まるぞう備忘録

無題のドキュメント

多重層。理想郷。

2013-12-21 10:57:09 | 多重層

想定よりずっと長く続いた「多重層」のシリーズではありますが、そろそろこの時期私が知りたかったことは、だいたい自分の中で消化できたようです。

最後にユダヤ民族と皇室の繋がりについて考察を述べたいと思います。



イスラエルにはアミシャーブという機関があります。

これは世界に散ったとされる北イスラエルの10支族の末裔を探す機関です。

──────────
アミシャブが認める、”失われた10支族”とは、

1) ユダヤ教を信じていること、
2) ユダヤ教を信じていない場合は、ユダヤ独特の習慣(割礼、安息日(サバト)など)を維持しているかどうか、になり、

その他、身体的特徴、服装、語り継がれてきた伝承、などがチェックポイントとなる。

(略)
日本-イスラエル同祖論(親戚論)を支持してきたユダヤ人の研究者(ラビ・マーヴィン・トケイヤー、ヨセフ・アイデルバーグなど)は多い。アミシャブのラビ・アビハイル氏は、短期間日本に滞在して日本古来の文化や習慣を調査した(滞在中、三笠宮殿下とも会談した)だけであるが、彼の結論として、

”これらの証拠は充分に根拠のあるものであり、日本人と失われた10支族の間に何らかのつながりがあることは否定できないであろう”

と書いている。


彼が挙げた日本の中のユダヤ性の特徴は、(* 全体の一部に過ぎないが)
・ 割礼(三笠宮殿下の友人のモラウカ・ダ・ソーカ氏によれば、皇室・天皇の子息は生後8日目に割礼を施される)
・ 月経の規定 
・ 清浄と不浄の規定
・ 葬式と埋葬
・ 服喪
・ 日本の暦(太陰暦)
・ 仮庵祭
・ フラクテリ(経札)と山伏のトキン
・ フリンジ(房)
・ 初子の贖罪
・ 血族による復讐
・ 両親の尊重

などを挙げている。

http://www.k2.dion.ne.jp/~yohane/00000dna2.htm
──────────

その後アミシャーブは継続的に調査を続けているようで、日本(皇室)とユダヤ民族との関連性はかなり明確になっていると思われます。

ただこれらの結果が公表されるかどうかはまた別の問題のようです。

この日本とユダヤの関係を強化して行きたいと考えるグループと、公になっては都合が悪い、このまま日本(皇室)を廃止して日本とユダヤの関係も闇のまま葬りたい、と考える勢力があるようです。

日本に戦争を執拗にしかけたかったソ連共産党のスターリンや、コミンテルン(国際共産主義者)のアメリカルーズベルトなどは皇室を抹殺したかった側でしょう。

現在での日本の左翼と呼ばれる人たちは中国共産党を利用して、皇室や日本の伝統を抹消したい勢力はあるようです。

ロシア革命の時に共産主義を裏から支えたのがユダヤの神秘主義者の一派でした。

数百年間ヨーロッパの金融資本を牛耳っている集団です。

──────────
●サバタイ・ツヴィに影響されて、倒錯的なメシア運動を起こす者がいた。
1726年にポーランドで生まれたヤコブ・フランクという過激なユダヤ教指導者である。
●彼は、サバタイ・ツヴィのひそみに倣って、キリスト教に「偽装改宗」した。偽装改宗は聖なる神秘だと考えたためである。
そして彼は「ルリア神学」を自分なりに解釈し直して、「悪の世界」を充実させることによって破局を招来し、「終末」を早めようというメシア運動「フランキズム」を展開したのであった。
(略)
●あの有名な初代ロスチャイルドは、フランク派ユダヤ教に深く関与していたとの説もある。19世紀を通じて、ロスチャイルド家はフランク派ユダヤ教を全面的に支持し、育成したらしい。
「ユダヤ教徒の『カバラ』と『メシア運動』の歴史」より
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hd/a6fhd600.html
──────────



ユダヤの神秘主義のもう一つの流れはイギリス女王を含む一派でした。

アメリカ建国に深く関わったユダヤ神秘主義集団でもあります。



さて最後にモルデカイ・モーゼというユダヤ人が書いた「日本人に謝りたい」という著書の一説をご紹介したいと思います。

当初はルーズベルト大統領の対日政策のブレーンの一人でありましたが、実際に日本に来て日本や皇室を知るにつれて考えを180°変更しました。

旧約聖書にもメシアという言葉が何回も出てきますが、これは後世の救世主という意味合いよりは、人民に慕われ徳のあるイスラエル王国の君主を示しておりました。

ユダヤと日本の結びつきが明らかになることが今後の世界の平和の鍵になると思います。

──────────
日本民族のもつ最大の財産は天皇制である。これは全く世界に類例のない偉大なものであり、人類の理想とするものである。

かつてユダヤ人の大思想家でフランス革命に大きな思想的影響を与えたジャン・ジャック・ルソーは、かの有名な『社会契約論』で次の如きことをいっている。

「人もし随意に祖国を選べというなら、君主と人民の間に利害関係の対立のない国を選ぶ。自分は君民共治を理想とするが、そのようなものが地上に存在するはずもないだろう。したがって自分は止むを得ず民主主義を選ぶのである。」

