これを見ないと年を越せません。
テレビ朝日系で毎年年末に放送する「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」が今年は24日に放送されましたが,遅ればせながらビデオで見ることができました。
笑えたーー!!
前提として,私の立ち位置は「超常現象はあると思うが,虚偽や誤認などいい加減なものは排除して,本当に不思議な現象のみを検証して真実を追求したい」という派です。番組出演者でいうと,山口敏太郎さんに極めて近い立ち位置です。
あと,この番組,基本的にはバラエティですから,本気で突っ込むとしたら,突っ込みどころ満載です。
なので,あくまでも「気楽に」見ています。
とはいえ,今回の番組の感想を突っ込み中心で適当に述べます。
1 UFOや幽霊のビデオ
基本的に,すべて「作品」です。すでにDVDで売られているものをそのまま報じたものもありますし,海外ではこうしたトリッキーなビデオを制作してテレビ局に売り込むのを生業としている人たちもいます。
とはいえ,初回に見ると,ハッと思わせるものも多いので,一瞬騙されてしまいます。
ちなみに,UFOについては,今回はあまり鮮明なビデオが出ませんでしたが,ここ10年でUFOビデオに映されているUFOの形状が飛躍的に進化を遂げています。ここ10年で「地球上の」CG技術やビデオ技術が進化していますが,それに合わせて「宇宙人の」UFO技術も急に進化したのでしょうか?www
2 ロシアの雪男
これ,「藤岡弘,探検隊」です。っていうか,藤岡弘,さんの方が面白かったと思います。
ただし,雪男の存在それ自体は私も否定しません。いや,います。動物の進化を考えると,猿の一派が高山で独自の進化を遂げることは容易に想定できるからです。
ただし,今回の映像に限っては,偽物です。随所に無理がありすぎます。
3 超能力者「リオー・スシャール」の超能力
基本,「マジックショー」です。大槻教授も,その時は騙されていましたが,のちにブログでトリックの正体を暴いています。
でも,できればその場で暴いてほしかったなあ・・。
超能力者だとしたら,不自然な動きが多いです。本当に超能力があれば,合図も不要だし,途中で立ち位置変えたりとか,何度も名前を言わせたりなど,不自然な動きはさせないはずです。
ちなみに,数字のトリックは,以前別のマジシャンもやっていました。完全な魔方陣です。しかも,あの二人は残念ながら仕込み。
たけしのサイコロも,大槻教授があとで気がついたように「通訳」がカギを握っています。実際,マジシャンの多くは,通訳も「スタッフ」なのです。
体の感覚は,「てぐす」です。よーくビデオを見ると,不自然な動きがあります。
大槻教授が騙された透視は,「ちら見」です。
4 超常現象肯定派とのバトル
正直,ここ数年は,韮澤社長vs大槻教授の漫才のようなバトルがないので物足りないです。
この番組のだいご味はここにあるので,本当なら,もっとここに時間を割いてほしかったです。
もっとも,否定派ゲストも今回は皆無(松尾さんも来なかった)ので,そういう意味では物足りない感がありました。
むしろ,前述の山口敏太郎さんのトークをもっと聞きたかったなあって感じです。
5 TDA事件
韮澤社長の誘導尋問が過ぎますwww。確かに,こうした現象を目撃したこと自体は新聞にも載ったくらいなので事実ですが,それが「宇宙人の乗ったUFO」かというと,そうとも言えないでしょう。元パイロットも,そこはある程度認識していると思われます。
むしろ,韮澤社長が自爆したように,プラズマ説が有力でしょう。もちろん,それだけでは解決できない話もあるので,そうした部分を検証することが本当は大切です。
6 火星移住計画
突っ込みどころ満載でしたwww。
「恐竜に食われるなら地球に帰るだろう」というのは,まさに正論!しかも20分でテレポーテーションできるなら,近所の公園に行く感覚で地球に帰れるのだから,何もリスクを負ってまで火星に残る必要はないはずです。
それはさておき,火星移住計画それ自体は,確かに進行しているのは事実です。NASAは,具体的なシミュレーションを行っており,火星ロケットも「宇宙から直接発射させることで,効率的な運航を図る。」などかなり細かい部分まで検討を進めています。
