ビール系大手飲料会社のサッポロホールディングスは,飲料大手のポッカコーポレーションと資本提携した旨の発表をしました。
これにより,商品の共同開発や自販機の相互利用を図るなどして,競争力強化を図る賭しております。
また,ポッカは明治ホールディングスも資本提携しており,ポッカは持ち合い会社という形になります。
サッポロとポッカ、資本提携を締結(読売新聞) - goo ニュース
飲料会社戦国時代突入,キリン麦府はどう動くか
飲料会社の資本提携といえば,キリンとサントリーとの間で協議が進んでいるなど,大がかりな政界再編ならぬ「飲料再建」が進行しようとしています。
ただ,今回の提携は,どちらかといえば,「弱小どおしの提携」という感じです。つまり,この2社が提携しても,総売上は業界7位であり,まだまだ競争力が増すという段階にまで至りません。これでは,正直,資本提携の効果は小さく,売り上げ増もあまり期待できない可能性があります。
したがって,今後の進行についての推測ではありますが,ポッカの相方である明治ホールディングスもいずれは巻き込んで,「明治札幌ポッカポカ」大連合を作り上げて競争力を強化するものと推測されます。さらには,業績悪化に苦しんでいるJTあたりも視野におくと,いずれは「明治札幌たばこプッカプカ」特大連合が誕生するかもしれません。
そうなると,さすがにキリントリー麦府も本気で市場戦略を練ってくることでしょう。
ところで,飲料業界の場合,実は粗利の大きい販売場所は「自販機」なのです。なぜなら,自販機は定価販売しているからです。したがって,コンビニ戦略は当然の前提としても,「自販機」という領土を多く獲得できた会社が群雄割拠の飲料業界の乱を制することになるのです。
そうなると,ビール会社はどちらかという自販機市場に弱いため,ソフトドリンク業界に乗っかった方が得策となります。
一方,ソフトドリンク業界としては,逆にビールという「居酒屋系市場」が非常に美味しい場所と映ります。居酒屋こそ,定価以上で販売することによる「粗利」や,一度納入できればなかなか変更されないことから,「安定収益」が期待できるからです。
こうした利害が働くことから,「大きくひとくくり」という業界再編が引き続き進行していくことになるでしょう。
今後の再編,企業が飲むか,飲まれるか,それとも水に流すか,消費者としても目が離せない戦いが始まるかもしれません。
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飲料会社戦国時代突入,キリン麦府はどう動くか
飲料会社の資本提携といえば,キリンとサントリーとの間で協議が進んでいるなど,大がかりな政界再編ならぬ「飲料再建」が進行しようとしています。
ただ,今回の提携は,どちらかといえば,「弱小どおしの提携」という感じです。つまり,この2社が提携しても,総売上は業界7位であり,まだまだ競争力が増すという段階にまで至りません。これでは,正直,資本提携の効果は小さく,売り上げ増もあまり期待できない可能性があります。
したがって,今後の進行についての推測ではありますが,ポッカの相方である明治ホールディングスもいずれは巻き込んで,「明治札幌ポッカポカ」大連合を作り上げて競争力を強化するものと推測されます。さらには,業績悪化に苦しんでいるJTあたりも視野におくと,いずれは「明治札幌たばこプッカプカ」特大連合が誕生するかもしれません。
そうなると,さすがにキリントリー麦府も本気で市場戦略を練ってくることでしょう。
ところで,飲料業界の場合,実は粗利の大きい販売場所は「自販機」なのです。なぜなら,自販機は定価販売しているからです。したがって,コンビニ戦略は当然の前提としても,「自販機」という領土を多く獲得できた会社が群雄割拠の飲料業界の乱を制することになるのです。
そうなると,ビール会社はどちらかという自販機市場に弱いため,ソフトドリンク業界に乗っかった方が得策となります。
一方,ソフトドリンク業界としては,逆にビールという「居酒屋系市場」が非常に美味しい場所と映ります。居酒屋こそ,定価以上で販売することによる「粗利」や,一度納入できればなかなか変更されないことから,「安定収益」が期待できるからです。
こうした利害が働くことから,「大きくひとくくり」という業界再編が引き続き進行していくことになるでしょう。
今後の再編,企業が飲むか,飲まれるか,それとも水に流すか,消費者としても目が離せない戦いが始まるかもしれません。
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つか、正直、そんな業界再編が行われたら、私の会社には大打撃なので、起こらないでもらいたいってのが、正直なところですね。
明治ホールディングスは持ち合いなのでくっつく可能性が高いですが,JTは単に「力関係」だけの話なので,自分で言うのもなんですが,少々眉唾ものです。
ただ,どこかと提携する可能性は高いでしょうね,おそらく。