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大分市
鹿児島県志布志湾
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「まだ大丈夫」の時にこそ避難しないと間に合わない。
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軽バンに乗った男性。車が浸水して行きますが車内で呆然としています。出ようとして出られないのか、ただただ頭がパニックになって茫然自失となっているのか。
見かねた男性が助けようとします。ドアを開けようとしますが、水圧で開きません。周囲の人に助けを呼びますが、周囲にはカメラマン以外いないようです。
これを撮影しているカメラマンやスタッフは誰も助けに行こうともせず、その水没事故を撮影し続けます。
救出しようとしている男性は、車内の男性に「窓を開けて」と指示をしますが、窓は開きません。車の構造上これ以上窓ガラスが下がらないのかもしれません。
救出男性は外から必死に車内男性を抱え込み、車が水没する前、やっとのことで車外への救出に成功します。
助けを呼ばれているのに、撮影し続けたカメラマンも問題であると思います。運良く男性が助かりましたが、もし溺死していたらどうでしょう。ネットでもフジテレビのスタッフに対する批判が多く上げられています。
しかし興味深いのは、車内の男性です。じっとしたまま静かに水に呑まれていっています。全然じたばたしていません。むむ。
今回豪雨で大勢の方が亡くなりました。この弾性のようにただただ呆然と立ち尽くしたまま亡くなった方も多いかもしれません。
間に合う時は、誰もがまだ大丈夫と思う時。
まず車が水に浸かり始めた時、この時はまだ外に出られたかもしれません。しかし車外に出るということは、大切な車を捨てるということです。
人間が災害から逃げられない心理がまさにここにあります。まだ避難に間に合う時というのは、必ず「まだ大丈夫かな」という時であります。
そして「もう本当にやばい。死ぬかも。」と誰もが避難しようとする時は「手遅れ」の時であります。
避難が間に合う時=逃げなくてもひょっとしたら大丈夫では?という誘惑のタイミング。
避難が間に合わない時=誰もがこれはやばい。逃げなきゃと思けど既に手遅れのタイミング。
人は損切りしたくない。このまま大丈夫であって欲しいという願望が判断が狂わす。
山の遭難も然りであります。迷ったかなという時点で戻れば助かります。しかし「まだ大丈夫だろ」と進んでしまい更なる山奥に入り込みます。日が暮れたり、暴風が激しくなって「やばいな。遭難したかも。」と本人が認識する時は、もう手遅れ。
「やばい」と思った時は手遅れなのです。そして避難は「やばくない」時に始めないと間に合わないのです。が、その決断が難しい。
このまま車に乗っていても、きっと助かるかもしれない。根拠ないけど大丈夫じゃろ。大丈夫と思いたい強い願望が判断を狂わせるのは遭難と同じ。
もし車を乗り捨て避難したら、車を失うのは確実。人はその損切りの判断がとても難しいのです。
「これは緊急事態なんかじゃない。日常生活にすぐ戻れるはず」という心理が生命を危険に晒す。
これは正常化バイアスとも関連します。災害に遭遇した時、人は自分が生命の危険の緊急事態に遭遇したと認識したくないのです。
311の地震のあとも、津波の避難をせずにそのまま家屋の掃除を始めた人の多くは水に呑まれました。今、緊急事態だからすぐに津波を警戒して高台に逃げなきゃ。と考えるのではなく、崩れた家財を戻して、その地震が無かったことにする。いち早く普段の日常に戻らなきゃ。という心理。この心理が避難を手遅れまでに遅らせて生命の危機に晒します。
山の遭難もそうです。冬山で一夜を明かす(ビバークする)ことになったにも関わらず「これじゃまるで遭難してるみたいだね。」と笑いながら話す。これも正常化バイアスです。自分が生命の緊急事態におかれたということは認めたくない。これはあとで笑い話にするんだ。これはそうなんじゃない。そういう願望が、避難行動の判断を甘くします。損切りができずズルズル。生命を危険に晒します。
これは緊急事態なんかじゃない。自分は生命の危険に晒されてない。これは日常の延長。そしてすぐ日常に戻れる。戻りたい。
その願望が自分の生命を危険に晒しているのです。
この軽バン車内の男性もそうです。自分が緊急状態に置かれているとは認めたくない。このままプカプカ浮いて浅瀬に着き、また車が動き出すだろう。だってこれは日常生活なんだから。緊急事態じゃないんだから。自分は生命の危機に晒されてないんだから。早く買い出しに戻らなきゃ。すぐ戻れるよ。
そして今晩は夕飯で家族に「今日は車が水に使っての。大変だったんじゃ。」と笑いながら話すレベル。だってこれは日常生活の延長なんだから。後で人に話して笑い話にするレベルなんだから。
ギリギリまでそう思って多くの人が亡くなりました。そして最後の最後。あれ。これ。本当にやばいやつなんじゃない。と気づいた時は、この男性のように身体が動かず。茫然自失のまま、目と鼻と口が水や泥に埋もれていったのでした。
おまけ1
沈みゆく車から脱出する方法
おまけ2(読者の方の声から)
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まるぞうさんは、どんな夏バテ対策をされていますか?気をつけていることとかありますか?