そっちのシミュレーションを見せた方が,よっぽど現実的で夢があって面白かったのではないでしょうか。
でも,韮澤社長説では,「日本人,アメリカ人,火星人,金星人っていう感じ」で火星人や金星人が地球上にいるといっています。もしかしたら,ブログの読者にも火星人や金星人がいるのでは?www
7 かぐや姫がいてる
「南夕子かよ!」っていう上田突っ込みをしたくなりました。
月のケータイ電話まで出てきた日には,「ドコモ,au,SBのどこが月にアンテナ立てたの?」と聞きたかったです。
んな感じでしょうか。とにかく,バラエティとしては,ほんとにおもしろかったです。
でも,反面,本当ならば,「2012年のマヤ暦が言っている人類滅亡は本当に起こるのか」というあたりが今年のテーマとしていろいろ検証するべきだったのでしょうが,これをやると,「東日本大震災」をほうふつさせる映像等を出さざるを得なくなり,さすがにバラエティの域を超えて非難の的になる可能性が高いため,やむなく自主規制したのかな,っていう感じもします。まあ,無意味に地球滅亡をあおるような番組作りにするくらいなら,放送しない方がましと言えますので,この点はスタッフの良心があったといえるでしょう,
でも,そこまで露骨でなくとも,マヤ暦に関する検証はいろいろ出来るため,本来なら,この点をこの番組で突っ込んでくれたら,もっとおもしろかったのに,と思います。
でも,先週,私が仲間内で飲みながら話をした「超常現象の正体について」の方が,よほどおもしろかったかも!放送できない内容もかなり含まれていましたら,ぜひ来年ゲストで呼んでほしいなあwww。
そーんな妄想も含め,これを見て,その後に「明石家サンタ」を見たので,安心して年を越せます。
よろしければ1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ
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http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-dc8a.html
テレビ朝日系で毎年年末に放送する「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」が今年は24日に放送されましたが,遅ればせながらビデオで見ることができました。
笑えたーー!!
前提として,私の立ち位置は「超常現象はあると思うが,虚偽や誤認などいい加減なものは排除して,本当に不思議な現象のみを検証して真実を追求したい」という派です。番組出演者でいうと,山口敏太郎さんに極めて近い立ち位置です。
あと,この番組,基本的にはバラエティですから,本気で突っ込むとしたら,突っ込みどころ満載です。
なので,あくまでも「気楽に」見ています。
とはいえ,今回の番組の感想を突っ込み中心で適当に述べます。
1 UFOや幽霊のビデオ
基本的に,すべて「作品」です。すでにDVDで売られているものをそのまま報じたものもありますし,海外ではこうしたトリッキーなビデオを制作してテレビ局に売り込むのを生業としている人たちもいます。
とはいえ,初回に見ると,ハッと思わせるものも多いので,一瞬騙されてしまいます。
ちなみに,UFOについては,今回はあまり鮮明なビデオが出ませんでしたが,ここ10年でUFOビデオに映されているUFOの形状が飛躍的に進化を遂げています。ここ10年で「地球上の」CG技術やビデオ技術が進化していますが,それに合わせて「宇宙人の」UFO技術も急に進化したのでしょうか?www
2 ロシアの雪男
これ,「藤岡弘,探検隊」です。っていうか,藤岡弘,さんの方が面白かったと思います。
ただし,雪男の存在それ自体は私も否定しません。いや,います。動物の進化を考えると,猿の一派が高山で独自の進化を遂げることは容易に想定できるからです。
ただし,今回の映像に限っては,偽物です。随所に無理がありすぎます。
3 超能力者「リオー・スシャール」の超能力
基本,「マジックショー」です。大槻教授も,その時は騙されていましたが,のちにブログでトリックの正体を暴いています。
