またもショッキングなニュースが飛び込んできました。
高1女子生徒が,同級生のペットボトル飲料に異物を混入して飲ませたとして,傷害罪等で逮捕されました。逮捕された女子高生は容疑を否認していますが,被害者生徒に対し,「死ねばいいのに。毒のませてやる」などと言ったことがあったそうです。
異物飲ませ同級生を中毒に、高1女生徒を逮捕…福島(読売新聞) - goo ニュース
これは殺人未遂かも
現時点では犯行を否認していることや,裁判や少年審判の結果が出ていないので確定的なことは言えません。
ただ,仮にこれが事実であったとしたら,混入した異物の内容や量如何によっては,これは傷害を越えた殺人になり得ます。
そうすると,結構重い罪になるでしょう。
しかし,なぜここまでやらなければならないのでしょうか。もし,これが「単なるいじめのノリ」でやっていたとしたら,それは大きな誤りであること,このことを認識させる必要があるでしょう。
前にも書きましたとおり,そもそもいじめ自体が犯罪行為です。だから,そのことをまずは自覚させる必要があります。その上で,さらに「命に関わること」については,より厳しく自覚させる必要があります。
何も,ナイフを振り回すだけが命を奪うことではありません。毒殺だって,命を奪うには十分すぎます。現に,戦国大名の多くは毒殺でなくなっていますし,最近ではタリウムを使った女子高生の事件(ただし裁判中のため真偽不明)などもあるくらいです。
もちろん,やっていいいじめなどないのですが,本当にやってはいけないこと,ここからまず自覚させなければなりません。
ところで,いじめの問題が深刻化している中,単に「いじめをやるな」ではなく,「こうすると人は死ぬ」,「人が死んだらどうなるか」,「こんな責任がまってるぞ」,「結局一生困るのは自分だ」などということをちゃんと自覚させる必要があるでしょう。
具体的には,民法上の不法行為責任(損害賠償責任),刑事上の責任(傷害罪や暴行罪),学校の問題(停学や退学など)という責任を問われるということ,これくらい具体的に指摘した方がいじめをやっている本人のためにもなります。
もちろん,いじめの責任は,子供だけではなく親も負うことも当然あります(民法上しっかりと規定しています。)。
「学校のことは知らなかった」とか「子供のしたことだから」ではすまない,ということを,親の方ももっと自覚する必要があるでしょう。子供のいじめが原因で,買ったばかりの自宅を賠償金支払いのために手放さなければならない,そんなことがあり得ることも自覚する必要があります。
いじめ問題,きれい事ではなく,もっとダークな現実を見せつけても良いのではないでしょうか。その方が,むしろ効き目があるでしょう。
よろしければ1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ
TB先一覧
http://shadow9.blog54.fc2.com/blog-entry-726.html
http://pyi.livedoor.biz/archives/53031159.html
高1女子生徒が,同級生のペットボトル飲料に異物を混入して飲ませたとして,傷害罪等で逮捕されました。逮捕された女子高生は容疑を否認していますが,被害者生徒に対し,「死ねばいいのに。毒のませてやる」などと言ったことがあったそうです。
異物飲ませ同級生を中毒に、高1女生徒を逮捕…福島(読売新聞) - goo ニュース
これは殺人未遂かも
現時点では犯行を否認していることや,裁判や少年審判の結果が出ていないので確定的なことは言えません。
ただ,仮にこれが事実であったとしたら,混入した異物の内容や量如何によっては,これは傷害を越えた殺人になり得ます。
そうすると,結構重い罪になるでしょう。
しかし,なぜここまでやらなければならないのでしょうか。もし,これが「単なるいじめのノリ」でやっていたとしたら,それは大きな誤りであること,このことを認識させる必要があるでしょう。
前にも書きましたとおり,そもそもいじめ自体が犯罪行為です。だから,そのことをまずは自覚させる必要があります。その上で,さらに「命に関わること」については,より厳しく自覚させる必要があります。
何も,ナイフを振り回すだけが命を奪うことではありません。毒殺だって,命を奪うには十分すぎます。現に,戦国大名の多くは毒殺でなくなっていますし,最近ではタリウムを使った女子高生の事件(ただし裁判中のため真偽不明)などもあるくらいです。