→私は体質的に暑さと寒さに強いようです。特に夏バテ対策はしておりません。ただ一年を通して水を摂る量が普通の人よりずっと多いこと。私が飲む水の量が多くて、周囲の人は最初は驚きます。
そして普段は裸足で暮らしていることは他の人と少し異なるかもしれません。(自分のオフィスでは冬でも裸足にサンダル履き)
現代文明は人前での裸足はマナー違反なので、本当に身内の場所でしか裸足になれませんが、本当は一日中裸足で過ごしたい。私は原始人に近い裸足族です。
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ラジオのアプリ、無料の。♪(´ε` )
→普段は良いのですが、災害時はバッテリーの節約が一番ですから、乾電池のラジオを使うのがお勧めです。そして電灯も乾電池のLED電灯。スマホはメールとメッセージだけにして、できるだけバッテリーを節約。
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最近、乾電池式の充電器を買いました
→乾電池を充電するのは危険のようです。こちらをご覧ください。
http://www.baj.or.jp/knowledge/q04.html
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マルゾウさんはトランプさんをどのように感じてらっしゃいますか?
→アメリカ国内の新旧ユダヤの対決にうまく乗り選挙に勝ちました。嗅覚と駆け引きの強さは超一流であると思います。その超一流の嗅覚が安倍日本を選んでいるということです。
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思い切ってミゾゴイ保護について聞いてみたところ、次のようなお返事を頂きました。伊東市民では無いですし、どこまで出来るかな?と悩んでおります。
あんのんさんへ。
私のブログ記事をリンク引用などで伝えて頂いて構いません。以下抜粋しました。もし機会があればご利用ください。
八幡宮来宮神社。中編。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/b00b1aaeabc1767933473c89f2029058
メガソーラー建設の問題点を考察してみる。その1。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/9561fce6a02c9cfb7cf7a3dc10803563
メガソーラー建設の問題点を考察してみる。その3。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/5b409838f1852721d02d81bec24c5385
舞台は地方自治体から国へ。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/0b29501a899f825d6a2f84e73e4f2af0
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下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら
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軽バンに乗った男性。車が浸水して行きますが車内で呆然としています。出ようとして出られないのか、ただただ頭がパニックになって茫然自失となっているのか。
見かねた男性が助けようとします。ドアを開けようとしますが、水圧で開きません。周囲の人に助けを呼びますが、周囲にはカメラマン以外いないようです。
これを撮影しているカメラマンやスタッフは誰も助けに行こうともせず、その水没事故を撮影し続けます。
救出しようとしている男性は、車内の男性に「窓を開けて」と指示をしますが、窓は開きません。車の構造上これ以上窓ガラスが下がらないのかもしれません。
救出男性は外から必死に車内男性を抱え込み、車が水没する前、やっとのことで車外への救出に成功します。
助けを呼ばれているのに、撮影し続けたカメラマンも問題であると思います。運良く男性が助かりましたが、もし溺死していたらどうでしょう。ネットでもフジテレビのスタッフに対する批判が多く上げられています。
しかし興味深いのは、車内の男性です。じっとしたまま静かに水に呑まれていっています。全然じたばたしていません。むむ。
今回豪雨で大勢の方が亡くなりました。この弾性のようにただただ呆然と立ち尽くしたまま亡くなった方も多いかもしれません。
間に合う時は、誰もがまだ大丈夫と思う時。
まず車が水に浸かり始めた時、この時はまだ外に出られたかもしれません。しかし車外に出るということは、大切な車を捨てるということです。
人間が災害から逃げられない心理がまさにここにあります。まだ避難に間に合う時というのは、必ず「まだ大丈夫かな」という時であります。
そして「もう本当にやばい。死ぬかも。」と誰もが避難しようとする時は「手遅れ」の時であります。
避難が間に合う時=逃げなくてもひょっとしたら大丈夫では?という誘惑のタイミング。
避難が間に合わない時=誰もがこれはやばい。逃げなきゃと思けど既に手遅れのタイミング。
人は損切りしたくない。このまま大丈夫であって欲しいという願望が判断が狂わす。
山の遭難も然りであります。迷ったかなという時点で戻れば助かります。しかし「まだ大丈夫だろ」と進んでしまい更なる山奥に入り込みます。日が暮れたり、暴風が激しくなって「やばいな。遭難したかも。」と本人が認識する時は、もう手遅れ。
「やばい」と思った時は手遅れなのです。そして避難は「やばくない」時に始めないと間に合わないのです。が、その決断が難しい。
