大阪府知事選挙が今日投票日を迎え,即日開票の結果,タレントで弁護士の橋下徹氏が当選しました。38歳ということで,現役知事では最年少ということになります。
タレントで弁護士の橋下徹氏が当選確実 大阪府知事選(朝日新聞) - goo ニュース
宮崎県知事とは事情が違うぞ
この記事を書いている時点では,まだ開票作業中なので細かい分析はできませんが,事前の世論調査によると,事実上の対立候補であった熊谷氏の猛追があったようですが,それでも7ポイント程度の余裕があったようです。つまり,当初ほどの楽勝選挙ではないものの,やはり下馬評どおりの結果だったといえます。しかし,単にタレントだからという理由だけで当選したようではないと思われます。
確かに,大阪府民の中には,一部では「誰でも同じだから有名人に」というのりで投票したというところも事実あるようではありますが,やはり何よりも「金と政治の分離」に大きな期待が持てるということと,変なしがらみを受けることなく財政再建が果たせるのではないかという期待感が彼を知事に押し上げたものと思われます。事実,熊谷氏は民主党推薦であったとはいえ,一方でいわゆる「土建政策」も掲げていたため,これが大阪府民にはいまひとつ受け入れられなかったのではと思われます。
また,投票率が上がった(といっても,50%いかないみたいですが)点についても,府民は「今の大阪はやばいかも」という危機感を抱き始めたといえます。そして,それを打破するのはしがらみのない橋下氏であると判断したものと思われます。
さて,問題はここからです。大阪府議会は一応自民党与党であることから,自民党推薦の橋下知事を支えるようにも思えますが,水面下ではいろいろな思惑が見え隠れしていたことから一筋縄ではいかないでしょう。特に自民党政策に反旗を翻すような改革プランを出した場合,議会としては猛反発を食らう可能性が当然に想定されます。この場合に,知事としていかにリーダーシップを発揮できるか,ここが橋下知事の手腕といえるでしょう。
また,行政経験が乏しい点から,官僚主導に陥る恐れもあります。おそらく,この点は友人の東国原知事からいろいろと教えを請うとは思いますが,この点は理屈ではなく実践ですから,果たしてどの程度まで官僚を「生かさず殺さず」でいけるか,ここも大きなポイントといえるでしょう。
そして,何よりも注意したい点,それは「タレントカラーを出してはいけない」というところです。ここは宮崎県とはまったく事情が違います。宮崎県の場合,いわゆる典型的な「地方」の県だったため,何よりも「県の内需拡大」が必須条件だったのです。そういう意味で,東国原知事の「宮崎のセールスマン」政策は大変重要な内容であったため,言葉は悪いが「タレント面」をすることは許されたのです。
しかし,大阪府の場合,確かに「内需拡大」は重要なのですが,宮崎県と違って知名度は高いです。したがって,東国原知事同様の「タレント面」をしても,思ったほどの効果は出ません。必要なことは,「大阪の売り込み」よりも「まず借金の整理」にあるのです。むしろ,言動如何では,逆に府民からの反感すら招きません。あくまでも,「知事」として行動をするべきでしょう。
橋下知事が失敗するとしたら,この「タレント面」を出しすぎた場合におこるトラブルではないでしょうか。
とはいえ,純粋な民間出身という点は,しがらみのない大鉈を振るう財政再建が期待できます。さまざまな困難をもろともせず,大阪府民のために4年間全力を尽くしてほしいものです。
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タレントで弁護士の橋下徹氏が当選確実 大阪府知事選(朝日新聞) - goo ニュース
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確かに,大阪府民の中には,一部では「誰でも同じだから有名人に」というのりで投票したというところも事実あるようではありますが,やはり何よりも「金と政治の分離」に大きな期待が持てるということと,変なしがらみを受けることなく財政再建が果たせるのではないかという期待感が彼を知事に押し上げたものと思われます。事実,熊谷氏は民主党推薦であったとはいえ,一方でいわゆる「土建政策」も掲げていたため,これが大阪府民にはいまひとつ受け入れられなかったのではと思われます。
また,投票率が上がった(といっても,50%いかないみたいですが)点についても,府民は「今の大阪はやばいかも」という危機感を抱き始めたといえます。そして,それを打破するのはしがらみのない橋下氏であると判断したものと思われます。
