宮城県仙台市中心街西エリア散策レポート(2017年4月25日実施) その6(最終回)
ウォーキング開始!
12.定禅寺通
市民広場のイベントに参加することはできなくて残念でしたが、気を取り直し、次の目的地に向かうことにしました。
定禅寺通を歩きます。正式名称は「市道定禅寺通錦町線」というようです。
「日本の道百選」に認定されている素晴らしい道です。
中央分離帯の遊歩道には印象的な彫像が設置され、芸術的で格調高い雰囲気を醸し出しています。
(ケヤキの葉っぱが生え揃ったら、こちらの景色、感動ものですよ!)
杜の都・仙台のシンボルである定禅寺通。仙台に来たら、ここは来なくてはいけない所だと思います。
ここを歩く度に、仙台に引っ越せて良かったとしみじみ思います。
素敵な飲食店はありますし、文化施設もあります。
ちなみに「山形酒田のラーメン満月」さんの塩ワンタン麺は超おいしいです。
仙台でラーメンを食べるなら、ここと決めております。
(山形ラーメンなんですけど…でも超人気店です。)
定禅寺ストリートジャズフェスティバル やSENDAI光のページェントなど、大小様々なイベントがここで行われます。
春から秋にかけて週末ともなれば、ミニライブが行われ、美しい音楽が流れます。
13.せんだいメディアテーク
そんな素敵な定禅寺通にある「せんだいメディアテーク」。
仙台市民図書館、ギャラリー、イベントスペース、ミニシアターなどからなる公共施設です。
こちらで行われるイベントは生涯学習の面から見ても、芸術鑑賞の面から見ても、
非常に興味深く、良い内容でかつ、レベルも高く、時間にゆとりがあるのなら、いつも参加したいと思います。
展覧会など常時行われているため、観光スポットとしてもおすすめです。
建築家・伊東豊雄氏が設計した「せんだいメディアテーク」。
海外からも見学者が訪れるくらい、すごい建物の内部を許可をいただいて、撮影してみました。
建物全体は、13本の鉄骨独立シャフト(チューブ:主に鋼管トラス構造)と
7枚の鉄骨フラットスラブ(ハニカムスラブ:鋼鈑サンドイッチ構造)で構成し、各階異なる平面計画を採用。
(ちなみになんのことだか、私、チンプンカンプンであります。笑)
チューブは、ネットワークや空調などの設備配管・配線、エレベーター・階段など垂直動線を通すパイプとして
利用されています。
その様子は写真でも分かるのではないかと思います。
また、空調コストを軽減するため、南側は2重ガラス面となっています。
上部に設置された開閉機構を、夏期は開放し、内側に上昇気流を起こしてガラス面を冷却。
逆に冬季は閉めて、断熱性の高い空気層を作るのだそうです。
そんなすごい2重ガラスの前にはシートがたくさん並べられ、そこに腰掛けて読書をするのは、
こちらメディアテークの楽しみの1つでもあります。
14.西公園
メディアテークを出ると、西公園はすぐ近くです。
真ん中を大きな道路が走る南北に長い公園で、各種イベントの会場となる、こちらもまた良い公園です。
北エリアには「C60形蒸気機関車」や、
こけし塔、
そして土木学会選奨土木遺産「れんが下水道」があります。
丸1日の散策。疲れてきました。
歩道橋で南エリアへ。お花見会場となる広場を見渡します。
そして最後の訪問地、「櫻岡大神宮」へ。
何十回、前を通ったか分かりません。やっと参拝できました。
天照皇大神を主祭神とする当社は伊達政宗公が創建しました。
さて、こちらの神社。猫がたくさんおりまして、
おそらく写真右がここのボス。ボスに認められないと、ここではやって行けません。
みんなボスの一挙一動を見守っており、緊張感が漂っていました。猫の世界も大変です。
とうとう、予定していた見学スポットをすべて回り終え、散策の終わりとなりました。
櫻岡大神宮のお隣にある「源吾茶屋」にお邪魔し、帰りのための体力を回復させることにしました。
注文したのは「クリームソーダ」。
疲労困憊時にいただくメロンソーダって、何だか知らないけど、すごくおいしいのよねぇ。
和風モダンの店内で、しばし休憩するのでした。
(また伺いたい!)
お店を出ると、日が暮れかかっておりました。長い散策でした。
しかし、非常に充実した散策でした。
散策マップ
参考資料
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ウィキペディア「定禅寺通り」(ひらがなの「り」が表記されています。)
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ウィキペディア「せんだいメディアテーク」、「西公園(仙台市)」、「櫻岡大神宮」
おわり