“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

14/10/12『羊蹄山(喜茂別ルート)』

2014-10-12 | 1道央の山

10月三連休の中日(日曜日)は「羊蹄山(1,898m)

頂上へ向かうルートでは最短距離の喜茂別ルートです

 

下山後、京極温泉からの羊蹄山(頂上の雪はすっかり融けている)

 

今日は、Aotaさんとの二人登山です


すっかりと登山愛好家の仲間入りをしたAotaさんは、

今年、単独行も度重ねるなどして体力増進しています

 

なので、今度は道内の山ではシンプルに標高差1,500mの登り下り

を体験できる羊蹄山してみましょうと、天気の良いこの日、喜茂別ルート

やってきたというわけです

 

色付く登山口

 

さて、羊蹄山4ルートの中でその喜茂別ルートだけToshiも初めてで、

且つ、ここ数日の環境で登山道に雪が多い状態が予想されたため、

日中にその雪が一番融けるのが早い「東斜面を登る」ということで選んだ

わけですが、登山口となるゲートがどういうわけか解放されていました

で、

そのゲートを過ぎて林道の終点まで走るとそこはどうやら2合目あたり

なのでしょう。

標高が568mあります。

(登山口となるゲートより凡そ160m上)

 

■6:30  登山口

 

何か得したような気もしますが、

標高差1,500mに挑戦するはずが、その差1,330mになって

Aotaさんは今日、達成感が今ひとつだったかもしれません

 

 

しかしまぁ~

喜茂別や京極のルートは札幌から1時間半でやってこられて、

この雄大な蝦夷富士を登れるんですから凄いです

いつもながらアウトドア大国北海道に住んでいることに感謝です

 

 

そう話している間に、グングンと標高を稼いでいけるのが羊蹄山。

Aotaさんと「稼ぐ」という言葉と「アルバイト」の意味について話して

いました。

 

北の方向も見事な晴れ

 

標高を効率良く“稼げる”ような登山ルートを開削できることが理想

ですが、どういうわけかそうなっていない山のルートもあります。

「こんなに登ったのに...」、いったんまた下ってしまって累積標高だけ

嵩んでいくような登山道・・・

 

ま、その点この羊蹄山は、誰が登山道を付けたとしても「アルバイト」

なし

文句が言えないところが「いいね

 

 

登山道の説明はいりませんね。

独立峰の東斜面、背中に陽を受けながら直登

ヒィーヒィー言いながらさらに急峻になると九十九折

振り向けば余市岳から室蘭岳までの180度がこだましてくるので

報われる...というイメージです。(わかります?)

 

頂上直下、うっすらと雪景色

 

■9:30 頂上

 

2合目からの登りで4.1km、ちょうど3時間、お疲れ様でした

 

途中、正規の登山口から登ってきたお三人に抜かれました。

このうちの女性お二人は、100kmマラソンを走っているらしく、

最近はマラソンよりも登山にご執心なのだとか・・・、

体力も凄いですが、とにかく若々しい笑顔が素晴らしい

 

穏やかな山頂にて...風もなし

 

頂上は、それぞれのルートから登山客が集ってきて、さぞかし

混雑しているかと思いきや、それほど多くもなく、

 

 

それは、避難小屋に一泊した登山客は早々に下山。

そして我々にしても最短ルート、3時間程度で登ってきているので

混み合うのはもう少し後の時刻ってこと?


100名山と言えど、降雪の時期となって登山客自体が少なくなって

いるのは間違いないようです・・・

 

岩場の迫力が伝わるよい画像-自画自賛-


左端:余市岳から尻別岳を過ぎ、右端:洞爺湖まで

 

う~ん

180度を平面に広げるのはやはり無理がありますかねぇ

 

■10:25 下山

 

風が無い山頂でしたから、もう少しノンビリとしても良いような...

そんな感じでしたが、

それでも凡そ1時間の滞在は、いつもよりゆっくりめ...

 

 

下りの画像を少しアップして紅葉の雰囲気を納めましょうね

単調で起伏がないように見えて、標高1,200mより下は尾根と谷が

明確です。

 

 

この地形を頭に入れて、今年の冬はバックカントリーで再びこの斜面に

やってこようと思います

この斜面、スケールの大きなオープンバーンということでは真狩、京極

以上だと想像できました

(ただし、雪崩には気を付けて)

 

■12:05 登山口

 

林道の終点(登山口となる駐車スペース)から少し奥に入ると砂防ダム

がありました。

林道はその砂防ダム管理のためのものだとわかります。

 

砂防ダム:上下の眺めが一番の紅葉スポットでした。

 

下山後の京極温泉(日帰り600円)で、再びあのお三方にお会い

しました。

話題になった山友が集まる喫茶店、今度行ってみたいと思います。

 

留産から京極の途中で...

 

 


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6 コメント

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いやあ~ (Akki)
2014-10-13 14:03:49
12日8:00ころニセコアンヌプリから羊蹄山眺めてました。ピーク周辺だけがぼんやりした幻想的な雰囲気で良い感じでしたよ^^
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>いやあ~ (Toshi)
2014-10-13 20:00:53
Akkiさん

ニセコ周遊でしたか(^^)

晴れていても刻々と空気感が変わる秋空の下、贅沢な一日を過ごされたことと思います。
「いやあ~、登山って、ほんとうにぃいいもんですね」by水野治郎

10月~11月はニセコに引き寄せられますね








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beautiful day! (hiromi)
2014-10-14 23:38:10
どこも良い天気だったのですね~。人が少ないとは!皆さんどちらの山へ向かったのでしょう?
さすが羊蹄山は綺麗な三角錐して、存在感ありますね~
登りたくなりますよね~。
山の姿は素敵だAotaさんも足元が素敵です。もちろん、我が兄、敏さんも素敵です。
返信する
あれ~、Toshi師匠、3連休ですがこれだけですか? (Tak)
2014-10-15 00:31:17
羊蹄山、喜茂別コースは、Takものぼりました!相当きつい記憶です。冬の晴天、最高でしたね
ー。しかし、3連休で、これだけとは思えませんが、どうされましたか?
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>beautiful day! (Toshi)
2014-10-15 22:09:29
hiromiちゃん

この日、羊蹄山の頂上で珍しくスマホをいじっていたら・・・
アミーゴさんからのメールに「1967峰」と書かれているではないですか?
なんとアポイ岳~ピンネシリからいつの間にか1967峰になっている

やられたね。

この日の晴天下の日高の写真はそれは素晴らしい。
おめでとう

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>あれ~、Toshi師匠、3連休ですがこれだけですか? (Toshi)
2014-10-15 22:14:46
Takさん

三連休なのに一日しか登らない・・・ことはよくあることであります。
それが珍しいのは、別のゼンマイに巻かれている二人ですよ

たま~に奥さんサービスなんかも入れたりして、有意義に過ごしていたってことに

Takさんこそ、ブログの更新はお預けだったのですね。
残念

山は逃げません



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