なぜか、はじめて「宮廷女官チャングム」を見たときを思い出す。
「冬のソナタ」は見なかったので、初めての韓国ドラマだったわけで…。
コンパクトセレクション 宮廷女官チャングムの誓い 全巻DVD-BOX | |
イ・ヨンエ | |
バップ |
「チャングム」のヒロインが、師匠とともに、罠にかかり、謀反の罪に連座して、取り調べを受けるくだり。
韓国時代劇で取り調べといえば、ずばり、過酷な拷問のことである。
「本当のことを言うまで締め上げろっ」
今は見慣れてしまったが、これは、韓国時代劇の定番シーンのひとつ。
初めて見たときは、
「これじゃ、真相なんか、わかんないじゃん」
と、びっくりしたものだ。
ま、冷静に考えれば、いろんな国・いろんな時代に、類似のことが行われていただろう。
現代アメリカの、収容所でも…。
それにしても…「時代劇のド定番シーン」になるとは…。
わりと近年も、似たようなことが政治的に行われ、ドラマ制作者たちのイメージにあるのかもしれない。
もうひとつのド定番。
「権力が集中し、突然凋落する。すると、芋づる式に、利権を得ていた権力側関係者が、それこそ一族根こそぎ、捕まる・死罪・流刑・財産没収・にされる云々…」
なんで繰り返すか、と思うぐらい、毎度毎度くりかえす。
まあ、ドラマだから、「動きの激しい時代」が取り上げられる、という面もあるだろう。
それにしても。
現代韓国の歴代大統領も、任期を終えたとたん、「身内が利権を得ていた」と、突如、芋づる式に捕まり、自殺した元大統領までいる。
はっきり捕まるから、日本より、いいのだろうか?
(日本だって、もっと魑魅魍魎的に、政治的地位と利権は、近しいものだ)
でも、こんなに毎回繰り返さなくても…。
で。
また思い出される定番シーン。
「政治の場で、あるいは後宮で、権力を得た、と目される人物の自宅に、大勢の人々が近づきを得ようと、『貢物』とでも言いますか、穀物や財物をかついで訪れ、列をなし、たちまち蔵がいっぱいになる」のだ。
本人に止められないぐらいの勢いなのだ。
象徴的表現にしては、これも、あまりにもド定番。
利益のありそうなところに、人々が群がる。
失脚した、となると、誰も寄り付かず、蔵はからっぽ。
これも、いろんな国のいろんな時代に、同様にあることだろう。
しかし、「ドラマのド定番シーンになるか、否か」となると…。
単に韓国ドラマが「正直」なのだろーか…。
李氏朝鮮500年というものの、王族を次期王様に擁立してのクーデターは、何度も起きている…。
逮捕される大横領?大統領はこれで3人目だとか・・
皆、権力に金に狂わせられるのね、、
そんなの、、ダメよ、、。一気に生活環境が変わるから仕方ないんだけどな。 だめ。
チャングムの大方のあらすじは、、昔、パチンコで知ったよ・・ ちょっとした、、昔ですが。