アメリカ大統領選挙は,民主党が圧勝し,オバマ大統領が次期大統領に就任する見込みとなりました。
「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文翻訳 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース
郵政民営化選挙に似ていたなあ
アメリカ大統領選挙は,間接選挙になるため,厳密には「大統領投票人」を選ぶことになります。そして,多くの州は「総取り方式」となりますので,投票総数がそのまま選挙人数に比例するとは限りません。
今回,オバマ氏は過半数の270票を大幅に超える350票近くを獲得しました。ところが,単純に総得票数を比較すると,それほどの大差はなく,おおざっぱに言うと6:4程度の差しかありませんでした。
っていうことは,アメリカ国民の総意としては,「オバマ,マケインどっちもあり」という感じであったのではないでしょうか。
このような僅差の総数であったのに,圧勝できたという選挙,これは実は日本での前回の衆議院議員選挙に似ています。自民党はここで単独3分の2議席を獲得しましたが,総得票数を単純に比較すると,やはりおおざっぱで6:4程度の差しかなかったのです。これが小選挙区制の恐ろしさだ,と当時から論評されていましたが,選挙制度が違うアメリカでも,結果として同様のことが生じたのです。
そうすると,今後,オバマ大統領としては,「実は約半分が敵」という認識を持って国政を動かさなければ,今の自民党同様,「誤った認識から生じた傲慢」による自滅行為になりかねません。
オバマ氏のことですから,軽率な行為はしないとは思いますが,議会も民主党主導となる「オール与党体制」になっていますから,いつ何時,傲慢になるか分かりません。
そして,傲慢になったとき,これは日本にとって驚異となります。貿易関係については,いわゆる「保護主義」を基調とする民主党ですから,いつ何時「おい,日本,もっともの買え。」と押し売りしてこないとも限りません。そうなると,ウルグアイラウンドの時のように,不良米を押し売りされかねません(事実,アメリカは今年の年次要求で,「農薬規制の緩和」を主張しているため,アメリカ産の柑橘類のように農薬漬け農作物はもちろんのこと,残留農薬が含まれている肉類などを今以上に買わざるを得なくなるかもしれません。当然,中国産と違って,そのことはほとんど報じられないのは,現状を見ても十分推測できるでしょう。)。
そうなると,日本経済にも大きな影響を与えかねません。
だからこそ,ノッチではありませんが,オバマ大統領は,「デンジャラス」な状況にあるとも言えるのです。
もっというと,その頃に日本でも民主党政権が誕生していたとすると,「小沢総理になったおかげで,日本経済がおかしくなり,アメリカからいらんもの輸入して,国内混乱した」などとなり,民主党政権が短命で崩壊する,ということにもなりかねません。つまり,日本の民主党にとっても,アメリカの民主党政権は「デンジャラス」なのです。
「Yes,we can」は,ノッチが使うようにオバマ大統領が口癖のように言ってましたが,アメリカで民主党が主導を取った今,日本の政治家も「Yes,we can」の心意気で,アメリカに媚び売らない政策を打ち出す必要があるといえるでしょう。
アメリカ大統領選挙,今はまだ対岸の火事のように見ていますが,いずれ何らかの形に日本にも大きな影響を及ぼします。おそらく,衆議院解散選挙においては,「対米関係」も一つの選挙争点になりうるでしょう。私たちとしても,日本の未来のため,ノッチの方ではなく,本物のオバマ大統領の動向をうかがっておく必要がありそうです。
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郵政民営化選挙に似ていたなあ
アメリカ大統領選挙は,間接選挙になるため,厳密には「大統領投票人」を選ぶことになります。そして,多くの州は「総取り方式」となりますので,投票総数がそのまま選挙人数に比例するとは限りません。
今回,オバマ氏は過半数の270票を大幅に超える350票近くを獲得しました。ところが,単純に総得票数を比較すると,それほどの大差はなく,おおざっぱに言うと6:4程度の差しかありませんでした。
っていうことは,アメリカ国民の総意としては,「オバマ,マケインどっちもあり」という感じであったのではないでしょうか。
このような僅差の総数であったのに,圧勝できたという選挙,これは実は日本での前回の衆議院議員選挙に似ています。自民党はここで単独3分の2議席を獲得しましたが,総得票数を単純に比較すると,やはりおおざっぱで6:4程度の差しかなかったのです。これが小選挙区制の恐ろしさだ,と当時から論評されていましたが,選挙制度が違うアメリカでも,結果として同様のことが生じたのです。
そうすると,今後,オバマ大統領としては,「実は約半分が敵」という認識を持って国政を動かさなければ,今の自民党同様,「誤った認識から生じた傲慢」による自滅行為になりかねません。
オバマ氏のことですから,軽率な行為はしないとは思いますが,議会も民主党主導となる「オール与党体制」になっていますから,いつ何時,傲慢になるか分かりません。
そして,傲慢になったとき,これは日本にとって驚異となります。貿易関係については,いわゆる「保護主義」を基調とする民主党ですから,いつ何時「おい,日本,もっともの買え。」と押し売りしてこないとも限りません。そうなると,ウルグアイラウンドの時のように,不良米を押し売りされかねません(事実,アメリカは今年の年次要求で,「農薬規制の緩和」を主張しているため,アメリカ産の柑橘類のように農薬漬け農作物はもちろんのこと,残留農薬が含まれている肉類などを今以上に買わざるを得なくなるかもしれません。当然,中国産と違って,そのことはほとんど報じられないのは,現状を見ても十分推測できるでしょう。)。
そうなると,日本経済にも大きな影響を与えかねません。
だからこそ,ノッチではありませんが,オバマ大統領は,「デンジャラス」な状況にあるとも言えるのです。
もっというと,その頃に日本でも民主党政権が誕生していたとすると,「小沢総理になったおかげで,日本経済がおかしくなり,アメリカからいらんもの輸入して,国内混乱した」などとなり,民主党政権が短命で崩壊する,ということにもなりかねません。つまり,日本の民主党にとっても,アメリカの民主党政権は「デンジャラス」なのです。
「Yes,we can」は,ノッチが使うようにオバマ大統領が口癖のように言ってましたが,アメリカで民主党が主導を取った今,日本の政治家も「Yes,we can」の心意気で,アメリカに媚び売らない政策を打ち出す必要があるといえるでしょう。
アメリカ大統領選挙,今はまだ対岸の火事のように見ていますが,いずれ何らかの形に日本にも大きな影響を及ぼします。おそらく,衆議院解散選挙においては,「対米関係」も一つの選挙争点になりうるでしょう。私たちとしても,日本の未来のため,ノッチの方ではなく,本物のオバマ大統領の動向をうかがっておく必要がありそうです。
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