ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

遠い空へ、本田美奈子さん

2005-11-08 06:27:19 | その他ジャングル
急性骨髄性白血病で亡くなった本田美奈子さん。
夏目雅子さんと同じ病気で…
38歳…
あまりにも短すぎる、刹那すぎる一輪の花。

ぼくの記憶は動き出す。

本名は工藤美奈子。
CM「お湯をかける少女」で一足先に脚光を浴びた?いとこの工藤夕貴と苗字がかぶるのを嫌って、苗字だけ変えて本田美奈子になったんだ。
左右対称なのもいいって占いの人がアドバイスしたとか。

ぼくの記憶は走り出す。

デビュー曲は「殺意のバカンス」
タイトルにインパクトがあったね。
本来は「好きと言いなさい」で決まりかけていたが、彼女の押しの一手で「殺意のバカンス」に変更になったというエピソードがある。
2ndシングルはその「好きと言いなさい」
ぼくはこっちのほうがアイドルっぽくて好きだったよ。
そして3rdシングル「Temptation(誘惑)」は彼女の曲の中での my best favorite song !
この年のレコード大賞新人賞は中山美穂と一騎打ちさ。

ぼくの記憶は止まらない。

彼女の代表作は4thシングル「1986年のマリリン」
へそだしルックで和製マドンナ到来とか言われてたんだ。
華奢な体なのにハイトーンで歌って、パワフルに踊ってたね。
それ以降の曲では「Oneway Generation」が好きだった。
♪「戻れない片道のチケットと夢だけを信じたい」♪
   …その夢はミュージカルへと続いたんだ。
♪「青春の終点についたとき何が待っているのか」♪
   …秋元センセー、この歌詞意味深。

ぼくの記憶に花は咲いても、彼女の未来に花は咲かない。

花の色はうつりにけりな

平安の世の人たちが見た花の色はどんな色だったのだろう。
日々薄れてゆく淡い秋の色。
人の世のはかなさに似て。
合掌