イスラエル王国の全盛期であったのは、
三代目ソロモン王の時でした。
ソロモンはエジプトの魔術を駆使したといいます。
質素な遊牧の民であったユダヤ民族は、
贅沢な王国を築く民族へと変わって行きました。
しかし魔物との交換条件はほどなく発動します。
ソロモン王の死後、イスラエル王国は二つに分かれます。
そして北イスラエル王国はアッシリアに滅ぼされ、
南のユダ王国はバビロンに滅ぼされます。
この時代に生きた預言者がイザヤです。
イザヤはユダヤの人たちが、
自分たちの内なる神(ヤハウェ)を忘れ、
ワレヨシの欲望にとらわれることに対して
警鐘を発し続けました。
ユダヤの人たちは、
モーゼが伝えた「自らの神性を保つ律法」と
大都市エジプト放つ「欲望の魔力」にはさまれました。
もちろん質素な遊牧生活を守ったユダヤ人もいたでしょう。
彼らは行く先々で幕屋を張りヤハウェを祭りました。
この幕屋は日本の神社と非常に似ています。
幕屋
神社
しかし大多数のユダヤ人は欲望の魔力を選びました。
イザヤの警鐘にも関わらず。
その結果、南と北のイスラエル王国は滅びました。
ほとんどのユダヤ人は殺されたか、
捕まって奴隷とされてしまいました。
エデンの園を出てからの旅の中で、
彼らが直面した最初の最大の危機であったことでしょう。
この最大の危機に瀕して二つの大きな出来事が起こります。
一つは当時イザヤが受けたこの啓示です。
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東で神をあがめ、海の島々(海沿いの国)でイスラエルの神、主の名をあがめよ
(イザヤ書24章15節)
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虐殺され奴隷にされる前に、
せめて良心(ヤハウェ)を守り続けた民だけでも
エデンの園に戻そうとしたのでしょう。
イザヤの弟子たちはこの啓示とともに
イスラエルを離れ極東の島国に辿り着きました。
そこはイザヤの預言のとおり、
太古の生命の樹が繁るエデンの園でありました。
その場所は今でもイザヤの宮とその国で呼ばれています。
つづく
おひさま、ありがとうございます。