イージス艦事故とロス疑惑問題の陰にすっかり隠れてしまった国会ですが,気がつけば20年度予算案といわゆるガソリンの暫定税率法案等について,与党側は29日に強行採決してでも衆議院を通過させる方針を固めたようです。これにより,参議院が否決しても,憲法の規定により年度内に予算案が成立する見込みとなりました。
国会緊迫 予算案・歳入法案 与党「29日衆院通過」野党は徹底抗戦(産経新聞) - goo ニュース
停滞国会が始まるかも
ガソリンの暫定税率問題,今日,明日で集中審理をするようですが,結局のところ,「地方に道路が必要」という点だけが強調されたことと,「道路特定財源で過去にちょっと違う使い方という無駄遣いをした」という亜流部分の議論だけが盛り上がり,本論である「そもそもどこにどういう道路が必要で,それをどの順序で整備するのか。また,過去に無駄な道路が造られてしまった原因はどこにあり,それについて同様なことが起こらないようにするにはどうするべきか」という点については,あまり議論がかわされていないようです。
私が以前連載した「おいしい道路工事の話」でも書きましたが,今の状態で道路だけ造っても,地方は決して経済的発展は遂げません。一部の人しかも受からないし,一部の人しか恩恵にあずかれないからです。まずは,この辺の議論から始めるべきでしょう。
しかし,今回強行採決をする理由は,「とにかく年度内成立を目指したい」という思惑にすぎません。しかし,確かに憲法上衆議院の優越により強行採決をすればどうにかなる問題は多いですが,一方で,対等案件もあります。典型的なものは「人事」です。参議院は野党が牛耳っている今,徒に強行採決をやると,このような案件は全部通らないということになりかねません。すると,国会は空転を繰り返します。
安易な強行採決は,その後自分の首を絞めることでしょう。そして,何よりも「国民の信頼」を失うでしょう。タダでさえ,イージス艦問題で首相の対応に批判が集まり始めているだけに,なおのこと「国民の信頼」は重要な要素といえます。
イージス艦の事故処理も,ロス疑惑のことももちろん大切ですが,来年度の生活がかかった国会,もう少し注目してもよいのかなって思います。
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停滞国会が始まるかも
ガソリンの暫定税率問題,今日,明日で集中審理をするようですが,結局のところ,「地方に道路が必要」という点だけが強調されたことと,「道路特定財源で過去にちょっと違う使い方という無駄遣いをした」という亜流部分の議論だけが盛り上がり,本論である「そもそもどこにどういう道路が必要で,それをどの順序で整備するのか。また,過去に無駄な道路が造られてしまった原因はどこにあり,それについて同様なことが起こらないようにするにはどうするべきか」という点については,あまり議論がかわされていないようです。
私が以前連載した「おいしい道路工事の話」でも書きましたが,今の状態で道路だけ造っても,地方は決して経済的発展は遂げません。一部の人しかも受からないし,一部の人しか恩恵にあずかれないからです。まずは,この辺の議論から始めるべきでしょう。
しかし,今回強行採決をする理由は,「とにかく年度内成立を目指したい」という思惑にすぎません。しかし,確かに憲法上衆議院の優越により強行採決をすればどうにかなる問題は多いですが,一方で,対等案件もあります。典型的なものは「人事」です。参議院は野党が牛耳っている今,徒に強行採決をやると,このような案件は全部通らないということになりかねません。すると,国会は空転を繰り返します。
安易な強行採決は,その後自分の首を絞めることでしょう。そして,何よりも「国民の信頼」を失うでしょう。タダでさえ,イージス艦問題で首相の対応に批判が集まり始めているだけに,なおのこと「国民の信頼」は重要な要素といえます。
イージス艦の事故処理も,ロス疑惑のことももちろん大切ですが,来年度の生活がかかった国会,もう少し注目してもよいのかなって思います。
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イージス艦の問題にぶつけるようにロス疑惑が出てきたのも、アメリカに話題逸らしを依頼したんじゃないかと疑ってしまいます。
ニュースがどんどん信用できなくなっています。本当に国民にとって大事なものが、ろくに議論もないまま勝手に裏で進められ、国民生活を左右するほどの問題でもないことがセンセーショナルに騒がれることが多くなってきました。
ギョーザの問題だって、もっと早い段階で中国に抗議をし、独自の調査団を強行に送るくらいの勢いがあれば、今回のように「中国に責任はない」などとあっさり言われることはなかったんじゃないでしょうか。
政治家は冷凍食品なんて口にしないでしょうから、どうでもいい問題なんでしょう。ロス疑惑だって、日本人の問題で日本ですでに結審していることに、なぜアメリカが横槍を入れてくる必要があるんですか。そして証拠をつかんだといいながら、公表できないという。イラク攻撃の口実に「大量破壊兵器保持の証拠がある」といいながら、あとでウソでしたというような国です。
日本、なめられてますよ。その程度の政治でしかないことがますます露呈していますが。
ガソリン代がこのままだと、私の業種も値上げは必須です。まあなんでもかんでも上がるでしょうね。
で休みの日は出かける人は減って観光地は大打撃
(実際私がそうだし)
クルマは軽しか売れなくなるので自動車業界大打撃
(つうか乗らない人も増えるでしょうね)
しかしどこが儲かってるんでしょうか?
あっでもパソコンは今かなり仕事多いです・・・
中国は自分に首絞めたのわからないんでしょうね。
だってこれで中国産買わないもの。
高くても私も中国産以外を買います。
それで初めてわかるんじゃないですか?
ま、今の内閣に今なお絶大な期待をしている人の方が珍しいでしょうが。
今回の採決をどう評価するか,これこそまさに「有権者」たる私たちが,次の選挙で態度を表明するべきでしょうね。
日本政府は外交問題について日和見的な部分が結構あります。
そのようなあいまいな態度が,結果的に「日本はちょろい」と世界中から思われている部分かもしれませんね。
けんかを売れ,という意味ではありませんが,もう少し「強気な外交」でもよいのでは,と思います。
強行採決をする場合の捨て台詞は,「国民の民意だ」ということです。
本当に民意かどうか,次の選挙で私たち有権者が意思表示をすることが大切でしょうね。
ガソリン代の高騰が続けば、あらゆる業界にダメージが発生します。
極論ですが、高いガソリン代でいい道路を作っても、出来たころにはそれを利用できるのはごく一部の富裕層のみ、っていうことになりかねません。
いろいろな理屈はあるでしょうが、とにかくこういう機会だからこそ、「本当に必要なものは何か」を考えるべきでしょうね。
明らかになっていますが、それを追求する野党も
ひたすら責任論をふりかざすのみです。
しかしいま、もっとも大事なことは、石破さんの
進退問題でしょうか?
まだ、消息が分からない漁師さん親子の捜索に
どうして独自に動こうとしないのでしょうか。
できない事情があるのでしょうか。
結局、すべては政権取りの材料程度にしか考えて
いないのでしょうか。
野党も例によって「責任論」だけに終始しており,「とにかく大臣を首に」という点だけを重視しているように思えてなりません。
結局,悲惨な事故をいかに繰り返さないようにするか,また被害者家族に対してどう対応するかなどというそもそも論をすっ飛ばして,単なる「政争の具」にしているだけにしか思えず,ちょっと残念です。