ヤハウェ(国常立大神)の啓示を受けて、
日本列島を離れ西へ西へ向かった集団ですが
インドを越えて中東に入ったころに
旧約聖書にユダヤ民族の始祖としてあらわれます。
アブラムはヤハウェの啓示を受けながら、
カナン(現在のイスラエル)に向かって、
旅を始めるところから書かれています。
ユダヤ民族とは
ヤハウェの啓示を受ける民族であったわけです。
ここから後世間違った選民主義が生まれます。
確かに彼らの一族は
ヤハウェと共に移動してきた民族ではありますが
それは他民族より優れているというよりは、
他民族より重い責任を持っているということです。
神に仕えるものは神罰もまた厳格であります。
彼らはなぜエデンの園(古代日本)を離れて
西へ向かう啓示を受けたのでしょうか。
このユダヤの放浪を思うに、
キリストの放蕩息子の話を思い出します。
ある大金持ちに二人の息子がいました。
一人の兄弟が親元を離れ旅に出ます。
無垢であった彼は旅の中で自我の誘惑を知ります。
アタリマエであった無垢な良心ではなく、
自我の欲望はとても魅力的に見えました。
そして彼は欲望に身を渡し、
そして財産もすべてなくしドン底に堕ちます。
そして長い長い旅の結果、
自分の意志で自我の執着を手放し、
自分自身の良心を思い出すことができました。
そうして彼は再び父親の元に帰ることができました。
父親は息子の帰郷を心から歓待しました。
その歓待ぶりにもう一人の息子が質問しました。
その疑問に父は答えました。
息子よ。生まれついた無垢な良心は尊い。
しかし苦難を乗り越えて
自分の意志で思い出した良心は更に尊い。
それこそが私の喜びである。と。
つづく

おひさま、ありがとうございます。