“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

19/03/17『徳舜瞥山BC』

2019-03-17 | バックカントリー

3月も春分の日が近くなりました

朝明けるのがずいぶんと早くなりだした17日日曜日は、

徳舜瞥山(1,309m)」を上野ルートから登ってのバッカンです

 

頂上を踏んで間もなくしてガスが切れてきたっ

 

徳舜瞥山は昨年の1月にYukiyaさんと登って(滑って)います。

↓↓↓

18/01/14『徳舜瞥山BC』

 

その時は北西尾根(旧登山道)ルートを深いラッセルでYukiyaさんと

交代しながらの登りでしたが、今日はMotoさんと春山仕様を楽しむ

企てでやってきました

 

春山仕様ということは

パウダースノーはとうに諦めて、ガリガリ君またはずっしりと重い

残雪を覚悟の滑りを想定した※バッカンです

 

※注 バッカンとはバックカントリーを縮めた造語です(by★たぐぴ~氏)

 

6:55 上野地区 駐車スペース

 

昨日の札幌の天気といい、本日の大滝町周辺の天気といい、

予報が安定せず、今日もすっかりと回復が遅い山域周辺です

 

どんよりと徳舜瞥山上空に雲が覆う朝の様子

 

駐車スペースには2台の車両が駐車していたのに、

その車両の所有者が先行している踏み後ではなく、Motoさんが

辿っている踏み後は昨日(土曜日)スノーシューハイクを楽しんだ

登山客がつけたもののようでした。

 

松の植林2年目ぐらいの様子でしょうか?

 

そのトレースは、滑ることを目的としていないので、頂上までの

方向は合っているものの、密集した植林の間を縫うように歩いて

いるので、帰りはそこを滑り降りてくることが出来そうにあり

ません。

 

途中から独自ルートを踏むMotoさんとToshi

 

そうそう、

ToshiさんもMotoさんもこの上野地区から登る徳舜瞥山は

初めてで、カシミールで想定した登山ルートを辿る楽しみ

があります。

 

植林の脇にはちゃ~んと滑りに適したルートはありそうなので、

登りはとりあえず先行者の踏み後を借りて歩きます。

 

今週中に降り積もった雪が思いの外よいゲレンデを形成している

 

この上のルートよりも北西に位置する旧登山道ルートよりも

だらだらとした緩斜面がそう長くなく、ここまでのアプローチ

は十分にボーダーも楽しめそうな斜面と観ました

 

このルートの目印となりそうな特設の櫓を発見

 

果たしてその読みはどうか?

 

主の居ない横穴式住居(ウッドペッカークマゲラの仕業)

 

ガスに覆われてはいるものの、

 

幻想的な樹氷が美しい(この時期とは思われない)景色に息をのむ

 

でも、

はっきりいって、

光が欲しい・・と思っているとき、

 

林の先が明るくなりだして..

 

頂上のガスが抜け出し始める瞬間

 

ところが、この先は秒単位に景色が変わり..

ガスが流れてはまた覆ってくる..の繰り返し・・です。

 

この辺りはもうけっこうな斜度に

 

さらに上昇していく過程でスキーにはアイゼンを装着

 

それでも歯が立たず、スキーをデポしてツボ足のMotoさん

 

スキー用のアイゼンはともかく、

必要なのはむしろスキー靴用のアイゼンでした。

 

そのことをMotoさんから尋ねられたとき、すぐさま必要ない

っとアドバイスしたToshiの判断ミスでした

僅か標高差50mの登り下りながら、

スキーのプラスチックブーツはクラストした斜面でただでさえ

滑りやすいのにアイゼンは必要でした。

 

ともあれ、

ピッケルを持って慎重に残り30mを慎重に登るMotoさんを

後ろで応援するToshiでした

 

一歩一歩キックステップで登るMotoさん(ごめんなさい)

 

ここまで来ればも~安心(ではない頂上付近)

 

その後、

誰も居ない頂上に二人立てたことでまず記念撮影

Motoさんは過去3回の夏山登山でも徳舜瞥山からの眺望を見渡せた

実績なしと言っておられますから、、

いかにこの山域の晴れる確率が低いか..であります

 

10:00 頂上

 

まーいっか~

と諦めかけた頂上で暫くうろつく二人でしたが、

待てば山路の日和有りっ

 

なんとま~

その後ガスが抜けてくるから山は楽しいです

 

南側のオロフレ山、来馬岳方向の視界も開けて・・

 

カメラが変わると雰囲気も変わりま~す

 

まだまだ雪白きオロフレ山山域

 

さらに先の太平洋だって眺められるように・・

 

北東方向⇒ホロホロ山も一瞬(秒撮)姿を表して・・

 

天気が良くなれば登山もバッカンも100倍楽しい

 

Toshiさんもすっかりと冬の徳舜瞥山を見直しましぁ~

 

11:00 下山(滑走開始)

 

この晴れ間を期待して、頂上からスキーをデポした地点でしばらく

粘った甲斐があり、下界を見渡せるコンディションで予想外の雪質を

楽しめました

 

あ~ところがこの日、Goproの充電がうまくされておらず、

動画がありません

 

今日は止まった画像だけでお伝えするしかありません。

 

Sonyのミラーレスも最近調子が悪く、静画すら満足に撮れないぃ

 

下山時刻に全容を表した徳舜瞥山(登山ではよくあることです)

 

素晴らすぃ~いルートを有難う“徳舜瞥山”

 

Gopro動画が撮影できなかった悔しさは残りますが、

このルートの良さは再びお伝えできる日がまたやって来るでしょう

 

■11:30 駐車スペース

 

何故ならば、

ToshiもMotoさんも、かなりこのルートが気に入ってしまい

ました。

 

なので、

アイルビーバックアゲイン

 

また来週

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 19/03/10『余別岳~積丹岳BC』 | トップ | 山の絵 »

コメントを投稿

バックカントリー」カテゴリの最新記事