あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

8月7日(火)のつぶやき

2012年08月08日 02時27分44秒 | ツイッター
08:12 from Facebook なでしこジャパン、やりました!フランスに勝ちいよいよ決勝へ。こうなったら、あとはアメリカを撃破するのみ。08:15 from Facebook  [ 1 RT ]レスリングの松本さんが銅メダル、ボクシング村田さんもメダル確定。男子格闘技も忘れるな、といわんばかりの勢いですね。22:30 from web (Re: @asahi_olympics惜しい。でも,非常に美しい演技でした。田中兄弟,本当に御苦労さまでした。@asahi_olympics 体操・田中佑典選手の演技も終わりました。得点は15・100点で現時点で7位。健闘しましたが、残念ながら田中兄弟ともにメダルを逃しました #オリンピック #体操22:32 from web (Re: @onsenkyokoつい力が入って,体中から水分が抜けちゃいますwww @onsenkyoko 観てる側も室内でも水分補給は忘れずにね22:34 from web (Re: @asahi_olympicsほんとわずかなミスが命取りでした。んー,悔しい・・@asahi_olympics 体操男子平行棒、優勝は中国のヒョウ・テツ選手でした。田中和仁選手は惜しくも4位、佑典選手は8位でした。体操経験者のデジタル編集部Tデスクも悔しそうな顔を浮かべています(けん) #オリンピック #体操23:27 from web (Re: @nikkan_Olympic女子バレー,準決勝へ!!しかし,このオリンピック,本当にハラハラドキドキな試合が多い。本当にオリンピックは面白い。そして,日本すごい!@nikkan_Olympic バレーボール女子準々決勝 日本はフルセットの末、中国を破り準決勝進出です! #オリンピック #五輪 #バレーボール23:28 from web (Re: @onsenkyokoやったね!! RT @onsenkyoko 勝った!!!泣けるぅぅ23:29 from web (Re: @ariyoshihiroikiやりました!! @ariyoshihiroiki やった!やった!スゴい!バレー勝った!by okanyan599 on Twitter

小沢新党などが内閣不信任案提出,サントウワナミー!!

2012年08月08日 00時42分48秒 | 政治・選挙
野党6党が衆議院において内閣不信任案を,参議院において問責決議案を提出しました。
一方,自民党も独自に8日,不信任案を出すことも視野に置きながら最後の調整をしているようです。


生活などが不信任・問責案=自民、8日に提出判断―解散で緊迫、首相は党首会談模索(時事通信) - goo ニュース

民主党はもちろん,自民党も踏み絵

はっきりいって,このゲーム,もはや訳が分かりません。

ただし,野党6党としては,もっともベストなタイミングで不信任案を提出したと言えるでしょう。小沢新党ができる前,すなわち,衆議院において消費税増税法案決議前に不信任案を提出したら,確実に否決され,これにより今国会では一時不再議の慣行が適用されてしまうからです。
一方,8月解散」自体は,ある程度既成事実として水面下では動いていました。ただし,7月中までは・・。
自民,公明の思惑としては,「消費税増税法案さえ参議院通過すれば,あとは民主党に用はない」ということで,その後に解散を迫るという予定だったからです。
民主党も,傷口広げる前に解散して,面倒くさい年金問題や震災復興対応等を次の政権(自民党を想定していると思われる。)に丸投げすればいいや,っていう思惑がありましたので,内心,8月解散もやむなし,という感じも持っていました。もっというと,「自民党も単独過半数にならないから,足腰の弱い政権」というところまで想定していたため,消費税増税の恩義を売って,ある程度政権に口出しできるという役目も視野に置いていたと思われます。
そして,自民,民主ともに何よりも8月解散をしたかった事情,それは「大阪維新の会」の存在でした。ここが全国組織になり,候補者を擁立してしまったら,自民,民主とも小選挙区で大敗するのが確実だからです。なので,まだ組織も政策も固まりきっていない今のうち選挙をうって,被害を最小限にしようというもくろみがあったのです。

ところが,8月解散説,突如風向きが変わり始めます。ざっくりいうと,「橋下市長の野田総理支持発言」と,「小沢新党が思ったより小さくまとまった」という安ど感,そして,「自民党も議席を減らす」という世論調査(もちろん,「大幅増」予測の世論調査もあります。)から,民主党大敗しなくて済むのではないかという,スケベ根性がでてきた,というところによります。
そこで,経団連の会合で,野田総理が来年度予算に意欲的な発言をしちゃったことから,自民党サイドは「8月解散しねーのか。なら,実力解散だ。」という立ち位置に変わってきているということになるのです。

さて,少し話を戻して,このゲームのポイントを整理しましょう。

1 野党6党
(メリット)
・消費税増税法案を廃案に持ち込める唯一のチャンス。
・大義名分が成り立ち,国民受けしやすい(選挙が有利に進められる。)
(デメリット)
・野党6党による連立政権は不可能(共産党がいる限り)なので,総選挙後は結局自民党か民主党にくっつかないとならない公算が高い
・解散せず内閣総辞職を選択された場合,谷垣総裁を総理に指名せざるを得なくなる(特に共産,社民あたりはアレルギーがあるので,これはできない。)

