茨城県立歴史館
写真左:歴史館本館
写真右:埴輪のオブジェ。敷地内にはこうしたオブジェがたくさん置かれている。
いつから装飾として陶器に絵を描いたり、字を書いたりするようになったのでしょう。
そんな疑問がふと湧きました。
茨城県立歴史館テーマ展『見て ふれて 楽しい考古学』にて展示されている「墨書(ぼくしょ)土器」。
非常に興味深く拝見しました。
壺に人の顔が描かれているのです。
奈良~平安時代の遺跡から発掘されたものです。
病気にかかっている人が息を吹き込み、川に流すために作られたものらしいのですが、
その壺に描かれている顔がなんともユニークで想像をかき立てられました。
どんなことを考えながら描いたのでしょう。
病の息が吹き込まれた壺の絵なのですから、美形ではなく不細工に描いたのではないかと思うのですが、
その不細工感が現代にも通用するような気がして、面白いと思いました。
最初はまじないのためや人名・地名を記すために墨書きされていたのですねぇ。
陶磁器の歴史も調べると、何か面白い発見があるかもしれません。
茨城県では毎年多くの遺跡が発掘調査されているそうなので、できれば毎年その成果を拝見したいものだと思いました。
それくらい、良いテーマ展でありました。
さて、当ブログでたびたび登場する「茨城県立歴史館」。
こちらを描いた風景印が存在します。
水戸東原郵便局の風景印です。
水戸東原郵便局:県立歴史館、徳川光圀肖像 ≪変≫ウメ
(『新・風景スタンプ集 関東・甲信越』日本郵趣出版より)
「野菜とくだものシリーズ第2集 すいか」(52円)切手使用
もうちょっとクリアに押してもらえたら良かったんだけどなぁ。
徳川光圀肖像が描かれているのですが、歴史館にあるのでしょうか。
まだ常設展の方を見ていないので、また行ってみたいと思います。