まるぞう備忘録

無題のドキュメント

火山灰に埋もれた街。7。備えあれば憂いなしは本当だった。

2023-09-30 06:21:16 | 防災情報。

防災カレンダー

新潟市


千葉県北西部





最悪事象の確率が低くても保険を掛ける理由。

 皆さんはご自宅に火災保険をかけていらっしゃる方が大半でありましょう。
 実際、火事になるお宅は全体の1%もないかもしれません。99%のお宅は火事に遭わない可能性が大でしょう。

 それでもほとんどのお宅が火災保険に入られるのは
・たとえ最悪が発生する確率が低くても、その最悪が発生した時の被害が大きい時は、出来ることは事前に備える。
ということだからだと思います。



備えあれば憂いなし。本当だった。

 そう。
 たとえ最悪の発生確率は低いように思えても
・最悪の備えをしている時は(やはり)最悪は発生しない。
・最悪の備えをしていない時は(見ないふりをしている時は)最悪が発生してしまう。

 このような経験をした方は多いと思います。
 私の人生は油断と慢心の生き方でありましたから、もう数限りない失敗と挫折と悔し涙を経験して、やはりこの経験則が身にしみました。(これは災害の備えだけじゃなく、経営や人間関係など人生全般です)

・最悪を想定して備えている時は、最悪は起きにくい。
・備えあれば患いなし。は本当だった。

 そしてその裏返しに

・起きて欲しくないこと(見ないふりしていること)は起きやすい。

ということも人生から学びました。

 私はこの人生の経験から、だいぶ用心深くなったと思います。
 「油断と慢心だった失敗連続の人生」から「可能な限り事前に最悪を想定して備える人生」に変化していったと思います。
 この変化の経験が出来ただけでも、私はこの人生を送れた意味があるなあとつくづく思います。



最悪のストーリーが共有されるほど、その最悪は発生しづらくなる。

 日本列島の継ぎ目=フォッサマグナ南部に住んでいる2000〜3000万人の私達。

 この私達のうち
・私達が生きている期間に富士山が噴火するかもしれないこと。
・富士山が噴火したら約2〜3週間はその場所に閉じ込められるかもしれないこと。
・降灰終了から数日後、火山灰の街から抜け出せても、住んでいる家屋を手放さなければならかくなるかもしれないこと。

 これらの最悪事象を、想定して、備えて、そして腹を括る人が一人でも増えれば、それだけその最悪が起きる未来の確率が減ります。

 現代に富士山が噴火したあとの2週間とその後の5日間。東京都市圏に住んでいる私達に何が起きるかという「最悪ストーリー」が、もしテレビ番組などで特集されれば、多くの人が覚悟することになれば、その最悪の事態の可能性は低くなる。ので、その場合は日本は幸運だと言えるでしょう。
私は日本が幸運であることを願います。



逆に最悪事象を招く確率が高くなる時、

 ただし
・どういう最悪事象が起きるか知らない、
・どういう最悪事象が起きるかは見たくない、
・最悪事象に対して思考を停止させてます。

 という人が多ければ、やはり残念ながら最悪事象が起きる可能性が高くなっていく。



歴史の振子。揺れ戻しは必ず来る。

 話は変わりますが、私の心のメモの「陰陽の仮説」です。
 振り子は必ず揺れ戻す。

・持っているものは手放すことになる。
・持ちすぎたものは奪われることになる。

 ということは、自分から積極的に与える限りは手放さなくても良い。
 現実的には持っているとしても、心の中で手放していれば(持ち続けることの執着を手放していれば)、奪われることもない。



人類の脱皮。その引き金はどこから起きるか。

 話はまたまた変わりますが、私は最近、人類の次の進化のことを考えることがよくあります。
 次の進化の時に、次の脱皮の時に、私達人類が手放すものは何かなと考えます。
 脱皮の痛み=手放す痛み。それはどういう現象として起きるのか。
 宇宙の誰も知らない。生きている私達の選択の総意にハンドルが預けられている。

