あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

防災対策としての「ラヂオの時間」

2006年01月14日 14時46分04秒 | ひじょーに危険です
三谷幸喜さんの映画「THE有頂天ホテル」が公開されますが,別にその話題ではありません(おもしろそうですがね。)。
今,大雪により交通が寸断されて孤立してしまった村落があるようです。人的物的な輸送ラインが寸断されている状態の中,関係機関が全力を挙げて支援活動を行っているようなので,がんばってほしいと願うばかりです。
さて,そのニュースの中で,ちょっと気になる住民のコメントがありました。

テレビが映らない

どうやら,大雪でアンテナに影響が出たようで,テレビが全く映らなくなっているようです。また,場所的に山間部であることから,なおさらテレビが映りにくい状態にあるともいえるでしょう。
そこで思ったことは,「災害時に活用できるのはテレビではなくてラジオだ」ということです。

これは,都市部での大地震などの時も全く同じです。建物の崩壊等によりアンテナやケーブルテレビのケーブルなどは寸断される可能性が極めて高いことからすれば,災害時に被災者に対する情報網としてテレビやインターネットを活用するということはかなり難しいでしょう。
むしろ,テレビは,被災者に対する情報網としてではなく,被災者以外の人に,被災者の安否情報などを流すのに活用されるメディアであるといえます。また,インターネットについては,可能な限りの個別的な安否情報を入手するのに有用であろうといえます(地域別情報などをリアルタイムで入手するなど)。
一方,ラジオは,今日本全国どこでも聞くことができ,また,ポケットに入る程度の大きさであることからすれば,被災者に対する情報網として極めて有用なアイテムであるといえるでしょう。現に,多くの自治体や専門家は,「災害用非常袋」にはラジオを入れておくことを強く奨めているからです。

ところが,次の問題として,こんなことがあるようです。

ラジオを聞いてもピンと来ない

どういうことかというと,「ラジオの音声だけを聞いても,情報がよく分からない。」ということらしいです。
これについては,もちろんラジオの内容自体が意味不明である場合や,アナウンサーの滑舌の問題などもあり得るでしょうが,むしろ「テレビやネットに慣れた現代人は,ラジオという音声だけですべてを理解する能力がなくなりかけている」ということではないでしょうか。
特に,最近の若い人たちは,夜中までテレビやネットなどはやっていても,かつてのように「深夜ラジオ」をわくわくしながら聞いているという人はだいぶ少なくなったのではないでしょうか。そういう点からすれば,現代人は「ラジオ離れ」が目立っているといえ,映像がなければ情報を理解することができない体になっているという可能性は否定できません。
とすれば,ラジオ慣れしていないことを理由に,ラジオの情報からイメージが作れないということはあり得るといえるでしょう。

災害時にはラジオが非常に有益な情報を伝えますし,時に命を救う重要なアイテムにもなり得ます。
従って,まず一家に一台は必ず携帯用ラジオを備えておくことを強くお勧めするとともに,ラジオ慣れしていない人(特に20代以下の方)については,「ラジオの日」などを適当に設けて,ラジオに体を慣らす練習をしておくことを併せてお勧めします。
すべては,自分の生命身体を守るためです。

間もなく,阪神大震災から11年目の1月17日を迎えます。これを機に,「勝手に防災の日」を各自で決めて,身の回りの防災対策を見直してみましょう。

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