾乃選手の左中間への当たりで1塁走者の中嶋選手が一気に生還して逆転。
投手陣は再三のピンチを背負うも、3回には右翼手の尾崎香保選手が背面で好捕し、飛び出した一塁走者を刺すなど3併殺、2つのけん制死を奪って守り勝った。
約1時間半後に始まった準決勝は、昨年の全日本女子硬式クラブ選手権大会でコールド負けを喫した強豪「エイジェック」(栃木)との一戦。
初回、先制を許した直後の攻撃で、主将の木瀬悠里選手が適時2塁打放ち、すぐさま同点としたものの、5回に勝ち越しを許した。打線は3、4、6回に走者を得点圏に置いたが、あと1本が出なかった。
上田玲監督は「準決勝は昨年のリベンジをする意気込みで戦った。投手や守備を強化した成果は出せた」と手応えを示しつつ「1番を取るという目標は達成できていない。今回できなかったことを意識して練習に取り組ませたい」と述べた。
粘り強い投球 敢闘賞・辻投手
↑写真:中日新聞より
どんよりとした松山の空の下、辻彩夢投手の粘り強い投球が光った。
悪天候の影響でダブルヘッダーとなった3回戦と準決勝で、いずれもピンチの場面で登板。冷静に後続を断ち「2試合とも今までで1番集中した。ひと息、ひと息と落ち着いて投げられた」。
50球を投げた直後の準決勝。4回1死1、2塁で雨の降りしきるマウンドへ。2塁へのけん制を成功させ2死とした後、投じた4球目を右翼方向へはじき返された。「やっちゃった」。失点を覚悟したが、右翼・尾崎選手の好捕で無失点。「打たれても後ろ(守備)がしっかりしている」。その後も打たせて取り、味方の反撃を待った。
「連打を許さず、最少失点に抑えてくれるから、野手もその頑張りに応えたくなる」と捕手の木瀬主将。上田監督も「辻さまさま。もともとタフな選手だが、よくゲームをつくってくれた」と褒めちぎった。
辻投手は計8回途中を投げ、敢闘賞を受賞した。「(準決勝は)負け投手なので素直に喜べないけど、自信にしたい」。
野球を始めた小学生のころから続けている3つ編みヘアは、全国の強打者に厄介な印象を与えたはずだ。
50球を投げた直後の準決勝。4回1死1、2塁で雨の降りしきるマウンドへ。2塁へのけん制を成功させ2死とした後、投じた4球目を右翼方向へはじき返された。「やっちゃった」。失点を覚悟したが、右翼・尾崎選手の好捕で無失点。「打たれても後ろ(守備)がしっかりしている」。その後も打たせて取り、味方の反撃を待った。
「連打を許さず、最少失点に抑えてくれるから、野手もその頑張りに応えたくなる」と捕手の木瀬主将。上田監督も「辻さまさま。もともとタフな選手だが、よくゲームをつくってくれた」と褒めちぎった。
辻投手は計8回途中を投げ、敢闘賞を受賞した。「(準決勝は)負け投手なので素直に喜べないけど、自信にしたい」。
野球を始めた小学生のころから続けている3つ編みヘアは、全国の強打者に厄介な印象を与えたはずだ。
尚、「東近江バイオレッツ」は今シーズンは関西リーグ戦(8月~)、クラブ選手権(10月)、西日本大会(11月)への出場を予定している。
<中日新聞より>