 シュタイナーが地球の頂点の一つと言った日本列島。特に3つのピースの交点であるフォッサマグナ南部という継ぎ目。この狭い頂点に3500万人もの私達が、ものすごい人口密度で住んでいます。
日本の人口が減少している中、この頂点の継ぎ目地域だけは人がどんどん集まってきているという現象。





 このフォッサマグナ南部継ぎ目に集中している3500万人の私達に起きることと、人類の脱皮の繋がりについて、最近良く考えます。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
==========
19日も耐え忍ぶくらいならば、さっさと関西にでも引っ越してしまう方が楽ちんだな~と個人的には思いました。
もちろん、引っ越しはカンタンに出来ることではないですけど。
まるぞうさんや、玲玲さんのように「体力に自信あり」の人以外は、引っ越せるなら引越しちゃいたくなるんじゃないかな~と思ってしまいました。

→ 自然災害の発生確率が低い地域は、もう誰でも知ることが出来ますので、そういう地域に引っ越しをされることはどなたにおいても大切だと思います。

==========
今日は負けるかもと思いながら見ていましたがなんとかラグビー勝ちました。フィージーなどのアイランダーが日本の為に頑張ってくれて感謝しかありません。次戦も頑張れ!

→ 応援ありがとうございます!

==========
自宅避難とそのための各家庭における水・食料の備蓄は極めて重要だと思います。
降灰数cmの様に、家、工場、各種インフラの物理的破壊を伴わない場合はもちろん、コンクリート建築や高層建築の多い東京圏においては、地震や台風、津波時においても有効です。

→ 富士山噴火以外にも、自然災害の可能性は日本列島の多くの地域でありますから。どのご家庭でも災害の想定と備えは必要です。備えあれば患いなしは本当だった。です。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SHO_KO)
2023-09-30 09:14:55
>人類の脱皮の繋がりについて、最近良く考えます。
そうだったのですね。富士山噴火の影響を受ける該当地域なのでまるぞうさんと読者さんの考察を有難く思い読ませて頂いていました。
手放すというまるぞうさんのキーワード、引っかかりました。
想定して対策準備して、持ちすぎたもの集めすぎたものをどんどん切り離していく。
そうやってムダをそぎ落としていくとエッセンス(本質)だけが残る。何が大切なのかに気がつく。
そこにたどり着くような生き方、本質を生きること。それぞれがそこに気がついていく、そぎ落としていく。
ということを今年の始まりから、最近自分の中で気がついた出来事や心の流れとして感じています。
返信する
Unknown (Unknown)
2023-09-30 11:36:37
東京に住んでいる息子に非常食を送りました。いつもは、こちらからダンボールにつめて送っていましたが、今回はAmazonを使って送りました。先日、ホームセキュリティの会社の見積もりをとりました。田舎ですが、ひとりの時間も長くなり、防犯も考えています。
返信する
Unknown (Unknown)
2023-09-30 17:39:08
→ 自然災害の発生確率が低い地域は、もう誰でも知ることが出来ますので、そういう地域に引っ越しをされることはどなたにおいても大切だと思います。


まるぞうさんのお仕事は在宅リモートで出来るから比較的引っ越しもカンタンな方だと思うのですが、やはり社屋は東京ではないといけない理由があるのでしょうか?
返信する
Unknown (玲玲)
2023-10-01 08:21:53
体力に自信なんて無いですよ。外国人実習生を帰国させる判断もしなくちゃいけないし、その時無事だったらぐらいの気持ちです。竜巻の被害もある場所に住んでますし、ここ10年で心筋梗塞を起こした運転手が事故とか3件ぐらい見かけてるので、明日も無事とはあまり思えないです。
あとは地域的に東京から100km以上離れているので、仮に無事なら避難所など設けられたら手助けしたいと思ってます。神宮2つもこれからどうなるのか、生かされたらこの土地に住む縁で見させて欲しいと欲心もあり。
都内で停電時は火災は大丈夫なのでしょうか?通電火災があるから、復興をすごく遅いペースになるのか、ついでにじしんも連動するのか、それでもなんとかなるのか?
返信する
Unknown (武蔵野おっさん)
2023-10-01 09:23:52
更新もないし、コメントのアップもないけどもご病気ですか?
心配です。
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