一度失われた信用は簡単には戻らない、これは「覆水盆に返らず」という。最近の不祥事の対策・傾向は、裁判にて裁定し信用が戻ると考える者が多いなか、自浄努力において復活しようとハングリー精神がある者が少なく感じるのだ。古来から日本人は、団体意識思想が根強く生きており、集団主義、集団行動、集団生活は、日本人のDNAに刻まれた習性だ。欧米諸国のような個人主義の国とは文化に違いがある日本は、鎖国という歴史背景から、村八分という言葉すら生まれたのだ。なお残りの二分は、葬儀のことであるが、葬式くらいは出してやろうとう上から目線が如何にも日本人らしく、他諸国とは文化の質が根底から違うことがわかるだろう。このたびの選挙にしても同じく、一度失われた信用は、決して戻らないのが日本であり、議員としては諦めるしかないのだ。日本には、もう一つ、往生際が悪いという言葉がある。彼には、猛省し、他分野での活躍に期待したいところだ。