ここでいう君民共治というのは、君主が決して国民大衆に対して搾取者の位置にあることなく、したがって国民大衆も君主から搾取されることのない政治体制のことである。

ところがここで驚いたのは、日本人にこの話をするとみな不思議そうな顔でキョトンとする。私は最初その意味が全くわからなかった。しかし、だんだんその意味がわかってきた。日本の天皇制にはそのような搾取者と被搾取者の関係が存在しない、ということを私が知らされたからである。今度は私の方が驚かされた。


この日本の天皇制はユダヤ思想の理想であったことはルソーの言葉でもわかるが、他にもあるユダヤ人の言った言葉に次のようなものがある。

「わがユダヤの王は、目に見えない護衛だけで守られる。われらの王は威厳にみちてその権力を行使するのは人民の幸福のためにだけであり、決して王自身や王朝一族のためにこれを用うることはない。かくして王への尊敬と威厳はいやが上にも高まり、人民に崇拝され敬愛されるのである。そのため王は神格化されるだろうが、それはひとえに王の権威が人民に安らぎと幸福を保証するコーディネーターの役を果たすからに他ならない。」

断っておくが、これは日本の天皇制の描写ではない。ユダヤ民族の理想の表現なのである。これを見てもおわかりと思うが、ユダヤ人はルソーのいった如く、国民との利害関係をもたない君主が理想なのである。

私が日本の天皇制の本質を知ったときの驚きが如何なるものであったかは、推して知られたい。地球上にユダヤ民族の理想が実在したのである。一般のヨーロッパ人は、とてもこのようなすばらしいものを創ることはできないであろう。我々ユダヤ民族も残念ながら未だ創ってはいないのであるが、しかしそれがすばらしい理想であるということを知っているだけでも日本人に近く、ヨーロッパ人よりも優れていることを日本人に認めていただければ無上の光栄である。

(略)
天皇が開口一番、自分の事はどうなってもいいから国民を救ってほしいと切り出した時、マッカーサーは驚天せんばかりであった。この席にルソーが同席していなかったのが真に残念であるが、西洋の君主というものはそれこそマルクスのいう支配者、搾取者である。一般大衆は被支配者、被搾取者に甘んじなければならない。

(略)
戦後の占領改革にも拘らず天皇制が存続できたことは、私の最も喜びとするところである。これはひとえに当時GHQを牛耳っていたニューディール派、つまりユダヤ勢力が天皇制に自己の民族の理想を見出したからに他ならないのである。

日本国憲法は後で詳しく述べる如くユダヤ人がユダヤ思想に基づいて作った作品であるが、その憲法の冒頭に天皇の項を設けたのはこのためである。

(略)
これから本論として述べる如く、我々は戦後の占領改革において大きな過誤を犯したのであるが、ただ一つの喜びは、天皇制の偉大さを認識でき、それを憲法の冒頭で存続させることができたことである。

だがここで日本人に謝らなければならないのは、戦前において我々の認識不足から、天皇制を最大限に攻撃し、なんとかこれを打倒しようと努力してきたのも我々ユダヤ人である、ということなのである。全く穴があれば入りたい気持ちである。

(略)
以上のように我々は戦前天皇制の打倒を至高目的としていたのであるが、戦後天皇制が類例のない偉大なものであることを初めて知るに及んで、天皇制の存続を図ったわけである。この時には天皇制廃止論者が周りに多く、大変苦労したものである。

(略)
日本共産党はいまだに天皇制を絶対悪と信じている。国会の開会式に天皇が臨席される時に共産党議員が欠席するのは、その現われといってよいだろう。

(略)
かくの如く、日本の家族制度はこれまた類い稀な存在であったのだ。戦前の日本の家族制度にはとても及ばないが、現在世界中で一番この家族制度というものを強固に有しているのは我々ユダヤ人社会であろうと思う。この点、我々は常にそれを誇りとしている。

ここでまた日本人にお詫びしなければならないのであるが、この日本のすばらしい家族制度を破壊したのは我々ユダヤ人なのである。具体的には、占領改革の時ニューディール派が行なったものである。

(略)
次に我々ユダヤ人が是非学びたいと思うことに、日本の戦前にあった義理人情という美徳がある。武士の国日本では、他民族では絶対にもちえない繊細な心の機微というものがあった。本能的な西洋人には想像もつかない深遠な人間性の発露である。私は、この義理人情が究極点として天皇制に到達するものと考えている。
──────────



