最近は,子どもが万引をしたことで保護者に通報すると,保護者が「なんで万引する前に諭さない。」とか「万引しやすいところに置く方が悪い。」さらには,「金払えばいいんだろう。」など食ってかかってくるモンスターペアレントが増えてきているそうです。警察も,「親が万引を安易に考える風潮があり,これが大きな犯罪の助長になりかねない。」など懸念しているようです。
万引現場にもモンスターペアレント 「捕まえる前に諭せ」「届く場所に置くな」(産経新聞) - goo ニュース
万引は死刑台への入口
このニュースを聞いて,なんか情けなくなりました。子どもが犯した罪は,まず親が責任を取り,そして親が子どもに指導し,諭すべきものです。しかし,ごく一部だとは思いますが,このニュースに出ているような親は,完全に親としてやることを放棄しているとしか思えません。じゃあ,子どもの責任を誰が取るのでしょうか?仮に,被害者を恫喝してそれで終わればそれで万事解決になるのでしょうか。
そんなはずない,ってことは皆様も感じられるでしょう。もし,これで許されれば,子どもは「なーんだ,泥棒しても大丈夫なんだ。」と思い,次々に犯罪を重ねるでしょう。のみならず,泥棒は,一歩間違えると「強盗」に発展し,強盗は一歩間違えると人を死傷させる「強盗致死傷」にまで発展しかねません。もし,子どもが人を殺めてしまったら,それでも「盗まれる奴が悪い」とか「命の金払えばいいんだろう」とでもいうのでしょうか?
そもそも,「万引」自体に対する社会の認識がまだまだ甘いと思います。以前も書きましたが,「万引」ではなく「窃盗」と呼べばよいのです。
そして,さきほども書きましたとおり,窃盗は,強盗や強盗致死傷に化けやすく,法律上も「事後強盗罪」など,窃盗から成長することを想定しています。そして,強盗致傷で逮捕される事例の多くは,実は,「万引見つかって殴って逃げた」などというものなのです。
さらに,万引見つかったので,ナイフで刺殺して逃げたなどという痛ましい事例もありました。強盗致死になると,死刑か無期かのせめぎ合いになります。
つまり,「安易な万引ゲーム」のつもりなのかもしれませんが,このゲーム,一歩間違えると「死刑台」が待っているのです。18歳未満であったとしても,相当長期の刑務所暮らし(人が死ねば,もはや少年院ではないでしょうね,おそらく。)が待っているのです。
のみならず,民事上の責任だって負います。盗んだものの賠償責任はもちろんのこと(もちろん,民事と刑事は別なので,盗んだものの金を払えば刑事は免責,っていうことはありません。),人を怪我させたり死亡させた場合は,多額の損害賠償が請求されます。特に死亡させたら,億単位になるでしょうし,当然保険なんかありませんし,損害賠償は破産しても免責されませんから,一生涯支払続けなければなりません。
こうしたことを,まずこうしたバカ親自身,自覚してほしいものです。あなたの甘い一言が,やがて子どもを死刑台に送り,そして,一生かけても払いきれない程の多額の損害賠償の責任を負うことになることを認識してもらいたいです。
「たかが万引」ではありません。「万引も,立派な窃盗。だから,一生を台無しにする」くらいに思った方が良いでしょう。
そして,このことを社会全体で自覚することが大切です。世間が「万引くらい」と思った瞬間,日本は無法地帯になります。だって,「自分の金を盗まれてもしかたがないよね。」って言っているのと同じなのですから。
もっとも,最近,多くのお店に「万引を発見したら,即警察に通報します」などと書かれておりますが,それで当然だと思います。自分の財布を盗まれたどう思うか考えてみたら,言うまでもないでしょう。
とにかく,「万引」は「窃盗」なのです。窃盗の子どもをかばって良いことは何一つありません。
よろしければ1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ
TB先一覧
http://shadow9.seesaa.net/article/128942026.html
http://blog.goo.ne.jp/danna_stable/e/804b06f1b9fbb80b0fb303627b0d45ff
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万引は死刑台への入口
このニュースを聞いて,なんか情けなくなりました。子どもが犯した罪は,まず親が責任を取り,そして親が子どもに指導し,諭すべきものです。しかし,ごく一部だとは思いますが,このニュースに出ているような親は,完全に親としてやることを放棄しているとしか思えません。じゃあ,子どもの責任を誰が取るのでしょうか?仮に,被害者を恫喝してそれで終わればそれで万事解決になるのでしょうか。
そんなはずない,ってことは皆様も感じられるでしょう。もし,これで許されれば,子どもは「なーんだ,泥棒しても大丈夫なんだ。」と思い,次々に犯罪を重ねるでしょう。のみならず,泥棒は,一歩間違えると「強盗」に発展し,強盗は一歩間違えると人を死傷させる「強盗致死傷」にまで発展しかねません。もし,子どもが人を殺めてしまったら,それでも「盗まれる奴が悪い」とか「命の金払えばいいんだろう」とでもいうのでしょうか?
