彦根市の天然記念物に指定されている「オニバス」が、彦根城(彦根市金亀町)の中堀で小さな赤紫色の花を咲かせており、9月中は見ごろが続くという。

↑写真:中日新聞より
「オニバス」は、スイレン科の1年草。水中から伸びたとげのある茎の先で直径4〜5cmの赤紫色の花が開いている。
全国の湖沼や河川で自生していたが、水質汚濁などの影響で個体が減少しており、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
市民団体「彦根城オニバスプロジェクト」によると、彦根城の中堀でも群生していたが、2000年ごろから減少。
このため、団体が2007年から毎年、彦根市内の小学校の池で育てた苗を金亀公園管理事務所の横にある試験池に移して育て、保全に取り組んでいる。
<中日新聞より>