にゃんがきちんと伝えてくれたみたいで、おかーさんとおばちゃんが急いで戻ってきたって、ばーちゃんの安堵顔。
改めて、まだまだ長い行列のしっぽに並びなおし、じりじり待つことしばし。
「ひこーきに乗るときは、1時間以上見なくっちゃってのはこういうことにあっても大丈夫なように、ってことなんだよね。」
おばちゃんがつぶやいたので、
「あと何分あるの?」
にゃんがきいたら、
「あと30分」
ああ、1時間近くつぶしたへまがあっても大丈夫なようにと、真っ暗な一番電車にのりたかったんだ。にゃん、納得。
先頭の入り口で、またもめそうになった時、お隣の出口にいたおねーさんがすっと変わって隣の出口に誘導して、おばちゃんから受け取ったスマホと3枚の紙を見ながらなにやらさっさかさ~~。
「はい。これで大丈夫です。」
戸口は無事に開き、やっと中に入れたにゃ^^。
その先での手続きは順調に進み、タラップでの入り口の行列の真ん中あたりに並べたのにゃ^^。
まもなく時間になり、飛行機に乗ってひと安堵。そしてび~~っくり( ゚Д゚)。
え?。バスや電車のお席より狭いじゃん><。
にゃん、初めてこんな狭い座席のヒコーキに乗ったにゃ><。
「仕方ないよ。LCCだもの。」
おばちゃんの選んだ飛行機は、格安の中でも格安なものなんだったんだって。
どーりで、今までお荷物は先に預けることなく、「手荷物〇㎏以下で一個」だったんだ。
・・・なんて初めての決まりに、ばーちゃん昔のザックを取り出してぎゅんぎゅんずめで手ぶらにしたわけなんだにゃ^^。
何のかんの言いながら、間もなく無事にヒコーキは飛び立ったのにゃ。
心配していた四国のひこーじょうに積雪はなく、降りられるらしいにゃ^^。
四国に雪、ということがばーちゃんもおかーさんもおばちゃんにも、ちょっと信じられない状態らしいにゃ。
温暖な地方。暖かな海に囲われた大きな島。
細長い日本列島の中でも南にあるから、雪なんて縁がなさそう。
みんなの頭の中は、大げさに言えば、『ハワイみたいな南国』的な場所だったんだって。
そうこうするうちに、あれ?もう着いちゃったの?。
雲の上を飛んでいたため、お日様さんさん、まったくの南の島に降りたつもりが、小雪交じりのぴゅーぴゅー風の中のタラップに出され、慌てて屋内目指して小走り歩き。
「四国ってこんなに寒いんだ@@。」
しっかり襟巻を巻き、厚手の手袋に変え、いざ、目指すバス停へ。
続く
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