もちろん,やっていいいじめなどないのですが,本当にやってはいけないこと,ここからまず自覚させなければなりません。
ところで,いじめの問題が深刻化している中,単に「いじめをやるな」ではなく,「こうすると人は死ぬ」,「人が死んだらどうなるか」,「こんな責任がまってるぞ」,「結局一生困るのは自分だ」などということをちゃんと自覚させる必要があるでしょう。
具体的には,民法上の不法行為責任(損害賠償責任),刑事上の責任(傷害罪や暴行罪),学校の問題(停学や退学など)という責任を問われるということ,これくらい具体的に指摘した方がいじめをやっている本人のためにもなります。
もちろん,いじめの責任は,子供だけではなく親も負うことも当然あります(民法上しっかりと規定しています。)。
「学校のことは知らなかった」とか「子供のしたことだから」ではすまない,ということを,親の方ももっと自覚する必要があるでしょう。子供のいじめが原因で,買ったばかりの自宅を賠償金支払いのために手放さなければならない,そんなことがあり得ることも自覚する必要があります。
いじめ問題,きれい事ではなく,もっとダークな現実を見せつけても良いのではないでしょうか。その方が,むしろ効き目があるでしょう。
よろしければ1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ
TB先一覧
http://shadow9.blog54.fc2.com/blog-entry-726.html
http://pyi.livedoor.biz/archives/53031159.html
それがゆとり?面倒だからそうしているにすぎないのではと思ってます。
小さな頃から、ある程度の躾には強制が伴うもので、その辺りを理解していないと...情けない大人になってしまう。
何だか変な方向に向きつつあるような気がしてなりません。
とても残念ですが
いたしかたないでしょう。
積極的に罪に問うのを肯定するのでなく
あくまできちんと自分のやったことを
自覚させることに重点を置いた
システムであることが望ましいのではないかと
思います。
今の親の世代は,いわゆる団塊ジュニア世代にあたるそうで,団塊ジュニア世代も親から躾などを教えられなかった人が多いそうです(勉強さえしていればいいと教えられた人たちが多いみたいです。)。
だから,当然,自分も子供に対して,躾ということができないことになります。
この悪循環,どこかでしっかり断ち切らなければ,やがては「日本は傍若無人な人たちの集まる国家」と揶揄されてしまいかねないでしょうね。
法的問題をいきなり出してくるのは本来的ではないでしょうが,今の時代,「自己責任」が強くいわれている一方で,「自己責任って何」という点を理解していない人も多いことからすると,やはりある程度は「問われる責任」を自覚させる必要があるでしょう。
ただ,本来はやはり「モラル」をしっかり身につけさせるのが筋ということはいうまでもありません。
私は幼児の子育て中で、どうすれば加害者にも被害者にもならないようにできるか?と考えるととても難しいです。
最近は子供に物を与えてればいいって雰囲気がありますね?ゲームも幼稚園から持ってるのが当たり前って感じで。この中で子供たちがどうやって関わりあえるのかとても不安です。
「いじめ」がいけないというより、「ここまでやってはいけない」ってボーダーをしっかり教えてあげなきゃいけない気がします。
被害者にも加害者にもならない子育て,意外と難しいですね。何をどう伝えたらよいのか,大変です。
ただ,少なくとも「礼節」をしっかりと身につけておけば,他人に迷惑をかけることは失礼に当たると学べるかもしれません。
また,何かというと「ゲーム脳」の話に持っていく評論家もいますが,ゲーム脳=悪とも言い切れません。ようは,「使い方」と「限界を知ること」が大切と言えるでしょうね。
大体、毒を飲ませる行為自体がいけない事も分からないというのがまずおかしい。こういう基礎的な事も教えないのが「ゆとり」なんて言ってるから、親は余計に口出ししなくなったのだと思います。
個人的には「1度、自分の体で毒を人体実験する」くらいしてもいいと思いますよ。自分の体をもって体験したものほど、忘れる事はないと考えています。
叱れない親が多いのは確かに感じます。
叱らないから,子供は当然いいことだと思ってしまい,善悪の見境がつかなくなってしまうのでしょう。
痛いことは一度体で覚えれば二度とやらないといいます。死なない程度の異物を飲んでみて,これは危険だ,と体で覚えてもいいかもしれませんね。