レッスンで使っていたメインの楽譜が廃版になっていることが発覚しました。
えええ~コストパフォーマンスがよく使い勝手がよい曲集だったのに残念~
最近の曲集って、特に初心者や趣味レベルの人向けのものは、ご丁寧にドレミのルビがふってあるものが多いんですよね。
オカリナもそう。すごく多い。
オカリナ愛好者には、読むことに自信のない世代も多く含まれるため、売れ行きを考えたらそうなるのでしょうね。
ただし、うちの教室はドレミ入りの楽譜は扱いません。
まず楽譜がごちゃごちゃするし、オクターブ間違えて演奏してたりするし。正直そんなのかっこ悪いし。
それより何より、旋律を立体的に捉えられなくなってしまうため、演奏が平坦になったり曲の理解が浅くなってしまいます。
リズムや休符への意識も中途半端になります。その他色々、目に入らなくなります。
うちの生徒さんみていると、ばりばりシニア世代で「楽譜読めません」って入ってこられた方でも、
最初からドレミを書き込まずチャレンジしてる方も結構いますよ。
そして、もちろん最初はよく読み違えているけど、そのうち涼しい顔してちゃんと音符見て演奏できるようになっていらっしゃいます。
とはいえ、この「最初の覚えるまでの過程」が面倒臭い方が多いから、ドレミ入りの楽譜の需要が多いのでしょうね。
うちの教室でも何年経っても毎度ドレミを書き込んでいる生徒さんも一定数います。
でもみてると、めっちゃ早いんですよね書き込むスピードが。
そんな瞬時に判断できるくらいすらすら読めてるんだから、もう書くのやめなさいよと思う(笑)
実際に「もう書かなくて大丈夫だと思いますよ」とも言うのですが、ご不安なのだとか^^;
だから私もドレミなしを強制するわけではないんですけどね、ドレミ入りを奨励することはあり得ない。
そんなこんなで、ドレミ入りの楽譜は極力避けたいのですが、「いいな」と思う本でも、ドレミが書いてあるから困る!!
あんまり至れり尽くせりだと、成長の機会を奪ってしまうと思います。せめてうちの生徒さんのように自分で書く。
こんな生ぬるい楽譜を出す風潮は、早く改められたら良いのにと思っています。