あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

トヨタのトリプルアクセル,落としどころは「ハイブリッドノウハウ開示」でしょうね

2010年02月25日 23時41分07秒 | 外交・海外情報
プリウスのアクセルトラブルなどが問題となったことからアメリカ下院で行われた公聴会にトヨタの豊田社長が出席し,「安全と顧客を第一にする」などと発言しました。一方,プリウスの電子制御部分について不具合は無かったことを改めて強調しました。

豊田社長、安全と顧客を第一に 米議会公聴会に初出席(共同通信) - goo ニュース

政治ショーと強引な商取引に巻き込まれたトヨタ

この公聴会,アメリカの政治ショーに過ぎないことは,多くの方の論調どおりです。この点は,トヨタはちょっと貧乏くじ引いたといえるでしょう。
もし,これだけのリコールで日本から社長が行かなければならないのであれば,日本だって,フォードの社長を何回日本に呼んでいたか,っていう感じです。

ところで,問題はこの先です。この公聴会の落としどころはどこにあるでしょうか。
公聴会の目的は,「ビッグ3の復興」にあります。それ故,まずは最大のライバルであるトヨタの売り上げを削り,その分をビッグ3に回すということがあげられます。ただ,そこまでは想定内。
ただ,アメリカの狙いはそこだけではありません。ビッグ3が弱い「エコカー」についてのノウハウが欲しいのです。このノウハウが手に入れば,アメリカ国内はもちろんのこと,世界中の市場に再びアメ車を売り込むことができるからです。
今回の公聴会では,電子制御のトラブルの有無についてかなりしつこく聞いていました。いわば「ハイブリッドの特許」部分です。逆にいうと,この特許に関する部分を細かく把握できれば,限りなくグレーではありますが,ビッグ3はハイブリッド関係を自主開発できるのです。
ということは,今回の公聴会の目的は,トヨタ潰しだけではなく,「これ以上叩かない変わりに技術の無償提供をして」ということを暗に強要することで,あげたこぶしを下げようというアメリカの魂胆なのではないでしょうか。
まあ,世界のトヨタですから,仮にこの技術を開示したところで,おそらく体勢に影響はないと判断するでしょう。むしろ,「それでアメリカが静かになれば御の字」ということで,ある程度妥協はすることでしょう。

もちろん,アメリカの真意は分かりません。でも,この仮説が正しければ,単なる火事場泥棒に過ぎないような気がします。

世は今や「真央ちゃんのトリプルアクセル」一色に染まっていますが,その影で「プリウスのトリプルアクセルトラブル」も静かに盛り上がっていました。真央ちゃんはきれいに着地して欲しいですが,トヨタもダメージが少ない形で着地できればよいのですが・・。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
blogram投票ボタン



TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/939536bd9740b8a89dc5f00149fb4e14
http://blog.goo.ne.jp/sunafukin-0101/e/7200688f94065bb51d1ac9a034575d3b
http://blog.goo.ne.jp/hiroharikun/e/a0e14fddabc36e9b5a9d942fb876b8db
http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/939536bd9740b8a89dc5f00149fb4e14
http://blog.goo.ne.jp/danna_stable/e/8a7cdf09d6522eb90c683ed905dfd526
http://a007.fruitblog.net/?4b866c72cc1ed
http://ameblo.jp/breit/entry-10468210208.html
http://blog.goo.ne.jp/stardustkid0627/e/4048f284761c25765eb8665ff9da8465
http://ameblo.jp/stardustkid0627/entry-10468095286.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