人間の生物学的生存行動理念と行動規範は、自ら決定し誰の命令に従わないことは生物としての本能だ。敢えて団体構成員として所属するが入団も脱退は、忌まわしき自由という名の強制力が働いており、一度解放されれば、本人の自由意志のみだ。つまり構成員の団体思想から脱却すれば、人間は生物のひとつの個体であり、自由意志は損なわれず、誰にも束縛されず自由に行動すればいいのだ。この自由意志が束縛から解放されてウイルスは感染していく原動力となり得る。これはウイルスに感染することで思想や意志が変化する可能性があり、ウイルスのDNAの保有する生存本能が人間の行動に抑制していると言えないだろうか。要約すれば、ウイルスによる人体の乗っ取りである。奇抜な発想と決定付けることと安易に結論付けていいのだろうか、全生物は進化の可能性があるということだ。