世界陸上よりも扱いが小さいニュースとなっていますが,埼玉県知事選挙の投票が26日に行われ,現職の上田清司氏が再選を果たしました。投票率は,27.67%で前回を約8%も下回る結果となってしまいました。
埼玉県知事選、現職・上田清司氏が再選…投票率は過去最低(読売新聞) - goo ニュース
投票率が・・
そもそも,今回の選挙は,4年前の乱立状態とはうってかわって静かな選挙となり,自公民の「ラブワゴン選挙」となったことから,事実上「上田知事への信任投票」状態でした。したがって,有権者の反応が鈍く,投票率が伸びないなあという予感はしました。
しかし,30%を切るというのは尋常ではありません。これは見方によっては,「上田知事不信任」であるといっても過言ではありません。
ただ,4年前の超乱立選挙の時でさえ,土屋前知事のさまざまなスキャンダルに県民が辟易としていたと思ったにもかかわらず,結果は35%という低さでしたから,埼玉の場合,「そもそも県政に興味0」という有権者が大半である,というのが実際のところではないでしょうか。
しかしながら,埼玉には,「南北問題」と「東西問題」と呼ばれるインフラ整備の格差問題や地域企業を含む県民所得格差問題,交通難民の発生などという諸問題が山積みとなっています。当然,それは自分たちの生活に完全に跳ね返ってくるものですから,県政に無関心ということは,すなわち「格差やむなし」と暗に認めていることに他なりません。
また,埼玉の場合,他の県と違って「郷土愛」が薄いという点もあります。お隣の群馬県の県民あげての「上毛カルタ」や,県民の大半が県歌「信濃の国」を歌える長野県などと比べると一目瞭然といえるでしょう。
上田知事のこれからの役割としては,もちろんマニュフェストの実現にあることはいうまでもありませんが,まず「県民をいかに県政に振り向かせるか」ということ,これをしっかり考える必要があるといえます。そのためには,やはり「郷土愛」がキーワードになるといえるでしょう。
もちろん,県歌を歌わせるとか,カルタを作るとかいうことを急に初めても無理です。郷土愛を持たせるためには,やはり「埼玉って良い場所だなあ」と思わせることが必要なのです。
これは,はっきりいって大変です。当然,4年間では実現できません。しかし,多少なりともその礎を築き上げることが大切だと思います。
県民の4分の3が不信任である上田知事にとって,これからが正念場であるといえるでしょう。今回の結果に決して満足することなく,ましてや天狗になることなく,むしろ今まで以上に「燃える知事」になってほしいと思います。
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投票率が・・
そもそも,今回の選挙は,4年前の乱立状態とはうってかわって静かな選挙となり,自公民の「ラブワゴン選挙」となったことから,事実上「上田知事への信任投票」状態でした。したがって,有権者の反応が鈍く,投票率が伸びないなあという予感はしました。
しかし,30%を切るというのは尋常ではありません。これは見方によっては,「上田知事不信任」であるといっても過言ではありません。
ただ,4年前の超乱立選挙の時でさえ,土屋前知事のさまざまなスキャンダルに県民が辟易としていたと思ったにもかかわらず,結果は35%という低さでしたから,埼玉の場合,「そもそも県政に興味0」という有権者が大半である,というのが実際のところではないでしょうか。
しかしながら,埼玉には,「南北問題」と「東西問題」と呼ばれるインフラ整備の格差問題や地域企業を含む県民所得格差問題,交通難民の発生などという諸問題が山積みとなっています。当然,それは自分たちの生活に完全に跳ね返ってくるものですから,県政に無関心ということは,すなわち「格差やむなし」と暗に認めていることに他なりません。
また,埼玉の場合,他の県と違って「郷土愛」が薄いという点もあります。お隣の群馬県の県民あげての「上毛カルタ」や,県民の大半が県歌「信濃の国」を歌える長野県などと比べると一目瞭然といえるでしょう。
上田知事のこれからの役割としては,もちろんマニュフェストの実現にあることはいうまでもありませんが,まず「県民をいかに県政に振り向かせるか」ということ,これをしっかり考える必要があるといえます。そのためには,やはり「郷土愛」がキーワードになるといえるでしょう。
もちろん,県歌を歌わせるとか,カルタを作るとかいうことを急に初めても無理です。郷土愛を持たせるためには,やはり「埼玉って良い場所だなあ」と思わせることが必要なのです。
これは,はっきりいって大変です。当然,4年間では実現できません。しかし,多少なりともその礎を築き上げることが大切だと思います。
県民の4分の3が不信任である上田知事にとって,これからが正念場であるといえるでしょう。今回の結果に決して満足することなく,ましてや天狗になることなく,むしろ今まで以上に「燃える知事」になってほしいと思います。
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埼玉にはまだまだいろいろ隠れた資源があります。ただ,それをうまく内外にアピールできないところがちょいとばかり問題というか下手だなあ,って感じるところです。
草加煎餅や川越の芋ようかんなどなど,名産も結構あります。
こういうところを少しずつ発掘していくのも実は大切かもしれませんね。
幼き頃、渋い句のカルタ(例「ろ・老農船津傳次平」「わ・和算の大家 関孝和」など)は、「誰だよそれ」と思いつつ取っていました。
でも成人後、新島譲、内村鑑三などの名を知ったり、つい先日上野の科博で関孝和の和算を見てぶったまげたりと、上毛カルタ戦略は結構功を奏している気がします。
勿論おかにゃんさんの仰る通り「県歌を歌わせるとか,カルタを作るとかいうことを急に初めても無理」ですよねえ…
ちなみに群馬県歌、GTVの放映終了時に流れるんです。2~3月は、「県内大学合格者速報」放送直後に「県歌」が流れます。なので何度も聴いてこれも覚えてしまいました…(笑)
私、まんまと郷土戦略にはまってるんですかねえ?
埼玉でも、G田市民は郷土愛に満ちてる気ィしますけど
うちの甥御も去年は「上毛かるたの学校代表になった」などと言ってました。埼玉県人からは「だから?」くらいにしか思わないのですが,群馬ではこれがものすごいステータスになるんだ,と別の群馬県人から聞いたことがあります。
上毛カルタの中身を全部見たことはありませんが,確かに自然と群馬の地理歴史文化などを覚えられる内容になっていますね。あれは秀作だと思います。
埼玉だと,有名人って,渋沢栄一と北斗晶とアントン・ウィッキー位かなあ(嘘,もっといますよ!)。
武州かるた(仮称)として,「あ:朝からきついぞ,英会話」「い:犬も歩けば木刀に当たる」「う:うまい,うますぎる十万石」なんてどうでしょうか(笑)。
んー,やっぱり埼玉県人には郷土愛はないかも(T.T)
以前某局の番組審議会で余った超高級和菓子を食べて
「う、うまい!うますぎる!」
と叫んだら、
「じゅ、十万石・・・クククク」と反応した子、茨城県民でしたもん。
検索でもけっこうな数ヒットしますしね~(´-`)
あ、これのレスは不要でっす(^^)/~~~