『刺し子デザイン帖』という本がもう、すんごいツボなんですが、
この著者の方が言う、
刺し子をテキスタイルとしてとらえる
という考え方、それそれまさに私もそこがツボなのーー!と納得した次第。
刺し子の模様がどうこう、というよりも、
それが布の上にのって、布の地の色や他の部分とのバランスでどんな表情が顕れてくるのか?
に面白さを感じます。
布地や糸やビーズを組み合わせてポーチなんかを作るときにも、
組み合わせることで思いもよらないかわいさが生まれることに燃える&萌える。
刺し子も、
なんなら全部まっすぐ波縫いでもよくて。
それをどういう色で、どういう形が顕れるように、布のどこにどんなバランスで刺すのか?
を、ついあれこれ試行錯誤しちゃう。
手の込んだ図案ならシンプルな色あいで
シンプルな図案なら色の組み合わせでひねってみる
とか、
作品として小物に仕立てるなら布地全面に刺して、刺し子を布の柄として考えたらどうかな?
とか。
結局何を作るにしても、何をどう組み合わせるのか?というところにインスピレーションを働かすのが好きみたい。
そんな感じで今はまっているのが、
波縫いのカタマリを並べる図案。
(図案って呼べるほどのものではない…)
刺し始める前にイメージする能力が低いのか…
納得いくデザインになるまであーだこーだと縫ってはほどき、を繰り返すことになる(笑)。
もう少し無駄なくできないもんか?とも思うけど、まぁそれも愉しみのうちなのよね。
去年友人からオーダーされて作ったブックカバー。
作るにあたっていろいろ調べてみたところ、
本や手帳のサイズについて知らないことだらけだったので、覚書メモ。
一般的な文庫本や単行本って、一定の規格サイズがあるとばっかり思っていたのですが、
実は出版社によって結構まちまちだったのだ。
ネット検索で調べてみると、
文庫本サイズの目安として書かれているのが105×148という、A6サイズ。
実際自分の本棚に並んでるのをはかってみたら、岩波やちくまは確かにこのサイズなんだけど、
新潮と文春は高さが152くらいあるし、
ハヤカワにいたっては158くらいあるよ…。
ちなみに、幅はほとんど変わらず105でした。
ということで、A6サイズからよくある文庫本を網羅できるカバーのサイズを考えると、高さはやっぱり16cmになるのかな。
そして、新書も幅は105で、高さが175。
新書サイズを作るなら、幅は文庫サイズと一緒で、高さが18cmくらいのがいいんじゃないかな。
そして、単行本サイズですが…。
もういろんなサイズがあり過ぎてつきあいきれないのよ(笑)。
ハードカバーとソフトカバーでも規格が違うのかもしれない。
わたしは四六判という、幅127×高さ188というのと、幅128×高さ182のB6サイズあたりをカバーできるよう
高さ20cmで作ってますが、
B6サイズには少し上下が大きいかなあ、という感じも無きにしもあらず。
手帳だと、カバーの部分をポケット代わりにいろいろ挟んだりしておきたいものもあったりするので多少の余裕はありかもしれません。
ちなみに、表紙のがっしりしたハードカバーの本だと、
このサイズだと入るものと入らないものがありました…。
ちなみにこちら、11号帆布とコットンコードレーンのリバーシブルのブックカバー。
文庫本と単行本の2サイズ作ってみました。
作品購入の際には、ぜひともこの本にカバー掛けたいの!と思う本がもしはっきりとあるなら、サイズを確認することをお勧めします。
買いためた布地を使っていろいろと作っていくと
最後の方にやってくる、恒例の布在庫一掃大作戦期間。
ファスナーポーチ、巾着ポーチなどこまごまこまごま制作中です。
実際に縫う部分は小さいので、ミシンの前に座ってしまえば作業は早いんだけど、
その前の、
この小さいはぎれでなに作れる?
どの布をどれと組み合わせる??
と、最大限布を活かしたいがために悩む時間がなかなかに長い。
そして、
ひとつひとつは小さくても、切らないといけないものの量は結構多く、
ちりも積もってみれば裁断する作業もなかなかに時間と手間がかかります。
そしてできてきたこまごま小物たちがこちら!
まずは最近の新定番、木の葉型のファスナーポーチ。
両面布違いです。
反対側はこんな感じ。
接着芯を貼るのがいやで、帆布などを使っていましたが、
やっぱりリネンの風合いや色柄をポーチにしてみたくて芯貼ったよ…。
結果、大正解ではないでしょうか。かわいい~~。
帆布だと色柄も限られるからねえ。
実際にこの形使ってみてますが、
普段はファスナーを全部開けないでも充分コイン出し入れできるし、
全部ファスナー開けたらがばっと中身が見えるし、
かさばらないし、結構良い感じ。
ぺったんこだけど、小さなクリームケースやお薬みたいなこまごまと小さいものを持ち歩くには充分の容量じゃないかな。
続いてはこちら。
長財布にもなるポーチ。
今回は、男性の方でもいけそうな落ち着いたカラーで作ってみたんだけど、
さすがに男性っぽくはないかな、このデザイン…笑。
ベージュのバイオウォッシュの11号帆布に、ブルーとグレーと白のグラデーションの刺繍糸でブロック状に刺し子を。
なかなか上品な表情になりました!
裏面はカーキグリーンのコットンリネンキャンバス地と、コットンコードレーンの組み合わせ。
ファスナータブも今回はシンプルめに。
男性の方…無理かな(あきらめきれない・笑)。
さらにさらに、
ブックカバーと、定番のちいさな巾着も作ったのですが、長くなってきたので別記事でアップします!
以前の記事にご質問をいただいたので補足しようともう一度じっくり見直していたところ、
説明の誤りを発見しました!ごめんなさいーーーー!
③の工程、ポケットと身頃を縫いあわせるのは中表ではなく外表です!
(もともとの記事は訂正しました)
混乱させてたいそう申し訳ない…。
ちなみに、そもそもの本に出ていた作り方はここを中表に縫い、裏側を見ながら折伏せ縫いをしていました。
私のやり方だと、表側を見ながら折伏せ縫いをすることになります。
※記事本体はコチラ。
脇線袋縫い+シームポケットの縫い方手順の覚書き
では②と③の工程について改めて。
②身頃の脇線を外表で縫い代0.7cmで縫った後、縫いどまりの部分で縫い代に切り込みを入れます。
そして、③の工程。
ポケット布と身頃を外表で縫いあわせる。
図の、身頃側ポケット布つけ位置をぱかっと開いて、手前に縫い代が出るように合わせて縫いあわせます。
伝わるかなあ????
身頃とポケットが左右逆になっていますが、↓この図のとおりです。
あとは表側を見ながら折伏せ縫いをして、ポケット口の上下を仕上げます。
元記事はこちら。
脇線袋縫い+シームポケットの縫い方手順の覚書き
質問してくださった方のおかげで間違いに気づきました…。
ありがとうございます & 本当に申し訳ない!!!
この記事で伝わることを祈ります☆