コツコツ歩き隊!

散策! 上野恩賜公園(3)

上野公園をウォーキングする

上野恩賜公園(上野公園・東京都台東区)と東上野を結び、
JR上野駅をまたぐように架けられた「パンダ橋」。
橋というより広場みたいにです。
思わずベンチを探してしまいます。(笑)
(ちなみにベンチはありません。)
さて、この「パンダ橋」。
名前の由来となるようなものは特になく、なぜこの名前がついたのか色々と考えました。
幸いなことに橋の入り口の所に橋名を刻んだ石があり、そちらに名前の由来が刻まれていました。

それによると、パンダは上野をイメージし、子どもから大人まで広く愛されており、
この橋の名は温かみがあり、かつ覚えやすいという理由で公募によって決まったそうです。
なるほど。実にその通りで、元々の名前「上野駅東西自由通路」より、はるかに覚えやすく、
そしてかわいくて印象に残ります。
(ナイス・ネーミングです。)
ところで、上の写真の石ですが、これは接触変成岩の1つで、
花崗岩(かこうがん)マグマが上昇中に砂岩や頁岩(けつがん)などを取り込んでできたもので、
白と黒のコントラストの面白さから「パンダ石」と呼ばれているそうです。
石の形もなんとなくパンダが歩いている姿に似ています。
(そう思うのは私だけ?)
何だが親しみが湧いてきます。

ウォーキングコース

今回はグーグルの地図にウォーキングコースとスポットの案内だけでなく、見どころの説明を入れてみました。
そちらの地図だけでも今回のウォーキングコースの様子は分かるようになっています。

Googleの地図はこちら

※距離 4.8km

幻の駅・「博物館動物園駅」

はじめて上野公園に来た時は、あまりにも広いので、
方向感覚のない私は自分が公園内のどの辺を歩いているのかさっぱり分からず、大変でした。
最近はようやく公園内のことが分かってきたので、最寄りの駅について考えるようになりました。
そんな時、ここの駅が利用出来たら便利だろうなぁ、と思うことがあります。
(特に東京都美術館に行く時とか。)
それは「博物館動物園駅」です。

この駅は京成本線の1駅でしたが、残念ながら現在は閉鎖されています。
この駅の周りには「旧東京音楽学校奏楽堂」や東京国立博物館、国際子ども図書館など、
素晴らしい建物があるので、それらに合わせたのか、駅の外観はなかなか凝ったものになっています。
(西洋風。屋根がピラミッドになっていて、神殿みたいですねぇ。)
壁に取り付けられた照明も素敵です。

私はあまり京成線を利用する機会がなかったので、
閉鎖される前の「博物館動物園駅」も利用したことがありません。
よって、駅の中がどんな風になっているのかも分からないのですが、
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治・作)によれば、
この駅の中にはペンギンの絵があり、このペンギンについていくつかの都市伝説があるそうです。

  • ペンギンが夜、ホームを歩いて電車に乗った。
  • 動物園に行く時と帰る時とでは、ペンギンの顔の向きが反対になる。
  • 知らぬ間にペンギンが何匹かに増えている。

などです。
こうした都市伝説を生むことになったペンギンの絵。
見てみたかったですねぇ。

この駅の周辺はウォーキングするにはとても良い雰囲気。
足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

参考資料

  • 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』95巻(集英社 秋本治・作)
    「幻!? の博物館動物園駅」の巻
    <あらすじ>
    東京都美術館の展示会に行くことになった両さん(両津勘吉)、麗子、中川。
    そこで博物館動物園駅にまつわるお話が両さんによって語られます。

どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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