ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

G1レース東西格差

2005-11-25 07:56:14 | 競馬ジャングル

1984年、グレード制導入年のG1レースです。

■ 4・ 8 阪神 桜花賞   ダイアナソロン
■ 4・15 中山 皐月賞   シンボリルドルフ
■ 4・29 京都 天皇賞春   モンテファスト
■ 5・13 東京 安田記念   ハッピープログレス
■ 5・20 東京 オークス   トウカイローマン
■ 5・28 東京 ダービー   シンボリルドルフ
■ 6・ 3 阪神 宝塚記念   カツラギエース
■10・28 東京 天皇賞秋   ミスターシービー
■11・ 4 京都 エリザベス女王杯   キョウワサンダー
■11・11 京都 菊花賞   シンボリルドルフ
■11・18 京都 マイルCS   ニホンピロウィナー
■11・25 東京 JC   カツラギエース
■12・16 中山 朝日杯3歳S   スクラムダイナ
■12・16 阪神 阪神3歳S   ダイゴトシゲキ
■12.23 中山 有馬記念   シンボリルドルフ

現在のG1レースとは数も日程もかなり違います。
この年にマイルCSが新設されました。
スプリーンターズSはこのときG1ではありませんでした。
3歳(現2歳)G1が同日に行われていたとは初めて知りました。
ちょっと旧い世代になると1年の始まりのG1といえば桜花賞、秋競馬の始まりといえば天皇賞秋とだいたい相場は決まっていました。
当時は菊花賞とJCの間隔が中1週でしたね。(シンボリルドルフはえらいっ!)

それから約20年過ぎて、G1の数は22に増えました。(平地)
ダートのG1、1200mのG1、エリザベス女王杯のように競走条件が変更になったのもありました。

来年4歳以上の牝馬による「ヴィクトリアマイル」がジャパンカップダート以来6年ぶりにG1として新設されるそうです。
この新設に異議はないのですが、東京競馬場で開催されるそうです。
それによりNHKマイルCから安田記念まで5週連続東京競馬場で開催されるのです。
新設されるG1は東京コースばかりです。

来年からのG1レースは…
東京(9)……フェブラリーS、NHKマイルC、ヴィクトリアマイル、オークス、ダービー、安田記念、天皇賞秋、JCダート、JC
中山(4)……皐月賞、スプリンターズS、朝日杯FS、有馬記念
京都(5)……天皇賞春、秋華賞、菊花賞、エリザベス女王杯、マイルCS
阪神(3)……桜花賞、宝塚記念、阪神JF
中京(1)……高松宮記念
東京コースでのG1がやけに目立ちます。

グレード制導入当時の1984年は東(8)西(7)で均整がとれていたのですが、2006年からは東(13)西(8)でますます格差が広がっていきます。
新設G1は関西で実施されてもよかったと思うんですがね。
これだけG1の多発、投売り状態が続くとG1の価値が薄れてしまいますね。
ちょっと例は悪いのですが、古川吉もG1ジョッキー、田面木もG1ジョッキーですから。
5年後あたりにはニコーンS(3歳ダート)あたりもG1に昇格されているかもしれません。