まるぞう備忘録

無題のドキュメント

多重層。エデンの園からの旅立ち。

2013-10-27 11:16:53 | 多重層

世界にはユダヤ陰謀論が数多く流布されています。

このシリーズの最初にお話しした

国際金融商品の先物取引もそうです。

一部の国際富裕層に都合のいいシステムで

まるでゴイムの財産を奪取するかのようです。

しかしこれらのユダヤ陰謀論は、

歴史の隠された一面を表したものではありますが

しかしながら所詮限られた一面しか述べていません。

陰謀論は人間の羨望と恐怖が暴走した、

幻想を養分として膨らんでいくからです。

私たちの歴史はもっと陰陽が絡み合った、

何層もの多重層から成り立っているのです。



ユダヤの真相を考える時に、

ベースとなるのは日ユ同祖論です。

一般的にこの論は日本の祖先はユダヤである。

というように解釈されております。

しかし真相は更に古く、

そのユダヤもまたかつて日本から出発した民族であった。

ということであります。

日本列島には現存する最古のC系統D系統遺伝子や

ごく最近のN系統O系統遺伝子が混在しています。

世界的に2種類以上の遺伝子系統がある地域は、

実は日本列島以外には発見されていないのです。

日本列島は遺伝子学的に特異な地域であります。

数万年単位では人類由来の地域と考えられます。

ユダヤが現在の皇室の起源となったのは、

ごくごく最近の二千数百年前の話です。



古代ユダヤ民族が日本列島を離れたことは

アダムとイブがエデンの園を追放されたことと重なります。

エデンの園=日本列島 です。

これは人類が進化の中で自我を持ったことが雛形です。

古代ユダヤ民族は人類の進化の型を、

演じる役割があったといえましょう。

彼らは日本神話のスサノオでもありました。

高天ヶ原という日本列島から離れて、

欲望や挫折にまみれた現実界に降り立ちます。

日本とユダヤの歴史を並行して俯瞰すると、

日本はエデンの園であり高天ヶ原でありますが、

ユダヤは自我を体験するスサノオであります。

もちろん人類全員が自我を体験するスサノオですが、

大きな人類というくくりで観れば、

ユダヤと日本の対比がその型を演じているといえましょう。

その型は今も継続しています。



ユダヤ民族はエデンを出て、

西へ西へと向かいました。

日本神道においてもスサノオの方角が

西とされているのとは偶然ではありますまい。

彼らはその放浪の旅の中で、

他民族と交わることは避けてきました。

これは日本との陰陽の型を維持するのに

必要なことであったからです。

こうして彼らはエデンの園とは反対側、

地の西の果てにたどりつきました。



日本列島が神の民族であるのと同様に、

ユダヤ民族も神の民族でありました。

ただ日本は土地自体が、

太陽と大地の御神気に包まれたエデンの園

でありました。

その土地に住む人間は、

無意識のレベルで神の子でありました。

ここ二千年の歴史をみてもわかります。

皇室(不変の王朝)を抱きながら豊かな自然の恵みと

高い文明を享受できている地域は他にありません。

一方ユダヤは対照的な型を演じます。

ユダヤ民族は常に自我(=悪魔)との誘惑を通じて

自らの神性に「努力」して戻らなければならない。

そのような厳しい型を演じています。

これがなぜユダヤのあの土地にだけ、

モーゼやキリストなどの神の言葉を伝える

メッセンジャーが現れたかという理由であります。

そして国を追われ迫害され、

常に悪魔の誘惑と挫折にさらされながらも、

ノーベル賞を排出する頭脳や、

世界中の富が彼らに集中する理由であります。



つづく





おひさま、ありがとうございます。