あれは,あれで良いのかなPART2

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とりあえず群馬の旅2,SLで行く水上温泉

2010年05月03日 22時35分42秒 | ハワイ・旅行
連休中の思いつきプランとして,「そういえば,なんかデゴイチ走らなかったっけ?」っていうことから,何気に調べてみたところ,5月1日から5日まで,上越線で高崎駅から水上駅まで1往復SL運転をすることが分かりました。
そこで,だめもとで指定席の空き具合を調べてみたところ,さすがに行きのくだりは満席だったが,帰りののぼりは空席が結構あることが判明しました。そんなわけで,早速切符をゲットして「SLに乗ろう!水上温泉日帰りの旅」をすることに。

一泊二日にするべきだった,それくらい奥が深い水上温泉かも

写真はこちらをご覧ください(ほとんどがSL写真ですが)。また,詳しくはツイッターで!!

昨日の日曜日の読売テレビで水上温泉の特集をやったらしく,それを見てラフティングをやりたいという観光客が結構来ていたみたいです(でも,予約取れたのかなあ??まあ老婆心ですが)。
それはさておき,行きのSLは乗れなかったので,「先回りして写真を撮ろう」ということで,普通列車で水上駅に。途中,デゴイチを追い越すというサプライズに早くも興奮。
駅に到着後,とりあえず,無料レンタルサイクルがあるというので,それを借りることに。
結果的に,これは非常に便利でした。ただし,非常に場所が分かりにくく,自転車の鍵もなく,なんかシステムも今ひとつ分からないので,事前の下調べをしっかりしておきましょう。駅の近くのレンタル場所は,水上温泉方面に向かって徒歩2分くらいのところにある自転車さんになります。

さて,自転車を借りた後,早速SL撮影準備をします。既に「撮り鉄」さんが多数いましたので,「撮り鉄がいるところがポイントだろう」っていう理論で早速便乗します。
そして,待つこと数分,デゴイチがやってきましたので,撮りまくりました(冒頭の写真がそれです)。

しかし,勝負はここから。水上駅のポイントは,「回転台」です。SLを回転させるのです(まあ,イベント的要素が強いのですが。)。そこで,早速自転車を飛ばして回転台へ。
回転台は水上駅から長岡駅方面に向かって徒歩2分程度です。そこには既に多数の見物客が。しかし,それでもポイントは結構空いていましたので,うまく入り込,結果,結構いい写真を撮れました。そもそも,JRさんも粋な計らいで2回転していただきましたので,私も含め,見物客の多くが感動しまくり状態となりました。
その後,点検作業などもしていましたが,こうした「何気ない光景」が観光客を集めるのだなあ,って思うと,先日の芝桜同様,「実は普通のところに,復興のヒントはある」と思わずにはいられませんでした。地域振興の鍵は,「新開発」ではなく「何気ないものを見直してみる」っていう点にあるかもしれませんよ>全国の首長さま!

さて,SLで興奮したので,いよいよ本命の水上温泉に向かいます。もっとも,今回は,帰りのSLは決まっているので,日帰り温泉にも入れず,またラフティングなどの遊びもできません。まさに「ちい散歩」状態となります。これが結果的に後悔することに・・!
まず,道の駅近くにある「小荒井製菓」で,売り切れ必至といわれる生どら焼きをゲットします。そして,これをもって,すぐそばの清流公園に行き,昼食代わりに。
確かに,いくつでも食べられる軽さと程よい甘さで,結構まいうーでした。売れ筋商品になる理由が分かります。
ちなみに,駅前のお土産店でも生どら焼きが売られています。これらについては特に食べていませんので,美味しいかどうかは各自試してみてください。

その後,諏訪峡遊歩道へ向かいます。しかし,ここでプチ注意が。レンタチャリは道の駅に置いていきましょう。自転車では遊歩道は行けません。冷静に考えれば当たり前だったのですが,うっかり行ってしまい,置き場に困りました。
諏訪峡遊歩道を歩くと,去年できたつり橋があります。この周辺は与謝野晶子公園として整備されていましたので,おもわず「ロバーツ山本」っていうマニアックなネタを口ずさんでしまいました。
このつり橋から,ラフティングなどをやっている方を見ることができます。これを見ていると,「あ,やってみたい」って思います。
ちなみに,このラフティングなどの観光資本が海外投資だみたいな放送を昨日やっていたみたいですが,どこの資本かはともかく,新たな観光資源を民間資本で開発することも確かに大切かもしれません。前述の通り,「あるものを再活用」することと「民活で新規開拓」という官民の役割をきちんとして,かつ相互に情報共有と相互応援をすれば,観光業の復興は可能だと思われます。このバランスを崩すと,共倒れするでしょう。

