あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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村上不安度

2005年10月04日 20時43分19秒 | スポーツ全般
村上ファンドが阪神電鉄の株式を3分の1以上取得したそうです。
それに対し,星野仙一氏が「阪神球団は私物じゃない。投資の材料にするな」と激怒しているそうです。

安心してください。阪神球団は必ず残ります!むしろもっと発展します。

確かに,商法上,株式を過半数取得すれば,その会社を乗っ取ることができます。また,3分の1以上持っていれば,特別決議を否決できるため,会社の重要案件についてのキーマンとなります。
星野氏や阪神ファンの多くの人は,「村上ファンドが株式を取得すれば,阪神電鉄が村上氏のものになる。そうなると,阪神タイガースが村上タイガースになっちゃうのではないか?」という懸念を持っているのだと思います。

しかし,過去村上氏は自分1人はで大がかりな企業買収をほとんどやっていません。彼が主にやっていることは,簡単に言うと,「企業経営規模に対して株式の価値が低いと思われる会社の株式を購入し,本来の適正価格にまで値を上げてから,買った株式を売却する」という単純な株式投資です。
ただ,一般の投資家との違いは,「多数の株式を購入することで株主総会での発言権を強めること。その結果,本来配当に回すべき利益をしっかり株式配当に回すなど,株主の地位向上と,経営陣対し,より一層儲かる経営手法を提示し,時には経営陣を交代するなど経営努力を推進すること(これが結果として株価の上昇になる)。」にあるのです。
したがって,村上氏は,阪神球団に目を付けたのは,至極当然だったわけです
阪神電鉄自体はあまり価値はないものの,阪神球団が子会社としてあることから,本来はもっと阪神電鉄の価値が上がってもよいはずです。それが,思ったほど上がっていないのは,経営努力が足らないか,利益配当が少ないか,または別の原因があるのかなどを村上氏なりに判断し,株価上昇の手法を考えているといえるでしょう。

とすると,村上氏がある程度口出しすることで,阪神電鉄の経営体質は大きく改善され,結果ドル箱である球団経営自体に対しても大きな影響(しかもプラスの影響)が期待できるといえます。

村上氏の行動にいらぬ不安感を持たなくても大丈夫です。阪神ファンの私としては,むしろ村上氏の登場により,さらなる阪神の発展が期待できるのではないかと思っています。
いわば,「村上商事」といえるでしょうか。ドゥーン!!

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