デュランダル引退

デュランダルが現役続行を断念、引退を表明！

■通算成績　１８戦８勝（海外を含む）
■主な勝鞍　スプリンターズＳ（２００３年）
　　　　　　　　マイルＣＳ（２００３年、２００４年）
■総合成績は　こちらから

マイルＣＳ８着敗退とはいえ、上がりは出走馬最速、持ち時計も自己記録更新で着差は0.4。
デュランダルが走らなかったのではなく、他が止まらなかったとも言える。
この状態で香港へ行ったとしてもその後は使えるレースがなく,年齢的にも上がり目が見込めず、陣営の選択は賢明なのだと思う。

デュランダルは不思議な馬だ。
マイルＣＳを連覇しているのに安田記念は未出走。
それどころか東京コースも経験していない。
あの切れは東京コースで生きるはずだから、安田記念を走らせたかった。
本格化してからのＧ２Ｇ３の出走がないのもあまり例を見ない。
脚元の不安もあり、Ｇ１を使っては長期休養の繰り返し。
それでいてよくここまで走ったものだ

デュランダルは名マイラーと言われるが、個人的にはスプリンターとしての資質が高かったと思う。
単純比較はできないが、
マイル（４，０，０，３）に対して、
スプリント（４，４，１，０）
負けはしたが２００４年の高松宮記念、スプリンターズＳ、２００５年のスプリンターズＳなどとても届かない位置から差をつめてきている。

主戦の池添…いいときにいい馬が回ってきた。
池添のお手馬になる以前は順に、
武、福永、河内、武、四位、蛯名、柴田善。
特に武とのコンビで３戦３勝の好成績はあまり知られていない。
池添はこの馬からいろんなことを教わっただろう。
そして別れのとき…

引退後はサンデーサイレンス産駒の短距離種牡馬として期待されているデュランダル。
産駒は意外とマイル以上で活躍したりするかも？