でも,できればその場で暴いてほしかったなあ・・。
超能力者だとしたら,不自然な動きが多いです。本当に超能力があれば,合図も不要だし,途中で立ち位置変えたりとか,何度も名前を言わせたりなど,不自然な動きはさせないはずです。
ちなみに,数字のトリックは,以前別のマジシャンもやっていました。完全な魔方陣です。しかも,あの二人は残念ながら仕込み。
たけしのサイコロも,大槻教授があとで気がついたように「通訳」がカギを握っています。実際,マジシャンの多くは,通訳も「スタッフ」なのです。
体の感覚は,「てぐす」です。よーくビデオを見ると,不自然な動きがあります。
大槻教授が騙された透視は,「ちら見」です。
4 超常現象肯定派とのバトル
正直,ここ数年は,韮澤社長vs大槻教授の漫才のようなバトルがないので物足りないです。
この番組のだいご味はここにあるので,本当なら,もっとここに時間を割いてほしかったです。
もっとも,否定派ゲストも今回は皆無(松尾さんも来なかった)ので,そういう意味では物足りない感がありました。
むしろ,前述の山口敏太郎さんのトークをもっと聞きたかったなあって感じです。
5 TDA事件
韮澤社長の誘導尋問が過ぎますwww。確かに,こうした現象を目撃したこと自体は新聞にも載ったくらいなので事実ですが,それが「宇宙人の乗ったUFO」かというと,そうとも言えないでしょう。元パイロットも,そこはある程度認識していると思われます。
むしろ,韮澤社長が自爆したように,プラズマ説が有力でしょう。もちろん,それだけでは解決できない話もあるので,そうした部分を検証することが本当は大切です。
6 火星移住計画
突っ込みどころ満載でしたwww。
「恐竜に食われるなら地球に帰るだろう」というのは,まさに正論!しかも20分でテレポーテーションできるなら,近所の公園に行く感覚で地球に帰れるのだから,何もリスクを負ってまで火星に残る必要はないはずです。
それはさておき,火星移住計画それ自体は,確かに進行しているのは事実です。NASAは,具体的なシミュレーションを行っており,火星ロケットも「宇宙から直接発射させることで,効率的な運航を図る。」などかなり細かい部分まで検討を進めています。
そっちのシミュレーションを見せた方が,よっぽど現実的で夢があって面白かったのではないでしょうか。
でも,韮澤社長説では,「日本人,アメリカ人,火星人,金星人っていう感じ」で火星人や金星人が地球上にいるといっています。もしかしたら,ブログの読者にも火星人や金星人がいるのでは?www
7 かぐや姫がいてる
「南夕子かよ!」っていう上田突っ込みをしたくなりました。
月のケータイ電話まで出てきた日には,「ドコモ,au,SBのどこが月にアンテナ立てたの?」と聞きたかったです。
んな感じでしょうか。とにかく,バラエティとしては,ほんとにおもしろかったです。
でも,反面,本当ならば,「2012年のマヤ暦が言っている人類滅亡は本当に起こるのか」というあたりが今年のテーマとしていろいろ検証するべきだったのでしょうが,これをやると,「東日本大震災」をほうふつさせる映像等を出さざるを得なくなり,さすがにバラエティの域を超えて非難の的になる可能性が高いため,やむなく自主規制したのかな,っていう感じもします。まあ,無意味に地球滅亡をあおるような番組作りにするくらいなら,放送しない方がましと言えますので,この点はスタッフの良心があったといえるでしょう,
でも,そこまで露骨でなくとも,マヤ暦に関する検証はいろいろ出来るため,本来なら,この点をこの番組で突っ込んでくれたら,もっとおもしろかったのに,と思います。
でも,先週,私が仲間内で飲みながら話をした「超常現象の正体について」の方が,よほどおもしろかったかも!放送できない内容もかなり含まれていましたら,ぜひ来年ゲストで呼んでほしいなあwww。
そーんな妄想も含め,これを見て,その後に「明石家サンタ」を見たので,安心して年を越せます。
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これ,ぜひ本として出版したいものです。ネタはたくさんあるのですが,いかんせん,出版ノウハウがなかったりしますwww