そもそも,「万引」自体に対する社会の認識がまだまだ甘いと思います。以前も書きましたが,「万引」ではなく「窃盗」と呼べばよいのです。
そして,さきほども書きましたとおり,窃盗は,強盗や強盗致死傷に化けやすく,法律上も「事後強盗罪」など,窃盗から成長することを想定しています。そして,強盗致傷で逮捕される事例の多くは,実は,「万引見つかって殴って逃げた」などというものなのです。
さらに,万引見つかったので,ナイフで刺殺して逃げたなどという痛ましい事例もありました。強盗致死になると,死刑か無期かのせめぎ合いになります。
つまり,「安易な万引ゲーム」のつもりなのかもしれませんが,このゲーム,一歩間違えると「死刑台」が待っているのです。18歳未満であったとしても,相当長期の刑務所暮らし(人が死ねば,もはや少年院ではないでしょうね,おそらく。)が待っているのです。
のみならず,民事上の責任だって負います。盗んだものの賠償責任はもちろんのこと(もちろん,民事と刑事は別なので,盗んだものの金を払えば刑事は免責,っていうことはありません。),人を怪我させたり死亡させた場合は,多額の損害賠償が請求されます。特に死亡させたら,億単位になるでしょうし,当然保険なんかありませんし,損害賠償は破産しても免責されませんから,一生涯支払続けなければなりません。
こうしたことを,まずこうしたバカ親自身,自覚してほしいものです。あなたの甘い一言が,やがて子どもを死刑台に送り,そして,一生かけても払いきれない程の多額の損害賠償の責任を負うことになることを認識してもらいたいです。
「たかが万引」ではありません。「万引も,立派な窃盗。だから,一生を台無しにする」くらいに思った方が良いでしょう。
そして,このことを社会全体で自覚することが大切です。世間が「万引くらい」と思った瞬間,日本は無法地帯になります。だって,「自分の金を盗まれてもしかたがないよね。」って言っているのと同じなのですから。
もっとも,最近,多くのお店に「万引を発見したら,即警察に通報します」などと書かれておりますが,それで当然だと思います。自分の財布を盗まれたどう思うか考えてみたら,言うまでもないでしょう。
とにかく,「万引」は「窃盗」なのです。窃盗の子どもをかばって良いことは何一つありません。
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http://shadow9.seesaa.net/article/128942026.html
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子供が間違って、有料のもの、勝手に持ってこないか、ヒヤヒヤしている、私のほうが、普通ですよね?
例えば、給食代を払わない親の感覚なら、万引きは犯罪とは、思わないのかな、とも思ってしまいます。
うちの地域の資源ごみですが、捨ててあるアルミ缶を持っていったら「窃盗」って看板がかかってました。こういうの線引きは疑問ですが、とにかく落ち度のない(犯罪者扱いされない)態度を心がけています。
こういうの欲しければ、頼める人に頼むか、権利のある人に一言かけた上なら問題なく済むのでしょうが。
PTAでも、集めているので、自分とこのは、そちらに持っていっていますが。
話は全然違いますが、
のりピーの(旦那の?)別荘を放火した犯人って、のりピー夫妻が犯した罪より、何十倍も重いですよね?
万引きも、私の感覚では、何倍も重いって思います。
私も,子どもがお小遣い以上の物を持っていた場合に疑問を感じる親の方が普通だと思います。こうした感性自体がない親が増えてきているのかもしれませんね。
ゴミの件も,昔なら「モラル」ですべて解決できたのですが,「ゴミを勝手にうる輩」が増えてきたことから,こうした掲示もやむを得ないのかもしれません。でも,基本は,おっしゃるとおり「コミュニケーション」にあると思います。
のりぴー別荘の放火,「犯罪者には何をやっても良い」という大いなる誤解からやってしまったのかと思います。おっしゃるとおり,覚せい剤より放火の方が圧倒的に重罪ですし,少なくとも「人の家に火を付ける」ことは,いかなる場合であっても誰にも許されていません。
世の中の治安維持のためにも,はやく放火犯人を見つけて,相当長期間刑務所で反省してもらいたいものです。
同感です。親の責任は大きいです。子供に万引きをそそのかした親もいます。まったく呆れてしまいます。この事例は極端でも万引きを犯罪だと思っていなかったという親もいました。情けないことこの上ありません。これはまさに教育の崩壊の表れと言えます。
幼い子供は馬鹿な親の行動をそのまままねます。悪の再生産がそこで行われます。ダメな親のもとでダメな子供が育つ。憂うべき事です。
ブログの記事を転載させて貰いました。ありがとうございました。⇒ブログ「営業の良識を問う」
子どもは親の姿をそのまま模倣します。しかも、地域コミュニティも機能していないため、親が犯罪行為を容認してしまうと、もはや子供に対するブレーキがかけられなくなります。
ごく一部の親だとは思いますが、なんとか心入れ替えてほしいものですね。