趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

EF5889の内部

2007-11-15 23:09:58 | 鉄道博物館
   


 公式側脇の通路を歩いて行くと、足回りは見えませんがEF5889の運転席や内部を覗けます。上の写真はサイドの窓から内部(運転席直後)を覗いたものです。
 1エンドと2エンドを繋ぐ通路と、その奥の電気機器は取り外し出来る金網で仕切られています。写真左端のボルトを緩めて金網を持ち上げると簡単に外れそうです。メインテナンスのし易さと安全性は、有る意味で相反するものですが、この金網がその解決策なのでしょう。

 下の写真は2エンドの運転席です。
 2エンドの方は照明が無く、窓越しにストロボを焚いての撮影です。覗いた感じでは、窓の下の斜めの部分(大きなハンドルの右側辺り)に埃が積もっている様な感じがします。外側は茶色に再塗装されて綺麗ですが、内部ももう少し綺麗にしてあげないと可愛そうですね。

 JZX81様も仰っていましたが、普段見られないところをじっくりと観察出来るのが、鉄道博物館の真骨頂でしょう。

EF5889

2007-11-14 20:44:42 | 鉄道博物館
  


 煙突の次はパンタグラフです。もちろんEF5889。1エンドを北向きにしてヒストリーゾーンの西側に居ます。公式側(写真の右側)にはちょっと高くなった通路があり、運転席などを覗き込めます。

 上の写真には、良く見ると運転席内部を写している人の手が写っていますね。この様にして撮影した写真が下の写真です。偏光フィルターを持っていないため、ガラスの写り込みがちょっと気になりますが、運転席の雰囲気をご覧下さい。

C57135のクロスヘッド

2007-11-13 21:25:25 | 鉄道博物館
   


 上の写真はC57135のクロスヘッドと第1動輪です。静態保存の機関車にありがちな銀色のペンキを厚塗りした状態とは全然違い、綺麗に磨かれたクロスヘッドや主連棒は美しい光沢を保ち、今にも動き出しそうな気がします。

 ヒストリーゾーンの2階は周囲をぐるりと取り囲む廊下になっており、丁度学校の体育館の様です。この回廊からは普段見る事の出来ない車輌の上部が良く見えます。下の写真の様に、C57135とEF5889のツーショットを撮る事も出来ます。(^-^)

 昨日の記事に書いたドレインコック溶接部分は、第3動輪の右、柄の付いていない杵の形をした給水ポンプからキャブの方に伸びている真鍮色のパイプの付け根部分にあります。

 この写真を撮った位置から振り向くと、直ぐ脇を通る高崎線の新製電車が良く見えますが、窓1枚隔ててここはタイムマシンに乗ってやって来た懐かしい世界です。

C57135の刻印

2007-11-12 22:44:40 | 鉄道博物館
  


 ターンテーブルに載ったC57135観察の続きです。上の写真は公式側第2動輪の主連棒連結部の刻印です。一部の文字が2重になっていて、C57135の刻印が打ち直されていることが良く分かります。バイトの跡と思われる細かい条痕があるので、最初に刻印が打たれたあと、表面が削られて文字が薄くなったので再度刻印されたのでしょうかね? また、「シ42 9」は昭和42年9月の事でしょうか? 興味は尽きません。Lの文字は左側(Left)の事ですね。

 下の写真は後から配管に付けられたドレインコックでしょうか、生々しい溶接の跡です。

 こうして細部をじっくりと観察出来るのも鉄道博物館ならではでしょう。
 それにしても館内は暗く、ストロボ無しでブレない様に写真を撮るのは一苦労です。防振レンズが欲しくなりました。

ターンテーブル上のC57135

2007-11-11 08:28:26 | 鉄道博物館
  


 10月14日に開館して間もなく1ヶ月ですが、昨日、やっと鉄道博物館に行って来ました。雨の土曜日なので人出は少ないかと思いきや...、やっぱり混んでいました。

 好きな車輌は、1に煙突2にパンタ...と言う事で、先ずはヒストリーゾーンの中央部、ターンテーブルに鎮座する蒸気機関車C57135をじっくりと観察。交通博物館時代にも間近で見ている筈ですが、こんなに近くからまじまじと見たのは初めてです。交通博物館よりも広々としていて、2階からも観察出来、なかなか良いですね。重油タンクが付いていた部分の蒸気ドームの切り欠きがハッキリと見てとれました。ただ、この日はターンテーブルは回転しないとのことで、ちょっと残念でした。

 キャブを公式側から見ると、最後の検査は昭和47年5月、苗穂工場ですね。35年前の検査から約3年半で現役を退いたことになります。最終走行は32年前の12月14日、残念ながら立ち会う事は出来ませんでしたが、大きな看板を掛けたC57135が雪景色の中を走行する写真が印象に残っています。