“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

14/09/14,15『赤・緑・白(雲)岳~黒岳』№1

2014-09-15 | 2表大雪の山

9月の三連休は、大雪山の紅葉の便りを励みに、銀泉台から登る一日目、

赤岳(2,078m)」から「緑岳(2,020m)」、「白雲岳(2,230m)

そして二日目は、「北鎮岳(2,244m)」を経由して「黒岳(1,984m)」から

層雲峡への紅葉巡り登山です


 白雲岳にほど近い高台(標高2,150m地点)からのご来光

 

なんのこっちゃあぁ

顔もよくわからん画像をアップしてしてすみません。

この週末は、“爽やか登山の会”の例会予定でしたが、多くのメンバー

のスケジュールが合わず、AkkiさんとToshiの一泊二人登山です

いかなる珍道中になりましたでしょうか

 

連休2日目にして天気が回復傾向となって良かったです。

札幌を5:00に出発し、

ほぼ予定通りの時刻に層雲峡入りできました。

 

9月14日(日)

■7:25 層雲峡 着

~

■8:00 大雪湖行きシャトルバス発

この時期の大雪湖行シャトルバスは、始発の6:00が臨時便が出る

ほどの混み合いだと、並んでいる登山客が言われていました。

しかし、

8:00の便はもうこの通り空き空き

約30分で、

■8:30 大雪湖臨時駐車場

 

さて、本日の予定はここからバスを乗り換えて大雪高原温泉へ向かおう

とする我々でしたが、

何やらバスは一台(銀泉台行き)しか無いようで・・・

「大雪高原温泉行のバスはないのですか?」と運転手さんにお聞きすると、

「そのバスは、20日から運行します」ですと・・・

何ですかつまりToshiは、バスの運行日程をよく調べもせず“思い込み”

でここまでやって来たというわけですかね?

その通~り

 

というわけで、大雪高原荘からの沼巡り⇒白雲小屋ルートはここで変更

⇒銀泉台経由⇒赤岳⇒白雲小屋となりました

~

■9:05 銀泉台 赤岳登山口

大雪湖からは層雲峡から乗車してきた我々に加え、車でやってきた登山客

が合流したので銀泉台を降りる人はいっぱいです。

人気のルートとは言え、第1~第2便で登っている先客さんを思うと、赤岳

の混雑はさてどれぐいでしょうか

 

■9:15 登山開始

 

登り初めはガスの中

頂上が“晴れ天気”に変っていることは上空の明るさからしてわかるので、

いつかは切れる・・と期待感で登ります。

赤岳は、大雪の高峰でありながら、登山口の標高がすでに1,500m

あるため、標高差なく登れる山としてビギナーが多いですね。


ビギナー大歓迎

山ガール(山ボーイも)大歓迎

老若男女大歓迎

山は人を選びません

 


ほ~うらぁガスが上がり始めましたぁ~(紅葉はここからが本番)


余談ですが...

大雪高原温泉行のシャトルバス運行が20日からなのは、

銀泉台と大雪高原温泉登山口の標高の違いによるものらしいです。

つまり、大雪高原温泉の標高が凡そ1,230mであるのに対し、

銀泉台(赤岳登山口)は1,500m。

それだけ紅葉の進み方がだいぶ違うということですね

(こぴっと勉強しとけ)

 

 

あ~

頂上への最後のアプローチにはお客さんが数珠なりだぁ~

いや、鈴なりで~す

赤岳頂上までの最後の登り

 

そして本日最初の一座、

■11:50 赤岳頂上

 

Akkiさんに言わせれば、本州の名だたる峰の頂上は何処も似たような

賑わいなのだとか・・・

日頃、人の居ない山ばかりを歩いていると、登山人口の増加をそう感じる

場面は少ないけれど・・・

今日はそう感じずにはおれません。


それにしても秋紅葉シーズンの大雪山系はやはりメジャーですね。 

アップシューズにGパン、当たり前です 

 

赤岳で少し休んでから本日の野営場所「白雲小屋」に向かいます。

そうそう、余談ですが赤岳でお会いした札幌からのご家族(4人)、

三週に渡って、週末はこの大雪山に訪れているのだそう、

そして来週も・・・

とても贅沢な過ごし方であります

それほど惹きつけるものがあるのですね

 

見渡すとこの時刻...、大雪山2,000mの上空だけガス切れている。

これってかなりラッキーでは 

~ 

小泉岳を過ぎる直前で、Akkiさんのお友達さんが白雲分岐方面から

声を掛けてきました。


山で偶然お友達に会うと嬉しいものですよね(横顔だけ)


さて、 

ここから小屋方面に下っていきますが、ラッキーもそう続かないのが

山の天気、目指す「緑岳」はガスに包まれてきました

それもアッと言う間です。

 

白雲小屋分岐から緑岳はもうすぐそこ

で、

■13:30 緑岳 頂上

この二日間で周囲がな~んにも見えなかった不遇の山はこの緑だけ

 

スケジュール通り、大雪高原荘から沼めぐりして後に登ってきていれば、

さてどうでしょう?まだこの緑岳に着いていたかどうか・・・

そんな時間感覚でしょう


~

■14:05 白雲小屋

 

テントの設営をする間、今日これからの予定を逡巡していると、

なんと、運よくガスが凄い勢いで上がってきました

再びのラッキー


雲散霧消・・・後に現れた飛行機雲

 

さあ、行くぞ夕暮れの「白雲岳」 

■15:40 白雲岳 出発

 

午後、それも夕暮れが近くなると気象も印象も変ります。

山中泊の良さは、その時間の使い方にあると考えている人は多い

でしょう。


■16:25 白雲岳 頂上 

どこを指さしているのかAkkiさん

東大雪の方角は大雲海の絶景

こちらToshiの指さす旭岳は頭一つ抜けています

 

そして、南の方向、

奥深い大雪の懐にこれまた大雲海、大海原が広がっていて、唯一

トムラウシ山(2,141m)の頂上だけがその荒海に浮かんでいる光景

なかなか拝めるものではありません


 

こんな景色に出逢うために、重い荷物を持って山に登るわけですが

今回は子ザックが活躍しました。

■17:35 白雲小屋(再)

 

いや~

充実した一日でした。


まずは、ビールで乾杯 お疲れ様っしたっ

・・・

赤岳を過ぎるといつもの大雪の風景、そこに人がいても密度が希薄で

何故か人恋しくなる・・・

そうしてたどり着いた白雲小屋キャンプ指定地、これでもこの季節、

テントの数は少ない方でしょうか?

  

白雲岳で観た雲海が消え、高根が原が眼前(の夕暮れ)

 

夕暮れに包まれる高根が原から十勝連峰の方角の景色にAkkiさんも

見とれているようです。

 

緑岳、さっきまでのガスがうそのよう....

気温もいっきに下がってきて、明日の天気もほぼ間違いなしでしょう 

そして山の夜は早い...


おまけ、

 

 今日のところは、 

 ごきげんよう

    明日に続きます...

 

 

 


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