2 公明党
(メリット)
・組織の人たち(学会)に対する説明がしやすい
・本音は「消費税増税消極」だったので,ひそかに本音をまっとうできる
(デメリット)
・今出すと,消費税増税法案がつぶれる(建前上は困る)
・次の選挙では,みんなの党や小沢新党などと「超連立政権」となり,今までのおいしいところが取れなくなる

3 自民党
(メリット)
・解散を求めるという姿勢自体に一貫性が示せる
・大阪維新の会という最大のライバルが今ならまだ選挙区に出現してこない
(デメリット)
・消費税増税法案を通せない。
・衆議院で賛成している手前,不信任案の理由や大義が見出しにくい。
・選挙の結果いかんでは,小沢新党等と手を結ばざるを得ない(単独過半数は極めて厳しい)。

4 民主党
(メリット)
・政権放棄できる(原発問題を考えなくてすむ)
・解散カードでなく,総辞職カードを使って,野党連携を崩すという手法がとれる
・そもそも不信任案を否決できる(過半数)
・大阪維新の会対策も今なら取りやすい
(デメリット)
・消費税増税法案が成立せず,結局,民主党は信用を落としただけで何のメリットもない
・造反議員が一気に噴出し,民主党内が完璧に崩壊する可能性がある
・総辞職カードを切った場合,代表選がぐちゅぐちゅになり,ますます混迷を深める。
・総辞職カードを切った場合,造反議員によって,自民党の谷垣総裁が総理になる可能性がある(選挙なき政権交代という事態も!)
・何といっても,選挙で大敗する。

5 国会共通
(メリット)
・国民の真を問える(民主主義)
(デメリット)
・議員定数問題が解決していないため,今度こそ最高裁から「選挙無効判決」が出る可能性がありうる(前回の判決で,その旨遠まわしに言っていたため。)
・国民の政治不信に拍車がかかり,選挙の投票率が落ちる(非民主主義に)
・国会の審議が止まり,復興法案等が成立しない(震災復興に影響も)
・大阪維新の会の動きが読めない(場合によっては,特定の党はメリットになるかも知れなし)


ざっくり言うとこんなところです。あくまでも,ゲームという前提で考えると,こんなメリットデメリットが各党ともあるということになります。
しかし,ゲームの主導権を握っているのは,あくまでも野田総理です。しかし,キャスティングボートは,野党6党にあります。ただし,野党6党は>,「総選挙後はどこと手を組むか」という点では,思惑がことなるため,このゲームは「同床異夢」に過ぎず,決して一枚岩とも言い切れないところがあります。

さらに,ジョーカーとしての存在,それこそ「大阪維新の会」です。一部既に選挙協力をしているところもありますが,何よりも,「仮に全選挙区出馬」となると,今の風向きだと,単独過半数すら取りかねない状況です。
ただし,現実問題として,大阪維新の会はいまだに法律上の政党になっていないこと,まだまだ全国にバラまくだけの人材,人脈,金がないこと,政策が固まっていないこと,そして何より「投票率の低下が懸念される」こと(そうすると,組織票が勝つため,浮動票メインの維新の会は厳しい。)を踏まえると,今すぐに解散総選挙になった場合,対応は困難となるでしょう。
もしかすると,それを見越して,橋下市長は,「野田総理よいしょ」発言をして,時間稼ぎをしようとしていたのかもしれません。

とはいえ,この不信任案,やもすると,いつもの「永田町の論理」により「国民不在のぐじゅぐじゅ劇」になってしまうかもしれません。まず,野党6党は,「国民本位であり,永田町のお遊びではない」という姿勢をきちんと示す必要があるでしょう。
一方,自民党は,「不信任案を提出,または賛同するなら,消費税増税法案はいったん廃案」という3党合意を破棄して,すべてやり直すという姿勢を示さない限り,一貫性が保たれないでしょう。
そして,なにより,こんなぐちゅぐちゅになってしまった原因を作った民主党は,この原因を真摯に反省し,復興対策に支障をきたさないようにするとともに,国民が望むべき道筋を作るべきでしょう。

あと,一番大切なこと,それは「私たち有権者の姿勢」です。
もし,ここで解散総選挙という選択肢が出た場合,有権者として「絶対に選挙に行く」ことが求められます。官邸前で原発反対のデモをするのもいいのですが,何よりも,自分たちが政治家をきちんと選ぶということこそが,原発反対,または原発推進の道筋を作れるというものです。選挙に行かずに外野で騒いでも,政治家の心は打たない,ということはこの数カ月で痛感させられたでしょう。それよりも,端的に「政治家は自分で決める」という思いで有権者がきっちり投票すれば,真の多数決になるのです。
原発村を守るも壊すも有権者次第なのです。
この点は,有権者も「無責任な棄権」だけは絶対に回避しなければいけません。この混迷に嫌気をさして投票に行かないことは,「原発が動こうが止まろうが,消費税が上がろうが下がろうが関係ありません。全部,国の言うとおり従いますし文句は一切言いません。」と言うに等しいのです。
ここは,国民としての義務を果たしましょう。それが,ぐじゅぐじゅ政治を改める大きな一歩なのです。

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