おわり



追伸
この「多重層」シリーズでいろいろなことを勉強させて頂きましたが、自分がまだまだ未熟であることも痛感いたしました。

長らく日刊という形をとっていましたが、また最初の頃のように不定期発行に戻したいと思います。

充分発酵させてから発行する時期であろうと思います。



追伸2
クリスマス前の三連休であります。

このあと、まるぞう秘伝のローストチキンのレシピをお送りします。

良い三連休をお迎えください。




上記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

おひさま、ありがとうございます。

最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとう御座います。m(__)m。 (よしの@)
2013-12-21 11:54:16
相変わらず?なにがなんだか?わからずにも、心地よい風を感じました。
たぶん?驚きがないのは、なんとなく、なんとなくの流れなのでしょね!いろいろを
教えて頂いてありがとう御座います。いろいろの勘違いと間違いをごめんなさいで御座います。m(__)m。
返信する
Unknown (憲法記念日。)
2013-12-21 11:59:28
こちらはいつも本家の実践本的にあいまるさんブログと合わせて拝読しています。が、今回のシリーズは私にはちょいややこしそうで、読んだり読まなかったりでした。

しかし、読んだ中で親孝行の記事と今日の記事はグッときました。今までの本家の記事とも合わせて、何というか、若い頃には古臭いと思っていた親の考え方やとてもファジーでお人よしな日本の伝統が、実は物事の本質の王道を捉えており、リーマンさんがおっしゃる現代科学がまだ追いついていない最先端をも行っているというような内容に、さらに根拠をもらったような感じがあります。ホント、私は本家あいまるさんまるぞうさん(時々薫風亭さん)ブログに出会えてよかったと実感しています。

レシピシリーズいつも関心大で読んでます。今日のも楽しみにしています。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-12-21 13:04:18
まるぞうさん、更新ありがとうございます。

ちょっと趣旨が違うかもしれませんが、つくづく、この時代にこの国に生まれ出た幸福を感じました。
客観的に非常に辛い環境に生まれ育ち、社会や親やクラスメートを恨みながら生きていた若い頃を思い出しながらも
やはり、それで良かったんだ。すべてに意味があり昇華すべき出来事だったんだと、中年の現在になり思い至りました。

今年もあっという間に過ぎようとしています。
来年は、この国のために、自分の身近なところから尽くす努力をしていくつもりです。
返信する
いつもありがとうございます (ぶんち)
2013-12-21 13:39:30
いつも中身が濃く、それでいてとてもわかりやすい記事をありがとうございます。今回のシリーズはとりわけ勉強になりました。私も「日本人に謝りたい」始め、ばらばらと断片的に得た知識はありましたが、まるぞうさんの整理統合されたまとめ方のおかげでぐっと理解が深まりました。今はまだ隠されているこれらの事柄が、そのうち「地球は丸かった」みたいに周知のことになったらどうなるのだろうと夢想します。まるぞうさんのブログはこれまでもずっと拝見しておりましたが、渾身のシリーズへの御礼をぜひ申し上げたくて今回初めてコメントしました。日刊から不定期になるとのこと、これからも楽しみにしております。会社とご家庭とブログと、大変お忙しいと思いますが、どうぞご自愛のほどを。楽しい3連休をお過ごしください。
返信する
Unknown (はらっち)
2013-12-21 13:52:36
超大作の記事を毎日息をのんで読ませていただきました。2014年を前にこの考察を皆さま方と共に学ばせて頂いた喜びは何物にも代えがたいものでした。

まるぞうさん。本当にありがとうございます。
良い3連休を御家族や近しい方々とお過ごしください。
私は家族で「永遠の0」を観に行くことを楽しみにしております。
返信する
感謝 感激!! (ふしみっこ)
2013-12-21 15:51:58
毎日 楽しみに読ませていただいています
好奇心でワクワクします
是非 本にまとめて出版して欲しいです
日本に生まれて良かった
お忙しいでしょうがお身体に気をつけて頑張って下さい
感謝合掌
返信する
Unknown (Unknown)
2013-12-21 20:27:09
日々継続されてきたという愛情の深さ、それを可能にした実直さにただただ頭が下がります。
一緒に歩ませていただいて、ありがとうございます。
返信する
Unknown (R60)
2013-12-21 22:33:04
仮の卒業式ですね。ありがとうごさいました。 まるぞうさんの考察なのに 毎日 書き写し212ページの長編となり、まるで自分が考察したかのように ドヤ顔でおります。テレビなどでキリストの生涯を観ると 今までとは 全く違う視点で感じられたり 理解が早いです。 日本に生まれて 本当に良かった~☆。
返信する
超大作 (しかせんべい)
2013-12-21 22:52:34
お疲れ様でした。
まるぞうさんの書く言葉が
本当に分かり易く
頭に入ってきます。

楽しかったです。ありがとうございました。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-12-21 23:21:58
誰か、英訳をお願いできないですかね。

ぜひ、ユダヤの方々に読んでもらいたいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。