汐留(東新橋)
日テレ大時計に着いたのは3時を既に回った後。
3時に仕掛けが作動することになっているので、またもや見逃してしまった私でありました。
(また行かねばなりません。)
気を取り直し、ゆりかもめ汐留駅に向かいます。
せめて「ゆりかもめ」は撮影したいと思い、ちょっと粘りました。
ご満悦!
いい気分になって、立体歩道橋を歩きます。
この歩道橋は旧新橋停車場からJR浜松町駅そばの汐留ビルディングまで続くのですが、
緑が多く取り入れられ、とてもきれいに整備されています。
新橋にこんな心安らぐ場所があるだなんて、ビックリなんであります。
ウォーキングそのものを楽しむことができる場所です。
ウォーキングコース
JR新橋駅汐留口 → 新橋駅前ビル1号館 → 新橋郵便局 → 旧新橋停車場 →
パナソニックリビングショウルーム → 汐留シティセンター郵便局 → アドミュージアム東京 →
日本テレビ(大時計) → イタリア公園 → イタリア街 → 赤レンガ通り → 烏森神社 → 新橋駅日比谷口
※距離 total 約4km
※赤字は今回歩く所です。
※歩く場所の地図はこちら。(Googleの地図です。)
ウォーキング開始!
3.イタリア街(東新橋1~2丁目)
<立ち寄った場所>
(1)イタリア公園
爽やかな緑薫る小路とでも言うべき立体歩道橋を歩いて行くと瀟洒な公園に辿り着きます。
「イタリア公園」です。
あまり人通りの多い所ではないようですが、サラリーマンや学生カップルが一休みしていました。
夕暮れ時ともなれば、さらにロマンチックな雰囲気となり、訪れる人が増えるかもしれません。
そんな素敵な公園にもかかわらず、不覚にも私、ここでお腹が空いてしまいまして、
「しまった!何かおやつを買ってくるんだった。」とこの公園で休憩できないことを悔しく思うのでありました。
お腹が空いたら先を急ぐしかありません。
そそくさとイタリア公園を後にするのでありました。
地図によれば、イタリア公園の前にはイタリア街へ行ける連絡通路があるようなのですが、
工事中だったため、仕方がなく、浜松町まで行くことにしました。
(2)イタリア街
浜松町から「何か食べなければ!」とブツブツ言いながらイタリア街に向かいます。
しかし、空腹の中でも、「イタリア街って?」
興味津々なのであります。
テクテク歩いて行くと道路が石畳に変わります。
イタリアのローマに一度だけ行ったことがありますが、はて、どんな感じだったか。
石畳の道を見てもピンと来ない私、無粋な奴でございます。
さらに歩いて行くと、大きな広場に着きます。(写真左)
イタリアをイメージした建物が並び、なかなか良い眺めです。
さて、こちらの広場、中央付近に何やらパネルが埋め込まれています。
「旧新橋停車場機関車用転車台」の説明盤です。
転車台というのは、機関車が方向を変えるための機械なのだそうです。
汐留地区開発計画の際、遺跡発掘調査にて発見されたもので、
この地に転車台の基礎の形状を再現したのだそうです。
ここにも日本の鉄道の歴史を物語るものがありました。
4.新橋3~4丁目
<立ち寄った場所>
(1)烏森神社
(飲み屋の中に神社があるという感じで独特の雰囲気をもっています。)
こちらの神社は、平将門の乱が起きた時、白狐が与えてくれたの力(白羽)により、
乱を鎮めた鎮守府将軍藤原秀郷により創建されました。
この地を選んだのは、夢に白狐が現れ、神鳥が群がる場所が霊地であるとお告げがあり、
現在地である桜田村の森に烏が群がっていたからだそうです。
こちらではカラスはご神鳥なのですねぇ。
やはり神社名の由来となったのでしょうか。
なお、こちらの神社では「心願色みくじ」なるものが頒布されており、人気のおみくじだということです。
(2)洋食すいす
(この看板を見つけた時の喜びときたら・・・。)
新橋人気の洋食店(のようですぞ!)。
店内は歴史を感じますが、清掃が行き届いており、きちんとしている印象の方が強いです。
洋食という事で、定番のハンバーグやカレーライスなどがメニューに並びますが、
こちらのメニュー表のトップを飾るのは「メンチカツ」であります。
なんとサイズがあって、MとLの2種類があります。
私はメンチカツのMを頼みましたが、かなりのボリューム。
女性の中には食べきれるか不安に感じられる方もおられるでしょう。
よって、圧倒的に男性客の方が多いです。
ライス、千切りキャベツ、メンチカツで750円。
ただし、ライス、キャベツは大盛り、メンチは長径約20cm、短径約10cmのラグビーボール形でとても大きいので、
割安感があります。
女性に媚びないシンプルな盛り付けですが、
メンチカツはとてもジューシーで、すごくおいしいですし、キャベツも新鮮です。
程よい塩加減のため、ソースをかけずにメンチを食しましたが、ソースをかけてもきっとおいしい事でしょう。
他のお客が頼んだお料理も、ものすごくおいしそうなんであります。
実はこちらのお店、飲み屋ばかりの新橋3丁目4丁目をローラー作戦で歩きまくって見つけた所なんであります。
苦労して見つけたお店がとても良いお店だったので、喜びもひとしおなんであります。
お土産
新正堂 切腹最中 1コ 190円也
「全国ANAスイーツ」第1位、「R25お詫びの品」第1位、「メトロガイド 東京うまいもの大賞 読者投票」第1位
と、支持者の多い新橋の和菓子屋「新正堂」の「切腹最中」です。
新正堂は「忠臣蔵」の起こりとなった田村右京太夫屋敷跡にあり、
浅野内匠頭がお預け即日切腹をした場所なのだそうです。
忠臣蔵にまつわる数々の語り草がこのお菓子を通じて口の端に上がるよう思いを込めて作ったのだそうです。
さて、こちらの最中。
あんこが飛び出さんばかりに顔を出しているところが、おいしそうなのですが、
なるほど、「切腹」だねぇ、と妙に感心してしまうのであります。
お詫びの気持ちを込めて「切腹」、そして食べておいしいということで、
「R25お詫びの品」第1位というのも頷けるんであります。
あんこの中には求肥が入っています。
私、求肥の入った最中が大好物なものですから、「切腹最中」のファンになりました。
浅草「亀十」に続き、新橋にもお気に入りの和菓子屋さんを見つけました。
感想
- バラエティー度
- 運動量
- 休憩場所
新橋の散策コースは4kmで紹介していますが、実際にはその3倍近くの距離を歩きました。
JR新橋駅日比谷口をゴールにしておりますが、18時以降、ここの周辺を歩くと、
新橋ならではの光景が見られると思います。
ぐるぐる歩き回って夜の新橋3丁目4丁目を見ましたが、私にはちょっと近づきがたい感じがしました。
だからこそ「サラリーマンの聖地」でしょうか。
しかし、こういう個性的な街があるのは決して悪い事ではありません。
新橋がこれからも「サラリーマンの聖地」であり続けることを祈っております。