平成19年度末の国の借金合計が849兆円で,去年より約15兆円増加したようです。これを国民1人あたりの借金に換算すると665万円になります。
国の借金849兆円 1人当たり665万円(共同通信) - goo ニュース
一家4人だとしたら一家で2660万円也
今日にでも特定財源10年間継続法案が再可決するという絶妙なタイミングでのこの発表は,少々政策的なものを感じずにはいられませんが,逆に言うと,「これだけ借金があるのに,まだ巨額の道路整備を行うのか?」ということにもなろうかと思います。
前述のとおり,4人家族が抱えている国の借金は,住宅ローンとほぼ同額です。住宅ローン残高が2660万円ある方は多いかと思いますが,その中で「よし,借金返しながらもう1軒家でも買うか」とか「よーし,高級外車でも買うか」と考える人がどのくらいいるでしょうか。
この例でもっと分かりやすく言うと,国民1人あたりの借金が665万円とすると,19年度の歳入が約83兆円(公債費込み)になりますので,国民1人あたりの歳入は,約65万円くらいということになります。もし,公債費を抜いた額(57兆)とすると,国民1人あたりの歳入は約45万円ということになります。
つまり,この借金の額をもっと現実的に言うと,「一家の年収900万円のサラリーマンの住宅ローン残高は1億3300万円」ということになります。これ,破産ですよね。当然,もう1軒家を買うのはもちろんのこと,軽自動車すら買えない状態でしょう。
(この辺については,去年のデータですが,財務省で発表している資料がありますので,これを参考にするとよいでしょう。)。
このサラリーマンの立場なら,「とにかく借金減らさないと」という発想になるはずです。そのためには,もちろん残業をしたり,家族がパートやバイトをするなど「収入を増やす」ことを考えるでしょうが,仮に子供が小さく,パートにもいけないし,会社も経営状態が良くなくてとても残業代も出なければ給料も上がる見込みがないとなれば,あとは「支出の抑制」を考えるしかないはずです。
国の財政はまさにこれくらい逼迫しています。こんな財政状態なのに,それでも「税金集めて道路作るぞー」と言えるでしょうか。まずは,「道路はミニマム整備にして,まずは財政再建させる。その上で,ある程度再建できて,日本の景気が良くなり,税収が増えてくれば,その時点で整備計画を考えよう」というスタンスが普通の発想ではないでしょうか。
「足らないから増税」理論は,「給料安いから給料増やせ」と社長に直談判することと同じです。闇雲に社長に直談判したらどうなるでしょうか。「お前,アホか」と言われるでしょうね。国民だって同じこと。闇雲に「増税」といったら,「お前,アホか」と言うでしょう。
借金を減らす努力がまず大切なのです。
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国の借金849兆円 1人当たり665万円(共同通信) - goo ニュース
一家4人だとしたら一家で2660万円也
今日にでも特定財源10年間継続法案が再可決するという絶妙なタイミングでのこの発表は,少々政策的なものを感じずにはいられませんが,逆に言うと,「これだけ借金があるのに,まだ巨額の道路整備を行うのか?」ということにもなろうかと思います。
前述のとおり,4人家族が抱えている国の借金は,住宅ローンとほぼ同額です。住宅ローン残高が2660万円ある方は多いかと思いますが,その中で「よし,借金返しながらもう1軒家でも買うか」とか「よーし,高級外車でも買うか」と考える人がどのくらいいるでしょうか。
この例でもっと分かりやすく言うと,国民1人あたりの借金が665万円とすると,19年度の歳入が約83兆円(公債費込み)になりますので,国民1人あたりの歳入は,約65万円くらいということになります。もし,公債費を抜いた額(57兆)とすると,国民1人あたりの歳入は約45万円ということになります。
つまり,この借金の額をもっと現実的に言うと,「一家の年収900万円のサラリーマンの住宅ローン残高は1億3300万円」ということになります。これ,破産ですよね。当然,もう1軒家を買うのはもちろんのこと,軽自動車すら買えない状態でしょう。