でもって,これで既に時間不足です。日帰り入浴も難しいし,時間がかかる昼食も無理です。もうちょい観光もしたかったので,「これなら一泊してもよかったなあ・・」と後悔。正直,水上をバカにしていましたが,反省orz。
「もう一度来るぞ」っていう思いを胸に抱きながら,途中,足湯につかりながら駅に戻ります。本当は寄りたいお店もあったのですが,混んでいたので止めました。くー・・。

さて,駅前で簡単にお土産を買い,そして,帰りのSLに乗るべく,駅に入ります。すると,ちょうど「連結」を始めるということで,これまた血が騒ぎ,そっちに向かいました。もちろん,ここもしっかり撮影!
でもって,いよいよあこがれのデゴイチに乗ります。でも,いざ乗っちゃうと,「普通の列車」と客車は同じです。でも,あの煙,そしてあの汽笛を聞くと,「んー,SL最高!!」っていう気分にさせられます。「乗り鉄」の私としては,デゴイチ乗車は至福の瞬間でした。

そんなこんなで,楽しい1日を過ごしましたが,逆に言うと,「SLがなかったら,水上温泉に行くことはなかったなあ」っていうことです。しかも,もう一度行ってみたいと思わせるくらい,内容充実でした。かつての寂れただけの温泉というイメージは払拭されました。
もちろん,水上温泉の課題はまだまだ多くあります。しかし,こうしたきっかけをうまく使うことで,「とにかくリピーターとなる観光客を誘致する」という姿勢が大切だと思います。
折りしも,今日は民主党の三宅雪子議員がお忍びで水上温泉に宿泊しているようです。もちろん,ゆっくり骨休みも大切ですが,議員として,地域復興に何が必要かという実地調査もしっかりやって,それを政策に結びつけるようなこともやってほしいと思います。

私個人が今日の日帰り旅行で感じた水上温泉の問題点は,ざっくり次のとおりです(もちろん,短時間滞在なので,問題点のすべての把握や,勘違い,調査不十分のところもあります。あくまでも主観的レベルということで。)
1 案内が分かりにくい(これは,群馬共通の課題です。群馬県の場合,ほとんどの観光地はもちろんのこと,ショッピングモールや官庁街などの案内が雑です。当然知ってるだろう,っていうスタンスで案内板が作られていたり省略されている部分が多々見受けられます。)
2 もてなしの心にムラがある(仕方ない部分もありますが,一部では観光客より自分の方が上,っていう接客態度の場所があります。観光地では,「全員が地域代表」っていうスタンスを取らないと,リピーターが減ります。)
3 食事難民になりやすい(有名店が数店ありますが,ランチタイムからずーっと行列が続きます。それ以外のお店は,そもそも絶対数が少ないし,あったとしても店外にメニューも値段もないので,怖くて入れません。1と同じ「案内」の問題でもあるかもしれません。)。
4 観光マップにもう一工夫を(前述のとおり,自転車が通れない場所とかを明記してもらえるとありがたいし,「散歩マップ」みたいなもう少しきめ細かい地図があると,駅から水上温泉街まで歩く人たちや,温泉街を散策する人にとって役に立つと思います。その中に,「地元ではなんでもないようなもの」を加えておくと,意外と食いつくかもしれませんよ!)
5 新キャラ「おいでちゃん」をもっと活かそう(イラストより,着ぐるみの方がゆるキャラっぽくてよかったです。これ,できたばかりのキャラのようなので,これからいろんな場所で「ゆるキャラ」として使っていくと,知名度アップするかもしれません。)

そんな感じです。今度は,実際に水上温泉に宿泊して,水上の良さを堪能しようと思います。
そんなこんなの「とりあえず,群馬の旅」でした。
連休は,これで終わりかなあ・・。

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