時空を超えて あの日へ

2017-08-08 18:07:32 | 議会報告
広島市平和記念式典に、高崎市議会を代表して出席してきました。

先月、人類史上はじめて核兵器を違法化する『核兵器禁止条約』が国連会議で採択されたばかり。
そんな歴史的なタイミングで開催される式典に出席できることの意義を噛み締めながら、核兵器の廃絶、二度と戦争を繰り返さない平和な世の中の実現... この思いを胸に広島の地へ向かいました。

広島市内の宿がとれなかったので、呉市のビジネスホテルに前泊。



ほんのひと時でしたが、ひとり潮風に吹かれながら原爆が投下された当時に思いを馳せました。



そして、式典当日。
広島市議会議長の式辞と広島市長の挨拶では、核兵器禁止条約が採択されたことの意義が語られ、国連会議への参加を拒んだ日本政府に対して、条約に署名するよう求める切実な訴えがありました。



核兵器が存在しない世の中を実現するために、日本政府は先頭に立って世界を牽引すべきだと強く迫る姿勢に感銘を受けたのは、私だけではないはずです。

これに対して安倍首相の挨拶は、あまりにも無様なものでした。



アメリカに気を遣って、核兵器禁止条約については一言も触れず。
唯一の被爆国である日本の長が、事もあろうに核保有国の傘下である立場を確固たるものにした瞬間です。
挨拶の中で「恒久平和の実現」という元来重厚であるべき言葉を口にしましたが、残念ながら薄っぺらなものにしか聞こえませんでした。

国連も世界各国も核兵器廃絶に向けて日本がリーダーシップをとることを期待していますが、過去の侵略戦争を賛美し、戦争する国づくりを推し進め、核抑止力という幻想にとらわれ続ける安倍自公政権のもとでは、期待に応えることなど到底不可能なのではないでしょうか。

原爆でお亡くなりになられた方、ご遺族、今も後遺症で苦しまれている方、未来を担う子どもたちのためにも、一刻も早く現政権を打倒しなければならないと改めて心に誓いました。

式典が終了したあと、平和記念資料館を見学してから原爆ドームへ。



そこで再び、原爆が投下された当時に思いを馳せました。

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