このまま車に乗っていても、きっと助かるかもしれない。根拠ないけど大丈夫じゃろ。大丈夫と思いたい強い願望が判断を狂わせるのは遭難と同じ。
もし車を乗り捨て避難したら、車を失うのは確実。人はその損切りの判断がとても難しいのです。
「これは緊急事態なんかじゃない。日常生活にすぐ戻れるはず」という心理が生命を危険に晒す。
これは正常化バイアスとも関連します。災害に遭遇した時、人は自分が生命の危険の緊急事態に遭遇したと認識したくないのです。
311の地震のあとも、津波の避難をせずにそのまま家屋の掃除を始めた人の多くは水に呑まれました。今、緊急事態だからすぐに津波を警戒して高台に逃げなきゃ。と考えるのではなく、崩れた家財を戻して、その地震が無かったことにする。いち早く普段の日常に戻らなきゃ。という心理。この心理が避難を手遅れまでに遅らせて生命の危機に晒します。
山の遭難もそうです。冬山で一夜を明かす(ビバークする)ことになったにも関わらず「これじゃまるで遭難してるみたいだね。」と笑いながら話す。これも正常化バイアスです。自分が生命の緊急事態におかれたということは認めたくない。これはあとで笑い話にするんだ。これはそうなんじゃない。そういう願望が、避難行動の判断を甘くします。損切りができずズルズル。生命を危険に晒します。
これは緊急事態なんかじゃない。自分は生命の危険に晒されてない。これは日常の延長。そしてすぐ日常に戻れる。戻りたい。
その願望が自分の生命を危険に晒しているのです。
この軽バン車内の男性もそうです。自分が緊急状態に置かれているとは認めたくない。このままプカプカ浮いて浅瀬に着き、また車が動き出すだろう。だってこれは日常生活なんだから。緊急事態じゃないんだから。自分は生命の危機に晒されてないんだから。早く買い出しに戻らなきゃ。すぐ戻れるよ。
そして今晩は夕飯で家族に「今日は車が水に使っての。大変だったんじゃ。」と笑いながら話すレベル。だってこれは日常生活の延長なんだから。後で人に話して笑い話にするレベルなんだから。
ギリギリまでそう思って多くの人が亡くなりました。そして最後の最後。あれ。これ。本当にやばいやつなんじゃない。と気づいた時は、この男性のように身体が動かず。茫然自失のまま、目と鼻と口が水や泥に埋もれていったのでした。
おまけ1
沈みゆく車から脱出する方法
おまけ2(読者の方の声から)
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まるぞうさんは、どんな夏バテ対策をされていますか?気をつけていることとかありますか?
→私は体質的に暑さと寒さに強いようです。特に夏バテ対策はしておりません。ただ一年を通して水を摂る量が普通の人よりずっと多いこと。私が飲む水の量が多くて、周囲の人は最初は驚きます。
そして普段は裸足で暮らしていることは他の人と少し異なるかもしれません。(自分のオフィスでは冬でも裸足にサンダル履き)
現代文明は人前での裸足はマナー違反なので、本当に身内の場所でしか裸足になれませんが、本当は一日中裸足で過ごしたい。私は原始人に近い裸足族です。
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ラジオのアプリ、無料の。♪(´ε` )
→普段は良いのですが、災害時はバッテリーの節約が一番ですから、乾電池のラジオを使うのがお勧めです。そして電灯も乾電池のLED電灯。スマホはメールとメッセージだけにして、できるだけバッテリーを節約。
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最近、乾電池式の充電器を買いました
→乾電池を充電するのは危険のようです。こちらをご覧ください。
http://www.baj.or.jp/knowledge/q04.html
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マルゾウさんはトランプさんをどのように感じてらっしゃいますか?
→アメリカ国内の新旧ユダヤの対決にうまく乗り選挙に勝ちました。嗅覚と駆け引きの強さは超一流であると思います。その超一流の嗅覚が安倍日本を選んでいるということです。
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思い切ってミゾゴイ保護について聞いてみたところ、次のようなお返事を頂きました。伊東市民では無いですし、どこまで出来るかな?と悩んでおります。
あんのんさんへ。
私のブログ記事をリンク引用などで伝えて頂いて構いません。以下抜粋しました。もし機会があればご利用ください。
八幡宮来宮神社。中編。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/b00b1aaeabc1767933473c89f2029058
メガソーラー建設の問題点を考察してみる。その1。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/9561fce6a02c9cfb7cf7a3dc10803563
メガソーラー建設の問題点を考察してみる。その3。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/5b409838f1852721d02d81bec24c5385
舞台は地方自治体から国へ。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/0b29501a899f825d6a2f84e73e4f2af0
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