(この辺については,去年のデータですが,財務省で発表している資料がありますので,これを参考にするとよいでしょう。)。
このサラリーマンの立場なら,「とにかく借金減らさないと」という発想になるはずです。そのためには,もちろん残業をしたり,家族がパートやバイトをするなど「収入を増やす」ことを考えるでしょうが,仮に子供が小さく,パートにもいけないし,会社も経営状態が良くなくてとても残業代も出なければ給料も上がる見込みがないとなれば,あとは「支出の抑制」を考えるしかないはずです。
国の財政はまさにこれくらい逼迫しています。こんな財政状態なのに,それでも「税金集めて道路作るぞー」と言えるでしょうか。まずは,「道路はミニマム整備にして,まずは財政再建させる。その上で,ある程度再建できて,日本の景気が良くなり,税収が増えてくれば,その時点で整備計画を考えよう」というスタンスが普通の発想ではないでしょうか。
「足らないから増税」理論は,「給料安いから給料増やせ」と社長に直談判することと同じです。闇雲に社長に直談判したらどうなるでしょうか。「お前,アホか」と言われるでしょうね。国民だって同じこと。闇雲に「増税」といったら,「お前,アホか」と言うでしょう。
借金を減らす努力がまず大切なのです。
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無駄な歳出削減が本当に重要です。ただ,一方で,「人件費削ればそれでノルマ達成」みたいな「考えなし削減」でごまかそうという風潮が拡がり始めているのも事実です。
そういう点では,結果の良し悪しは別にして,大阪府の検討している抜本的削減案は,手法としては高く評価できます。
あとは,族議員が果たして本当に10年後,100年後の日本のことを考えているのか,そこでしょうね。「道路作れば,日本中の流通が発展し,日本中の経済がよくなる」と本気で思っているのであれば,議員としての能力は0といって良いでしょう。「ネズミ講の理論」と「道路発展理論」は同じようなものですよね。
増税増税って国民も産業界も打ち出の小槌ではないですから。
しかし、利権議員はぺらぺらしゃべっている内容を自分の子どもの眼を見ながらいえるんでしょうかね。
タイゾー議員じゃありませんが,「料亭会合」が普通だと思っている人たちには,「パンが20円値上げした」とか「あの店はガソリンが2円安い」とかに一喜一憂しながら生活している私たちの気持ちは全く分からないのではないでしょうか。
本当に,「合法的革命」でも起こしたいですね。
いいことを取り入れず、金魚の糞でしか生き延びていけない世界なのでしょうね?
この際国民が立ち上がって政党ぶっ潰すか、国会自体を民営化にしてみたいものですね?
しかしながら一部の民間企業も無駄の多い所あるらしいですが(諸経費節約して、給与上げろいうの)。
私の場合,「給料上げろ」という主張よりも,我が家内部で「てんぷら揚げろ」という主張の方が多いかもしれません。でも,未だ実現ならず給料上がる以上に難関な「天ぷら」なのであります。
それはさておき,わが国もそろそろ「身の丈にあった事業」ということを考える時期に来たのかもしれませんね。
確かに,今の議員にカルロス・ゴーンさんのような人は少ないですね。
必要なのは,「己の保全」ではなく「己の身を削る」議員なのですがねえ。
もちろん必要な道路整備は行う必要があるでしょうが,何よりもまずは「借金の整理」にあるでしょうね。
そのためには,国民だけではなく政治家も痛みを伴う改革が必要でしょう。
> 「お前,アホか」と言われる
ボンクラめのバヤイですと、「給料上げろー!」と要求されますと、条件反射的に平伏すると・・・(ぼんびー汗)
> 借金を減らす努力がまず大切
むかーし、ボンクラめがまだ若かりし?頃に薫陶を受けた某大先生(謎)は・・・
「己の懐具合にあった事業を行え!」
・・・が口癖でありました(薫陶汗)
こんなに借金があるのに、国会議員の先生方は
イマイチ危機感に乏しいようにお見受けします。
大手術が必要な重病患者状態ですよね。
日産再生したゴーン氏みたいな方に任せたら
まず首を切られるのは議員さんかしら?
国は借金をこれ以上増やさないようにしてもらいたいものですね。