さて,問題はここからです。大阪府議会は一応自民党与党であることから,自民党推薦の橋下知事を支えるようにも思えますが,水面下ではいろいろな思惑が見え隠れしていたことから一筋縄ではいかないでしょう。特に自民党政策に反旗を翻すような改革プランを出した場合,議会としては猛反発を食らう可能性が当然に想定されます。この場合に,知事としていかにリーダーシップを発揮できるか,ここが橋下知事の手腕といえるでしょう。
また,行政経験が乏しい点から,官僚主導に陥る恐れもあります。おそらく,この点は友人の東国原知事からいろいろと教えを請うとは思いますが,この点は理屈ではなく実践ですから,果たしてどの程度まで官僚を「生かさず殺さず」でいけるか,ここも大きなポイントといえるでしょう。
そして,何よりも注意したい点,それは「タレントカラーを出してはいけない」というところです。ここは宮崎県とはまったく事情が違います。宮崎県の場合,いわゆる典型的な「地方」の県だったため,何よりも「県の内需拡大」が必須条件だったのです。そういう意味で,東国原知事の「宮崎のセールスマン」政策は大変重要な内容であったため,言葉は悪いが「タレント面」をすることは許されたのです。
しかし,大阪府の場合,確かに「内需拡大」は重要なのですが,宮崎県と違って知名度は高いです。したがって,東国原知事同様の「タレント面」をしても,思ったほどの効果は出ません。必要なことは,「大阪の売り込み」よりも「まず借金の整理」にあるのです。むしろ,言動如何では,逆に府民からの反感すら招きません。あくまでも,「知事」として行動をするべきでしょう。
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本人の口からも「大阪府民はそこまでバカではない」と何度も言っていました。それはそうだと思います。
だからこそ,その府民の期待を裏切ることだけはして欲しくありません。そこだけです。
「大阪変えよう」という叫びに対して、府民に選ばれた責任は大きいですし、時には補助金などの意味で、推薦された自公にも反論しなければならない状態になるかもしれません。
その時にどういった言動をするか、それが課題のひとつだと思います。
今回の選挙は,有権者も真剣に考えて投票したものと思われます。タレント云々ではなく,大きな可能性を秘めた橋下氏に期待をしたのではないでしょうか。
しかし,財政再建は相当大変でしょうね。
「本業は知事」,この自覚はしっかり持たなければあっという間に府民はそっぽを向いてしまうでしょうね。
あとは,自公との対決だってあるでしょう。そこで,いかにぶっちゃけトークができるか,そこが肝でしょうね。
シーサーの障害の影響でPCから見られないかもしれませんが、
両方とも着弾してますので。
参院選の丸山センセもそうですが、「タレントが政界を目指した」ではなく、
「政界を目指した弁護士がタレントもやっていた」ですから、
マスコミなどが「タレント知事」と十把一絡げにしているのは、
必ずしも正しくないでしょうね
(とか言いつつ、分かりやすいから記事では「タレント知事」って使っちゃいましたが)。
ただその分、ノックちゃんや東さん、青島だあよりは要求されるものも大きいでしょうし、
大阪府の状況も待ったなしですから、急ぎつつも慎重に、頑張ってほしいものですね。
「タレント知事」となるか,「元タレントの知事」となるかは,橋下氏のこれからの行動如何によるでしょう。とにかく,公約どおり「大阪府民の生活のため」に全力で頑張ってほしいものです。
大阪の場合,ノックさんの例もありますので(もっとも,彼もすべてが失策とも言いきれないのですが),変なこと考えずにとにかく知事として職務を全うしてほしいものです。
橋下氏の当選が決まってからもTV局に引っ張りだこでいつ寝てるんだろう?って心配になってしまいます。いくら若いとは言えども。
初めTVで見た印象は「茶髪で何かっこつけてんねん?」みたいに思ったのですが、「子供が7人」「今の弁護士のあり方に疑問に思ってる」などイメージがアップしました。自民が推薦は引っかかりますが(無党派です)、この人ならって思いましたね。
東国原さんに負けないパワーがあることを期待しております。
この商売,体力勝負の部分もありますよね。
とにかく,大阪府民のためにも病気にならない程度に一生懸命がんばってほしいものですね。