無借金で貸家3件!アマチュア大家さん奮戦記

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行政書士登録入会説明会

2019-02-14 06:43:11 | 士業情報
 行政職20年以上経験者は、行政書士をやれる資格があるという。
 それならばと、昨年秋ごろに資料だけは取り寄せていた。

 行政書士会が、資料を送ってくれた。
 その、行政書士会からは、「2月に登録説明会がありますので、よかったら是非お越しください」と言われていた。

 機能が、その説明会だったので、休みを取って行ってみた。

 で、はっきりしたこと。


 登録、自分の場合はしないほうがいいな。
 ということ。

 理由は色々ある。

(1)行政書士登録は、「資格を得る」ことではなく、「開業する」ことになること。
 私は、車の免許や英検と同じように、「資格を得る」ことと、「それを持って開業する」ことは別物と考えていた。
 しかし、そうではなく、「行政書士登録をする」というのは、「行政書士事務所を開業するための登録」となるらしい。
 つまり、現在無職、もしくは今の仕事を辞めて、行政書士事務所を開く、というイメージらしい。

(2)行政書士が兼業禁止、あるいは困難であるということ。
 現職公務員は「兼業禁止」令があるので、上記のとおりとすれば、当然ながらできない。
 会社員であれば、会社がOKすれば不可能ではないが、行政書士になるには、看板を掲げなければならないらしい。
 看板を掲げるというのは、いつでもその仕事の依頼が来る状態ということになる。
 平日の仕事に支障をきたすのであれば、看板は自宅などに掲げることになるが、そうすると対応できるのは仕事がない時間、すなわち夜や土日だけとなる。
 これで、行政書士事務所としての仕事、やれなくはないが、専業行政書士なら「いつでも引き受けます、今すぐやれます」と言えるところを、「来週まで待ってください」と言うことになる。
 それで果たして良い仕事になるのか、お客がつくのか。
 専業のほうが具合が良いと言って、専業に切り替える人もいますよ、との回答だった。

(3)兼ねる場合は、区切った相談窓口が必要
 行政書士登録というのは、申請してから審査がある。
 その中には、「事務所として適切な場所を確保しているか」というのがあり、申請者は写真を添えて申込、申請があると、行政書士会で現地を見て確認し、可否や指導をするとのこと。
 会社が兼業にOKを出して、看板を職場に掲げられたとしても、行政書士として仕事を受けるための相談窓口は、会社の主業務の窓口とは区切って設けなくてはならないとのこと。
 また、窓口は自宅でも差支えはないが、家族の生活場所を通らないと相談場所にたどり着かないのでは駄目だということ。
 対応のための椅子、テーブル、部屋の大きさに制限はないが、きちんと相談できる場所を確保の必要があるとのこと。
 また、宅建士業界に勤めている人からの質問もあったが、宅建業の場合はそちらのほうが厳しく、入り口も別に設けなければならないとのことだった。



 私は、「行政書士は資格であり、身一つで依頼があればやれるもの」だと思っていたし、仕事についても「今は公務員として働いていて、定年まで何年もあるから、依頼は受けない」つもりでいたし、定年後は「夫の宅建業を手伝いながら、追加の資格として行政書士としての仕事も、依頼があれば引き受けられたらいいな」くらいに考えていた。
 あくまで、宅建業の添え物程度としての認識だ。
 でも、入り口も別々、というのであれば、話は別だ。
 夫の事務所は、作りからして1つの扉なので無理。

 あと、私は申し訳ないが、「行政書士」単体で、田舎で開業するのは収支的に無理だと思っている。もしくは非常に困難であると。
 この、行政書士登録説明会でも、経理事務局長がチラホラおっしゃってたが、「行政書士は、あまりお金にならないけれども、やりがいのある仕事です」と。
 お金、大事。
 あと、現実も、悪いが知っている。
 弁護士が、一番儲かる。司法試験を突破してるのだから、当然である。
 そこまでいかなくても、司法書士は、仕事になる。難しい試験を突破しているのだから、当然だろう。
 ここまでは、実際に士業として独立して仕事をしている。
 また、宅建士も、敷居は低いが独立開業して仕事になる。というか、旦那たちはやっている。

 だが、行政書士は、結局家族に司法書士がいるから生業になっている、といったあたりが現実である。
 それもそのはず、少しものが考えられて、有休が数日取ることができて、自分でワープロソフトで書類を作れるならば、大体足りてしまうのが行政書士の仕事だからだ。
 行政書士に仕事を依頼するとしたら、「そうする時間が勿体ない」「面倒くさい」「(年寄りなので)(主婦なので)むずかしいことはやりたくない」といった方々くらいになる。
 それでも、手数料がかかるともし伝えたら「それなら時間だけはあるから、自分でゆっくりやる」と答える人が大半だろう。
 つまり、行政書士は、メインの仕事としてはメシを食うのが非常に大変な仕事であり、他の士業の「ついで」にやるくらいで丁度よい資格である、というのが私の見解だ。

 という訳で、行政書士登録説明会は、一見門戸を開いているように見えるが、実のところかなり制限事項があることを説明する場所でもあったようだ。
 まあ、行政書士という仕事は、常に弁護士や司法書士に業務を食われかねない仕事であり、登記全般をやれる司法書士、訴訟を扱える弁護士には叶わない。
 それだけに、必死ということだろう。
 現在はこの業界は、「外国人雇用」の手続き業界に沸いているらしい。皆、必死で群がっているという。
 なるほどね……。お疲れ様です。

 という訳で、「行政書士登録」は、自分の中では保留案件となった。
 それよりも、宅建に合格して、旦那の仕事の手伝いができるようになるほうが、現実的だと分かった。






 

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