あれは,あれで良いのかなPART2

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2012年11月29日 02時05分08秒 | 政治・選挙
滋賀県知事の嘉田由紀子氏が代表となる「日本未来の会」が発足し、小沢新党やみどりの会等が合流することとなりました。これにより、第三極は一気に統合されるとともに、日本未来の会は国会議員60人を超える大所帯となり、選挙への大きな影響力を持つこととなりました。

「日本未来の党」結成 生活・脱原発、合流決定(産経新聞) - goo ニュース

小沢マジック、ここで炸裂!

いろんな評価があるでしょうが、一言でいえば、「小沢さんの後出しじゃんけんが見事」っていうところでしょうか。
今回も、小沢氏は、無役ということですが、当然のことながら、今回の選挙をほとんど仕切ることになります。
代表の顔として嘉田知事を選んだのは実に見事としか言いようがありません。非常に有権者受けのいい人だからです。橋下氏のようにトゲはなく、石原氏のように極端な思想ではなく、それでいて「脱ダム」のように行動力があるからです。
それに加えて、政策として「卒原発」を掲げることで、いわゆる反原発の支持票が分散するのを統合することもできます。
この選挙直前に、嘉田知事を担ぎ上げた小沢一郎という男の計算高さには、もはや参ったとしか言いようがありません。
とはいえ、小沢氏のことですから、まだまだ隠し球を持っているかもしれません。どんなウルトラCを出してくるか、ちょっと見ものです。

さて、日本未来の会の発足により、第三極と呼ばれるグループは大きく3つに統合されました。
大阪、大津、栃木ですwww

っていうのは冗談で、日本維新の会、日本未来の会、そしてみんなの党です。
この3党が、いわゆる「非民主、非自民」という浮動票の受け皿になります。では、浮動票としての有権者はどの第三極に傾くでしょうか?
それは、今後の選挙公約などを見なければ分かりません。しかし、前述のとおり、どちらかといえば 日本未来の会が有利かな、っていう感じがします。もちろん、日々風向きは変わりますので、何とも言えませんし、小沢氏の存在が毒にも薬にもなるので、このあたりの評価がどうかなあ、っていうところもあるでしょう。

ただ、次の政権という視点からみると、次のような位置になるのかな、って思います。

自民党寄り 維新の会
中道(やや自民党寄り?) みんなの党
気持ち民主党寄り 日本未来の会


現状では、「自公維新」連立政権が一番可能性が高いと思われます。しかし、場合によっては、「民主国民未来」という組み合わせも十分考えられます。さらには、結果如何では、「第三極政権」もまだまだ可能性がありますし、今日のみんなの党の反応をみると、「みんな未来」だけで政権を作ることも想定されていると思われます。
しかし、原発政策以外ではほとんど政策の一致が見られませんから、どの連立政権が成立しても、長続きしないでしょう。
まして、日本未来の会が政権与党になるとしたら、「総理は誰か?」という大きな問題もあります。憲法上、嘉田知事は総理になれませんので、そうするとやはり「イチロー総理」ということも十分考えられることとなります。これはこれで、小沢アレルギーを持つ政治家が多い永田町では、大問題になることでしょう。

いずれにせよ、日本未来の会、今回の選挙の鍵を握っているといっても過言ではありません。
あとは、どこの政党が一番国民の方を向いてくれるのか、私は、そういう観点から今回の選挙を観察し続けたいと思います。

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