コツコツ歩き隊!

お花で一休み(141) 大島紬の染料となる木

※こちらの記事は東京滞在中に書いたものです。

小さい発見でも楽しいもの。
たとえ小さくても積み重ねていくと、さらにまたそこから発見があるかもしれません。
ウォーキング中に「発見」があると、ウォーキングがやめられなくなります。
色々関心を持ってみるといいですよ。


5月になると、東京の街路樹は花を咲かせるものがたくさんあって、非常に面白いのですが、札幌に帰る準備を始めなくてはならなくて撮影を諦めております。

こちらは、4月に撮影したもの。
花が小さくて、とても可愛いので、名前を調べることにしました。



「シャリンバイ」というのだそうです。
バラ科シャリンバイ属。
韓国、台湾に分布。
日本では、東北地方南部以南で見られるとのこと。
名前の由来は、枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)、車輪のスポークのようで、花が梅に似ることから来ています。
※スポーク:自転車などの車輪の軸と輪とを放射状につなぐ棒(デジタル大辞泉より)



乾燥や大気汚染に強いことから、道路脇の分離帯などに、またツヤのある常緑葉が美しく、刈り込みに耐えるため、庭木として植栽されたりするそうです。



さらに、鹿児島県奄美大島では「大島紬」の染料として用いるそうです。

可愛い花を咲かせる「シャリンバイ」は、私たちの暮らしに色々な恩恵をもたらしてくれる働き者の植物なのでした。

<参考資料>
  • ウィキペディア「シャリンバイ」

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