美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。
私の実家は雑木林がたくさんある所にあったので、ハチやマムシ、そして「ウルシ」には気を付けなければなりませんでした。
一回だけハチに刺されたことはありますが、マムシに遭遇したり、ウルシでかぶれたりすることもなく、無事に過ごしてまいりました。
危険を避けるには、やはりどの植物がウルシで、頭の形がどういったものが毒蛇なのか、基本的な知識を持つことが必要であると考えます。
そんな訳で、この木を街中で見た時は、ギョッとしました。
あれはウルシではなかろうか。
札幌の街を歩いていると、これからどんどん伸びますよ、と言わんばかりのウルシっぽい木に出くわします。
焦っているのはどうも私だけのようであります。
- 子供の頃、親が指差して教えてくれた木と、私が認識した木は実は違っていた。
- ウルシの木のように見えるが、実はウルシではなく、他の植物である。
この2つの仮説が成り立ち、調べてみることにしました。
すると、親が指差して教えてくれて私が認識した木はウルシであり、私がギョッとしたのは間違いではないことが分かりました。
しかし、仮にウルシだとすると、かぶれてしまう人が続出するはずで、そのような木を市がほっとくはずはありませんし、きっと「どさんこワイド179」や「みんテレ」などのローカルTV番組で注意喚起が行われるはずです。
となると、これはウルシではないはず。
では、この木は一体!?
次に、「ハゼノキ」かと思いました。
しかし、ハゼノキは関東地方以西に分布する木。
最近いくら温暖化と言えど、北海道に生息することは考えにくいです。
ちなみに、ハゼノキはウルシほど強くはないのですが、かぶれることがあるそうなので要注意です。
ハゼノキでなければ、一体!?
葉だけだと、判別に自信がなく、結実したところでようやく、この木の正体が分かりました。
こちらは「ニワウルシ」。
名前に「ウルシ」とついていますが、ウルシ科とは全くの別種。
よって、ウルシのようにかぶれる心配はないそうです。
ホッとしました。
「ニワウルシ」という名称は、ウルシに似ているが、かぶれないので庭に植えられるということから来ています。
別名「神樹(シンジュ)」とも言うそうです。
すごく勉強になりました。
北海道にお住まいの皆様、関東以西の山に入られる時は、くれぐれもご注意を。
ニワウルシ(=シンジュ)に似ている木はウルシの一種かもしれません。
たとえ日本国内と言えど、住む所が変わると、植物の事情も変わることを実感したのでありました。
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